
「そろそろ実家を出たい。でも、東京で一人暮らしをするのは高すぎる」
そう思って物件サイトを開いたものの、家賃や初期費用を見て、そっと画面を閉じた経験はありませんか?余談ですが、私は新しいクルマが欲しくて、カー○ンサーのアプリを開いては閉じる毎日です。
親の目を気にせず暮らしたい。自分の生活リズムで過ごしたい。通勤時間を短くしたい。友人や恋人を気兼ねなく招きたい。
それでも、家賃を払ったら貯金がほとんどできない。家具家電や契約費用まで考えると、実家を出るのは現実的ではないように感じてしまいます。
今の20代が実家を出にくいのは、覚悟が足りないからではありません。東京で新しく部屋を借りる人が支払う家賃が、実際に大きく上昇しているからです。
ただし、実家に残るか、高いワンルームを借りるかの二択ではありません。
本記事では、東京のワンルーム賃料が上がっている理由、実家を出ることで得られる経験、一般賃貸とシェアハウスの費用差を整理しながら、20代が無理なく独立する方法を考えていきます。
LIFULL HOME'Sが2025年に実施した調査では、首都圏出身・首都圏在住の20代のうち、37.7%が実家暮らしでした。一人暮らしの27.7%を上回っています。
しかし、実家暮らしの20代のうち55.7%は、今後実家を出る予定や意思が「ある」と回答しています。
つまり、実家を出ることに興味がない人ばかりではありません。実家を出たい気持ちはあっても、お金の問題で踏み切れない人が多いことが分かります。
この調査は、同じ条件で2020年や2022年と比較した時系列調査ではありません。そのため、37.7%という数字だけから、実家暮らしが何ポイント増えたかまでは分かりません。
ただし、東京の家賃と生活費が上がっている一方で、実家暮らしを続ける理由として「貯金したい」「一人暮らしの費用を払えない」が上位に挙がっています。
以前よりも、実家を出たい20代にかかる経済的な圧力が強くなり、独立を先送りする人が増えていると考えるのが自然です。
「東京のワンルームは高すぎる」という感覚は、決して気のせいではありません。
アットホームが公表した2026年4月の調査では、東京23区にある30㎡以下の賃貸マンションの平均募集家賃は、11万2,585円でした。
マンションは23か月連続、アパートは12か月連続で、2015年1月以降の最高値を更新しています。
2015年1月を100とした家賃指数は、30㎡以下のマンションが138.2、アパートが118.1です。
マンションについては、約11年間で募集家賃の水準が38%以上上昇したことになります。
私が初めて一人暮らしをしたのは、今から20年以上前、大学生の時でした。
選んだのは、豊洲駅から徒歩20分ほどの場所にある、約20㎡のワンルームマンション。当時の家賃は6万円でした。
最近、同じマンションの募集情報を確認してみると、家賃は7万円になっていました。
あれから建物は20年以上古くなっています。それでも、家賃は下がるどころか1万円上がっています。
豊洲の街が大きく発展した影響はありますが、「建物が古くなれば、昔より安く借りられるはず」という感覚が、今の東京では通用しにくくなっていることを実感します。
東京の家賃高騰には、複数の要因が重なっています。
今の部屋を出ると、次の部屋の家賃が高くなるため、住み替えを控える人が増えています。
賃貸に回ることが多い投資用ワンルームマンションの供給戸数が減っています。
土地、資材、人件費、設備、保険、修繕費などが新しい募集家賃に反映されます。
マンション価格の高騰によって購入を見送り、賃貸に住み続ける人が増えています。
進学や就職による人口流入が、以前から東京の賃貸需要を支えています。
例えば、現在7万円のワンルームに住んでいる人が、同じエリアで同程度の部屋へ引っ越そうとすると、次の部屋は8万円や9万円になっていることがあります。
さらに、新しい部屋を契約すれば、敷金、礼金、仲介手数料、保証会社の利用料、火災保険、鍵交換、引越し代も必要です。
今の部屋に大きな不満がなければ、「引っ越さずに、そのまま住み続けた方が得」という判断になります。
アットホームの市場担当者も、現在の住まいを更新して住み続ける人が増え、次の人が借りられる空室が出にくくなっていると説明しています。
空室が出た場合も、大家側は次の募集時に現在の相場に合わせて家賃を見直します。
そのため、同じ建物でも、昔から住んでいる人の家賃は7万円、新しく入る人の家賃は8万円ということが起こります。
単身者向けの賃貸住宅として使われることが多い、投資用ワンルームマンションの供給も減っています。
不動産経済研究所の調査によると、首都圏の投資用マンション供給戸数は、2024年に4,241戸となり、前年より555戸、11.6%減少しました。
供給戸数は4年連続で減少しています。
さらに、2025年上期の供給戸数は1,846戸で、前年同期比14.0%減。東京23区で供給があったエリアも、前年の16区から8区へ半減しました。
| 首都圏の投資用マンション | 供給戸数 | 前年からの変化 |
|---|---|---|
| 2023年 | 4,796戸 | 5,000戸を下回る |
| 2024年 | 4,241戸 | 前年比11.6%減 |
| 2025年上期 | 1,846戸 | 前年同期比14.0%減 |
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投資用マンションのすべてが賃貸に出るわけではなく、単身向け賃貸住宅の全供給量を示す数字でもありません。
それでも、20~30㎡前後の部屋が中心であり、東京の一人暮らし向け住宅の新規供給を考える上で、重要な指標の一つです。
新しく供給される部屋が減り、既存入居者も退去しない。その両方が同時に起きれば、物件サイトに出てくる手頃な空室は少なくなります。
東京では、土地の取得費、建築資材、人件費、設備費が上昇しています。
建物が完成した後も、共用部の電気代、火災保険、清掃費、修繕費、設備交換費などが必要です。
新築物件は、高くなった土地代と建築費を回収するため、最初から高い家賃を設定します。
築年数の古い物件でも、退去後にエアコン、給湯器、キッチン、壁紙などを交換すれば、その費用を次の募集家賃へ反映せざるを得ません。
そのため、築古物件だからといって、以前より安く募集されるとは限らなくなっています。
東京では、賃貸住宅だけでなく、分譲マンションの価格も大きく上昇しています。
以前なら、30代で住宅を購入して賃貸市場から出ていた人が、マンション価格や住宅ローン負担の上昇によって購入を見送り、賃貸に住み続けるケースが増えています。
賃貸に住み続ける人が増えれば、単身者向けやカップル向けの部屋が空きにくくなります。
売買市場でも、過去に安い価格で住宅を購入した人は有利です。
現在の住宅を売って住み替えようとしても、次に買う住宅は以前より高くなっています。そのため、賃貸でも売買でも、既に住まいを確保している人が動きにくい状況が生まれています。
進学や就職をきっかけに、東京へ移る若者は以前から多くいます。
人口流入は最近突然始まったものではないため、ここ数年の急激な家賃上昇を、人口だけで説明することはできません。
ただし、東京で単身者向け住宅を必要とする人が継続的に入ってくることは、家賃が上がっても需要が大きく崩れない土台になっています。
現在の家賃高騰は、人口流入という以前からの需要に、供給の減少、住み替え控え、住宅価格の高騰、建築・管理コストの上昇が重なった結果です。
実家を出れば、それだけで立派な大人になれるわけではありません。
実家から職場や学校へ無理なく通えて、家族との関係も良く、毎月しっかり貯金できているなら、実家に残ることは合理的です。
それでも「一度は自分で暮らしてみたい」と考える人が、お金を払って得るものは、単なる自由や気分転換ではありません。
最も大きいのは、自分の生活を、自分一人で運営する経験です。
| 身につく経験 | 一人で行うこと | 将来どこで役立つか |
|---|---|---|
| お金の管理 | 家賃、食費、光熱費、交際費、貯金を収入内に収める。 | 転職、収入減、結婚、住宅購入への備え。 |
| 家事を回す力 | 料理、洗濯、掃除、ゴミ出し、日用品の補充を続ける。 | 同棲、結婚、育児、家族との家事分担。 |
| 契約を理解する力 | 賃貸契約、保険、通信、電気、退去条件を確認する。 | 高額な契約で損をしないための判断。 |
| 健康管理 | 食事、睡眠、体調、通院、薬の準備を自分で管理する。 | 仕事を続けるための自己管理。 |
| 時間管理 | 起床、家事、仕事、勉強、休息を自分で組み立てる。 | 仕事、副業、資格勉強との両立。 |
| 問題解決 | 設備故障、支払い、騒音、体調不良などに自分で対応する。 | 困った時に調べ、連絡し、解決する力。 |
| 自分の生活を知る | どんな環境なら快適に暮らせるのかを確かめる。 | 将来の住まい、同棲、結婚相手との相性判断。 |
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食費を使いすぎた。洗濯物がたまった。電球が切れた。体調を崩した。インターネットがつながらない。
一つ一つは小さな出来事です。
しかし、誰かが先回りして解決してくれる実家から離れると、「困った時に、自分で調べて動く」という習慣が身につきます。
失敗しないことよりも、小さく失敗し、自分で修正できるようになることに、一人暮らしの価値があります。
実家から職場まで片道75分、独立後は片道30分になるとします。
1日で90分、月20日勤務なら、月に約30時間を取り戻せます。
その時間を睡眠、勉強、副業、運動、友人との時間に使えます。
だからこそ、実家を出る時は、単に家賃が安い場所を探すだけでは意味がありません。
実家よりも職場や学校に近くなり、自分の時間を増やせる場所を選ぶ必要があります。
私が初めて一人暮らしを始めた時、十分な貯金や高い収入があったわけではありません。
奨学金を借り、アルバイトを必死にやって、家賃と生活費を払いながら、なんとか生活したもので、余裕のある暮らしではありませんでした。
今月はいくら使えるのかを考え、食費を抑え、自分で洗濯や掃除をしながら、学校とアルバイトを両立。
自分で生活を組み立てる経験は、その後の暮らしの土台になりました。
最初から「絶対に大丈夫」と確信していたわけではありませんが、始めてみると、限られたお金の中で暮らす方法を少しずつ覚え、結局はなんとか生活できたものです。
実家を出るか迷っている時は、家賃だけではなく、自由、初期費用、プライバシー、通勤時間、身につく経験まで含めて比べる必要があります。
| 比較項目 | 実家暮らし | ワンルーム賃貸 | 個室シェアハウス |
|---|---|---|---|
| 毎月の住居費 | 最も抑えやすい | 最も高くなりやすい | ワンルームより抑えやすい |
| 入居時の費用 | 原則不要 | 契約費用・引越し・家具家電が必要 | 比較的少ない |
| プライバシー | 家族との距離が近い | 最も確保しやすい | 個室は確保、設備は共有 |
| 生活の自由度 | 家族の生活ルールがある | 最も自由度が高い | 物件ごとの生活ルールがある |
| 家具家電 | 実家の設備を利用 | 自分で購入する | 備え付けが多い |
| 短期間のお試し | できない | 2年契約が一般的 | 3~6か月から住める物件もある |
| 人との距離 | 家族と近い | 一人で過ごせる | 個室と交流を使い分けられる |
| 生活経験 | 家族に頼れる部分が残る | すべて自分で行う | 自立しながら人にも相談しやすい |
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実家暮らしは、お金を貯めるという点では圧倒的に有利です。
ワンルームは自由とプライバシーを最も確保しやすい一方、初期費用と毎月の負担が大きくなります。
個室シェアハウスは、その中間に位置します。
キッチンや浴室は共有になりますが、自分の個室を持ちながら、家具家電や契約費用の負担を抑えられます。
ここでは、東京で比較的安いワンルームを借りる場合と、個室シェアハウスへ入居する場合の住居関連費を比較します。
金額だけを並べても分かりにくいため、まず計算の前提を確認します。
| 費用項目 | ワンルーム賃貸 | 個室シェアハウス |
|---|---|---|
| 敷金・保証金 | 75,000円 | 30,000円 |
| 礼金 | 75,000円 | 0円 |
| 仲介・契約手数料 | 82,500円 | 50,000円 |
| 保証会社 | 40,000円 | 0円想定 |
| 火災保険・鍵交換 | 42,000円 | 契約費用に含む想定 |
| 家具家電 | 120,000円 | 0円 |
| 引越し費用 | 30,000円 | 15,000円 |
| 初月家賃等 | 80,000円 | 70,000円 |
| 入居までに必要な現金 | 約54万5,000円 | 約16万5,000円 |
| 毎月の住居関連費 | 95,000円 | 70,000円 |
| 初年度の概算 | 約160万円 | 約94万円 |
| 初年度の差額 | 約66万円 | |
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一般賃貸でも、礼金なし、仲介手数料なし、家具家電付きの物件はあります。
また、敷金は退去後に一部戻ってくる可能性があります。
一方、シェアハウスでも、事務手数料、清掃費、退去費用、短期解約違約金などがかかる場合があります。
大切なのは、家賃だけを比べるのではなく、入居日までに用意する現金と、最初の1年間に支払う総額を確認することです。
独立の目的は、単に安い部屋へ移ることではありません。通勤・通学時間を短くし、自分の時間を増やすことです。実家より遠い場所へ移るだけなら、毎月住居費を払うメリットは小さくなります。
築浅、鉄筋コンクリート、駅徒歩5分、バス・トイレ別をすべて求めると、家賃は高くなります。耐震性、管理状態、防犯性を確認した上で、築年数や建物種別を緩めると選択肢が増えます。
冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、ベッド、照明、カーテンを一度にそろえると、10万円以上かかります。初めて実家を出る人ほど、家具家電付き物件を選ぶ効果は大きくなります。
勤務先や学校によっては、住宅手当、借り上げ社宅、提携寮、引越し補助を利用できます。制度があっても、自分から申請しなければ使えない場合があるため、就業規則や学校の案内を確認しましょう。
いきなり家具家電を買い、2年間の賃貸契約を結ぶ必要はありません。短期契約できる個室シェアハウスなら、実家の外で暮らせるか、自分で生活費や家事を管理できるかを試してから、次の住まいを考えられます。
実家では、帰宅時間、食事、掃除、休日の過ごし方など、本人にとっては小さなことまで家族の目に入ります。
親は心配して声をかけているつもりでも、本人には干渉されているように感じることがあります。
親側も、家事をしない、帰宅が遅い、部屋を片付けないといった不満を抱えます。
別々に暮らすと、このような日常の小さな摩擦が減ります。
毎日顔を合わせて注意し合う関係から、自分で連絡し、会う日を決め、近況を話す関係へ変わります。
さらに、食事、洗濯、掃除を自分でするようになると、実家で家族がしてくれていたことにも気づきます。
SHARE PARADEで取材したクルミさんは、社会人1年目の冬まで実家で暮らしていました。
親に守られた環境で育ち、自分が「世間知らずになっているのではないか」という不安を抱えていたそうです。
シェアハウスへ移った後は、仕事や学校だけでは出会えなかった人たちと関わり、料理を始めるなど、生活そのものにも変化が生まれました。
実家の外へ出ることは、家事を覚えるだけではありません。自分とは違う生き方や価値観に触れ、自分の興味や行動範囲を広げる経験にもなります。
荒井さんは、大学1年生の時に実家を離れ、約5か月間シェアハウスで暮らしました。
実家から大学までは片道約1時間30分。アルバイト先の近くで生活し、今までにない経験をしてみたいと考え、シェアハウスを選んだそうです。
住んでいたのは、20代後半の社会人、俳優を目指す人、外国人などが暮らす大型物件でした。
大学だけでは出会わない人と生活し、働き方や将来について考えるようになった一方、生活音や共有キッチンの使い方など、他人と暮らす大変さも経験しました。
そして、外で暮らしたからこそ、実家では自分のやりたいことに時間を使え、お金の心配も少なかったことに気づいたと話しています。
一度家を出たからこそ、実家のありがたさを具体的に理解できたのです。
家賃だけではなく、管理費、共益費、光熱費、インターネット代まで含めて計算します。
手取り17万円なら、住居関連費は6万~7万円以内が現実的な目安です。
8万円を超えると、食費、日用品、交際費、奨学金返済、貯金に使える金額が急激に少なくなります。
一人暮らしを始める前に、毎月払う予定の住居費を、別の口座へ移してみましょう。
例えば、住居関連費として月7万円を想定しているなら、実家にいる間に3か月連続で7万円を貯金します。
それでも生活が苦しくなければ、その予算で暮らせる可能性は高くなります。同時に21万円の初期資金も用意できます。
初期費用が安くても、短期解約違約金、高額な退去清掃費、最低入居期間が設定されている場合があります。
契約前に、次の内容を確認してください。
実家を出る方法が見えてきたら、次は具体的な予算と通勤先から物件を探してみましょう。
今の東京で一人暮らしが高すぎると感じるのは、甘えではありません。
東京23区では、30㎡以下の賃貸マンションの平均募集家賃が11万円を超え、比較的安いアパートも前年より大きく値上がりしています。
家賃が上がっているのは、東京へ人が集まっているからだけではありません。
昔から住んでいる人が引っ越さなくなり、新しく市場に出る空室が減っています。
単身者向けとして使われる投資用マンションの供給も減り、住宅を買えない人が賃貸に残り、建築費や管理費も上昇しています。
これから実家を出る20代は、過去の安い家賃ではなく、現在の高い募集家賃を正面から負担しなければなりません。
それでも、実家を出ることで得られるのは、自由だけではありません。
限られた収入で生活費を管理する。家事を回す。体調を整える。契約内容を読む。困った時に自分で調べて動く。
その経験は、転職、同棲、結婚、住宅購入など、その後の生活でも役立ちます。
ただし、最初から高いワンルーム賃貸を選ぶ必要はありません。
築古アパート、家具家電付き物件、会社の住宅制度、短期入居できる個室シェアハウスなど、ワンルーム賃貸以外の独立方法も比較してみてください。
最初から完璧な部屋を選ぶ必要もありません。
まずは無理なく支払える金額で、実家の外に自分の生活を作ってみる。そこで経験と貯金を重ねてから、次の住まいへ移る方法もあります。
この記事で使用した主な資料
・アットホーム「全国主要都市の賃貸マンション・アパート募集家賃動向(2026年4月)」
・LIFULL HOME'S「実家暮らしに関する調査」
・不動産経済研究所「首都圏投資用マンション市場動向」
・東京都住宅政策本部「賃貸住宅の家賃値上げトラブルについて」
※費用比較は、記事内に記載した条件に基づくモデル計算です。実際の金額は、物件や契約条件によって異なります。
Q. 実家を出るには、貯金はいくら必要ですか?
A. 一般賃貸なら、契約費用・引越し・家具家電で50万~60万円程度かかることがあります。さらに、急な退職や病気に備えて30万~40万円を残し、合計80万~100万円程度あると比較的安全です。家具家電付きのシェアハウスなら、入居費用15万~20万円と予備費20万~30万円を合わせ、35万~50万円程度が一つの目安です。
Q. 手取り17万円でも実家を出られますか?
A. 住居関連費を月6万~7万円以内に抑えれば可能です。例えば、住居費6万5,000円、食費3万円、通信費4,000円、日用品8,000円、交通費5,000円、衣服・医療8,000円、交際費1万円、奨学金返済1万円、貯金1万5,000円とすると、約1万5,000円が残ります。住居関連費が8万5,000円になると、同じ生活ではほとんど余裕がなくなります。
Q. 実家暮らしの20代は、以前より増えていますか?
A. LIFULL HOME'Sの2025年調査では、首都圏出身・首都圏在住の20代の37.7%が実家暮らしでした。ただし、同じ条件による過去調査がないため、具体的に何ポイント増えたかは分かりません。一方、東京の家賃と生活費は上昇しており、経済的な理由で独立を先送りする圧力は以前より強くなっています。
Q. 昔から同じ部屋に住んでいる人の方が、家賃は安いのですか?
A. 必ずではありませんが、その可能性はあります。現在の家賃が周辺の新規募集家賃より安い場合、同じような部屋へ引っ越すと家賃が上がります。既存の普通借家契約では、貸主から値上げを求められても、双方の合意なしに新しい家賃が直ちに確定するわけではありません。
Q. 実家から通えるなら、無理に出ない方がよいですか?
A. 実家から無理なく通え、家族との関係にも問題がなく、毎月貯金できているなら、急いで出る必要はありません。一方、往復2時間以上の通勤、家族との衝突、生活経験の不足、自分の時間を持てないことが負担なら、住居費と引き換えに得られる時間や経験を比較する価値があります。
Q. 初めて実家を出る人に、シェアハウスは向いていますか?
A. 家具家電の購入費を抑えたい人、3~6か月から試したい人、完全な一人暮らしに少し不安がある人には向いています。一方、風呂やキッチンを共有したくない人、生活音に敏感な人、友人や恋人を自由に招きたい人は、一般賃貸も含めて比較した方がよいでしょう。
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