賃貸の更新で家賃値上げを提示されたらどうする?更新・引っ越し・シェアハウスを比較

賃貸の更新で家賃値上げを提示されたらどうする?更新・引っ越し・シェアハウスを比較

賃貸の更新で家賃値上げを提示されたらどうする?更新・引っ越し・シェアハウスを比較


更新通知を開いたら、家賃が月2万円上がっていた。年間では24万円、2年間では48万円の負担増です。さらに、契約を続けるための更新料まで必要になります。

「高すぎるから拒否したい」と思っても、周辺相場や成約事例に値上げの根拠があれば、拒否するだけで問題が終わるとは限りません。かといって、別のワンルームへ移れば数十万円の初期費用がかかり、以前と同じ家賃を守るには、広さ・築年数・駅距離・設備のどれかを諦めることになります。

では、現在の部屋を更新する、条件を落として別のワンルームへ移る、住まい方を変えて高品質シェアハウスへ移る。この3つのうち、次の2年間で最も納得できる選択はどれなのでしょうか。

本記事では、実際に大幅な家賃値上げを提示された知人の事例を起点に、費用だけでなく、専有面積、駅距離、水回り、家具、共用設備まで同じ条件で比較します。意外に大きな差が出るのは、家賃そのものよりも、初期費用と「同じ予算で何を諦めるか」です。

先に結論|値上げ率だけで更新・退去を決めない
  • 家賃値上げの通知だけで、直ちに新しい賃料への合意が成立するとは限りません。
  • ただし、値上げを拒否すれば、永久に現在の家賃で住めるという意味でもありません。
  • 周辺相場や成約事例に値上げの根拠があれば、調停や裁判で増額が認められる可能性があります。
  • 裁判で増額が認められると、増額請求後の家賃差額を遡って精算する場合があります。
  • 現在の部屋を更新するかは、更新料だけでなく、次の2年間に支払う総額で判断します。
  • 値上げ前の予算を維持して別のワンルームへ移る場合、築年数・広さ・駅距離・設備のどれかを妥協する可能性があります。
  • 台東区には、個室内にバス・トイレ・洗面台を備えた、ホテルのような高品質シェアハウスもあります。

更新時に家賃値上げを提示されるケースが増えている

東京では、新しく募集される賃貸住宅の家賃が大きく上昇しています。

アットホームが公表した2026年4月の調査では、東京23区にある30㎡以下の賃貸マンションの平均募集家賃は11万2,585円でした。

東京23区・30㎡以下の平均募集家賃
賃貸マンション
112,585円
前年同月比+12.6%
```
賃貸アパート
74,666円
前年同月比+11.3%
```
※アットホーム「全国主要都市の賃貸マンション・アパート募集家賃動向(2026年4月)」より。管理費・共益費等を含む募集家賃です。

新しく部屋を借りる人が支払う募集家賃が上がる一方、長期間住んでいる入居者の家賃は、契約当時の水準に近いまま据え置かれている場合があります。

その結果、同じ建物や同じエリアでも、既存入居者の家賃と新規募集家賃の差が広がります。

その差を縮めるため、更新やオーナーチェンジをきっかけに、貸主や管理会社から家賃値上げを求められるケースがあります。

東京都も、賃料値上げに関する相談の増加を受け、専用の相談窓口を設置しています。

値上げ幅が大きいだけでは、妥当・不当を判断できません 現在の家賃が長年据え置かれ、周辺相場より大幅に安くなっている場合は、18%や20%の値上げでも、相場に近づけるための増額ということがあります。一方、すでに相場と同程度の家賃を支払っているのに、十分な根拠が示されないケースもあります。

台東区の築浅ワンルームが11万円から13万円へ

今回のモデルは、東京都台東区にある築5年以内、約30㎡のワンルームです。

駅からは徒歩10分前後。家賃は11万円、管理費は5,000円で、毎月の支払いは11万5,000円でした。

更新時に提示された新しい家賃は13万円。管理費を含めると、毎月13万5,000円になります。

家賃だけで月額2万円、約18.2%の値上げです。

知人が管理会社へ根拠を尋ねたところ、周辺にある築浅・同程度の広さの募集物件だけではなく、直近の成約事例も示されました。

資料を見る限り、現在の家賃は周辺相場より低く、13万円という提示額にも一定の根拠がありました。

そこで同じ台東区内で、値上げ前と同じ11万円前後のワンルームを探しました。

しかし、築5年以内、約30㎡、駅徒歩10分前後という条件を維持するのは難しく、家賃を抑えるには、築年数、広さ、駅距離、設備のいずれかを妥協する必要がありそうでした。

今回のモデルケース
項目 値上げ前 値上げ後
家賃 110,000円 130,000円
管理費 5,000円 5,000円
家賃・管理費合計 115,000円 135,000円
家賃値上げ率 約18.2%
2年間の家賃増加分 480,000円

家賃値上げを提示されたら確認すること

- 普通借家契約か定期借家契約か

最初に、現在の契約が普通借家契約か定期借家契約かを確認します。

普通借家契約では、契約期間が終わっても、貸主が更新を拒むためには正当な事由が必要です。

一方、定期借家契約は契約期間の満了によって終了します。引き続き住む場合は、更新ではなく再契約になるのが一般的です。

- 値上げ通知なのか、変更契約への同意なのか

管理会社から「更新後は家賃13万円になります」という通知が届いただけなのか、13万円と記載された更新契約書へ署名を求められているのかを確認します。

通知を受け取ったことと、新しい賃料へ同意したことは同じではありません。

内容に納得できない場合は、更新契約書や変更合意書へ署名する前に、根拠を確認しましょう。

- 値上げの根拠を確認する

管理会社や貸主へ確認したい資料
  • 周辺にある築年数・面積・駅距離の近い物件の賃料
  • 同じ建物内にある新規募集住戸の賃料
  • 近隣にある類似物件の直近成約事例
  • 固定資産税や維持管理費の変化
  • 大規模修繕や設備更新の内容
  • 今回の値上げ額を算出した具体的な理由

物件サイトに掲載されている募集価格だけでは、実際にその金額で契約が成立したか分かりません。

可能であれば、直近の成約事例も含めて説明を求めます。

家賃の値上げを拒否することはできる?

貸主から値上げを提示されても、借主が同意しなければ、その時点で新しい賃料について合意が成立したことにはなりません。

借主は、値上げの根拠を確認し、金額や実施時期について交渉できます。

ただし、値上げを拒否すれば、今後も必ず現在の家賃で住み続けられるわけではありません。

貸主と借主の話し合いがまとまらなければ、貸主が民事調停や賃料増額訴訟によって、値上げを求める可能性があります。

裁判所は、近隣の同種物件の賃料、土地・建物価格、税金などの負担、経済事情の変化、現在の賃料を決めた時期や契約の経緯などを考慮し、相当な賃料を判断します。

裁判で値上げが認められると、差額を遡って支払う場合があります

貸主が家賃を13万円へ増額するよう請求した後も、借主が従来の11万円を支払い続けたとします。

1年後に裁判所が13万円を相当と判断した場合、月額2万円の不足が12か月分発生します。

20,000円 × 12か月 = 240,000円

この場合、差額24万円を精算する必要があります。法律上は、不足額に年1割の利息を付けて支払う規定もあります。

裁判所が12万円を相当と判断した場合は、月額1万円の差額を、増額請求が行われた時点まで遡って精算します。

そのため、「とりあえず値上げを拒否して、現在の家賃だけ払っておけば損をしない」とは限りません。

なお、貸主が従来の家賃の受け取りを拒否した場合も、支払いを止めてはいけません。

家賃の滞納と扱われないよう、供託などの対応を含めて、専門窓口や弁護士へ相談しましょう。

更新料は旧賃料・新賃料のどちらで計算する?

更新料の金額や計算方法は、法律で一律に「旧賃料」または「新賃料」と決められているわけではありません。

賃貸借契約書や更新に関する合意書に、どのように記載されているかで決まります。

契約書の記載例 考えられる計算方法
新賃料の1か月分 値上げ後の家賃を基準に計算
更新後の賃料の1か月分 値上げ後の家賃を基準に計算
賃料1か月分 契約書・更新書類の内容を確認
旧賃料の1か月分 値上げ前の家賃を基準に計算
定額○万円 記載された定額を支払う

表は横にスライドできます

今回のモデルでは、「新賃料1か月分」として、更新料を13万円で計算します。

このほか、保証会社更新料、火災保険更新料、更新事務手数料が別にかかる場合があります。

選択肢1|値上げを受け入れて現在のワンルームを更新する

まず、値上げ後も現在の部屋に住み続ける場合です。

一般賃貸では、家賃と管理費のほかに、電気代、ガス代、水道代、インターネット代がかかります。

毎月の費用 金額
家賃 130,000円
管理費 5,000円
電気・ガス・水道 12,000円
インターネット 4,000円
月額総住居費 151,000円

表は横にスライドできます

更新時の費用 金額
更新料・新賃料1か月分 130,000円
保証会社更新料 10,000円
火災保険更新料 20,000円
合計 160,000円

表は横にスライドできます

月額総住居費15万1,000円を24か月支払い、更新時に16万円かかるとすると、2年間の概算は378万4,000円です。

現在の部屋を更新した方がよい人
  • 約30㎡の専有空間を維持したい
  • 個室内のキッチンを手放したくない
  • 築浅、立地、設備に満足している
  • 引っ越しの手間を避けたい
  • 値上げ後も無理なく支払える
  • 周辺の同条件物件と比べても、値上げ後の家賃が高すぎない

選択肢2|値上げ前と同程度のワンルームへ移る

家賃と管理費を値上げ前と同じ11万5,000円程度に抑えるケースを考えます。

ただし、同じ台東区で、築5年以内、約30㎡、駅徒歩10分前後という条件をすべて維持するのは難しくなります。

家賃を抑えるために妥協する可能性がある条件
  • 築5年以内から、築15~25年程度へ変更する
  • 約30㎡から、約20~25㎡へ狭くする
  • 駅徒歩10分から、徒歩15分以上へ広げる
  • 独立洗面台や浴室乾燥機を諦める
  • オートロックや宅配ボックスを諦める
  • 低層階や1階も候補に入れる
  • 台東区内でも、駅やエリアを変更する
毎月の費用 金額
家賃 108,000円
管理費 7,000円
電気・ガス・水道 12,000円
インターネット 4,000円
月額総住居費 131,000円

表は横にスライドできます

入居・引っ越し費用 金額
敷金 108,000円
礼金 108,000円
仲介手数料 118,800円
保証会社初回保証料 57,500円
火災保険 20,000円
鍵交換 22,000円
引っ越し代 40,000円
初月家賃・管理費 115,000円
合計 589,300円

表は横にスライドできます

月額総住居費13万1,000円を24か月支払い、入居時に58万9,300円かかるとすると、2年間の概算は約373万3,000円です。

月々の負担は現在の部屋を更新するより2万円低くなりますが、高額な初期費用がかかるため、2年間の総額では大きな差が出ません。

しかも、築年数、広さ、駅距離、設備のいずれかを落とす可能性があります。

選択肢3|ホテルライクな高品質シェアハウスへ移る

台東区には、一般的なシェアハウスとは少し異なる、高品質な個室型シェアハウスがあります。

今回比較するTHE DAY 浅草橋とTHE DAY 浅草雷門は、個室内にバスルーム、トイレ、洗面台を備えています。

一般的なシェアハウスでは、浴室、トイレ、洗面台を入居者同士で共有する物件も多くあります。

一方、THE DAYシリーズでは、ホテルの客室のように、身支度や入浴、トイレを自分の個室内で完結できます。

THE DAYシリーズが高品質シェアハウスといえる理由
  • 個室内に専用バスルームを完備
  • 個室内に専用トイレを完備
  • 個室内に専用洗面台を完備
  • 家具付きの個室
  • 冷蔵庫を備えた個室もある
  • 広い共用ラウンジ
  • 設備の整った大型共用キッチン
  • 宅配ボックスやプライベートポスト
  • 駅から近い立地
  • 共用部のクリーニングサービス

共用するのは主にキッチン、ラウンジ、ランドリーなどです。

そのため、「知らない人と浴室やトイレを共有するのは抵抗がある」という人でも検討しやすい仕様です。

ワンルームから移る際に変わるのは、専用のバスやトイレを失うことではありません。

主な違いは、個室内キッチンがなくなること、専有面積が小さくなること、ラウンジやキッチンを他の入居者と共有することです。

- シェアハウスの共益費に含まれるもの

シェアハウスの共益費は、一般賃貸の管理費・共益費とは内容が異なります。

今回の物件では、共益費に次の費用が含まれます。

THE DAYの共益費に含まれる費用
  • 電気代
  • ガス代
  • 水道代
  • インターネット代
  • 共用部のクリーニング代

一般賃貸では、家賃と管理費のほかに、電気、ガス、水道、インターネットを自分で契約し、別途支払います。

そのため、一般賃貸とシェアハウスを比べる際は、家賃だけではなく、月々支払う総額をそろえて比較する必要があります。

THE DAY 浅草橋
THE DAY 浅草橋

JR総武線「浅草橋」駅から徒歩1分。63室の大型シェアハウスです。

掲載賃料は9万4,000~14万円、共益費は月額2万1,000円。掲載中の個室面積は約11.13㎡です。

個室内には、ベッド、机、椅子、収納、冷蔵庫、スマートミラーに加え、専用の浴室、トイレ、洗面台を備えています。

共用部には、広いラウンジ、ダイニング、大型キッチン、ランドリー、宅配ボックスなどがあります。

掲載中の個室例では、賃料9万7,000円+共益費2万1,000円で、月額総額は11万8,000円です。

THE DAY 浅草橋の物件情報を見る

THE DAY 浅草雷門
THE DAY 浅草雷門

東京メトロ銀座線「浅草」駅から徒歩4分。65室の大型シェアハウスです。

掲載賃料は9万9,000~15万円、共益費は月額2万1,000円。掲載中の個室面積は約13.65㎡です。

個室内には、ベッド、机、椅子、スマートミラー、洗面台、ウォシュレット付きトイレ、バスタブなどを備えています。

共用部には、大型キッチン、ラウンジ、ランドリー、宅配ボックスなどがあります。

掲載中の個室例では、賃料11万5,000円+共益費2万1,000円で、月額総額は13万6,000円です。

THE DAY 浅草雷門の物件情報を見る

SHARE PARADEのデータによると、2026年6月時点の台東区におけるシェアハウス個室の平均賃料は約7万4,473円です。

この金額は共益費を含みません。

THE DAYシリーズは、台東区の平均的なシェアハウスよりも賃料が高い上級物件です。

しかし、個室内に水回りを備え、ホテルの客室に近いプライバシーを確保しているため、一般的なシェアハウスと同じ基準で比較することはできません。

THE DAYは「安さだけを求めるシェアハウス」ではありません 個室内のバス・トイレ・洗面台を維持しながら、キッチンやラウンジを共用する住まいです。ワンルームの完全な一人暮らしと、一般的な水回り共有型シェアハウスの中間に位置する、高品質な住まい方といえます。

- 費用を抑える個室を選ぶ場合

項目 金額・条件
個室賃料 97,000円
共益費 21,000円
月額総住居費 118,000円
個室面積 約11.13㎡
浴室・トイレ・洗面 個室内に完備
キッチン 共用
駅距離 徒歩1分
光熱費・インターネット 共益費に含む

表は横にスライドできます

- 広めの個室を選ぶ場合

項目 金額・条件
個室賃料 115,000円
共益費 21,000円
月額総住居費 136,000円
個室面積 約13.65㎡
浴室・トイレ・洗面 個室内に完備
キッチン 共用
駅距離 徒歩4分
光熱費・インターネット 共益費に含む

表は横にスライドできます

3つの選択肢を2年間の総額で比較

比較項目 現在の部屋を更新 別のワンルーム THE DAY・費用削減型 THE DAY・広めの個室
月額総住居費 151,000円 131,000円 118,000円 136,000円
更新・入居時費用 160,000円 589,300円 約150,000円 約150,000円
2年間の概算 3,784,000円 3,733,300円 2,982,000円 3,414,000円
専有面積 約30㎡ 約20~25㎡想定 約11㎡ 約14㎡
専用浴室 あり あり 個室内にあり 個室内にあり
専用トイレ あり あり 個室内にあり 個室内にあり
専用洗面台 あり 物件による 個室内にあり 個室内にあり
キッチン 個室内 個室内 共用 共用
ランドリー 室内想定 室内想定 共用 共用
駅距離 徒歩10分前後 徒歩15分以上も検討 徒歩1分 徒歩4分
家具 手持ちを使用 手持ちを使用 家具付き 家具付き
ラウンジ なし なし あり あり
共用部清掃 なし なし 共益費に含む 共益費に含む

表は横にスライドできます

比較表の前提

一般賃貸の電気・ガス・水道代は月額1万2,000円、インターネット代は月額4,000円のモデルです。実際の金額は、使用量、季節、契約会社によって変わります。

THE DAYは、共益費に電気・ガス・水道・インターネット・共用部クリーニング代を含む条件で計算しています。

一般賃貸の退去時費用、シェアハウスへ移る際の家具家電の処分・保管費用は含めていません。

現在の部屋を更新する場合と、値上げ前と同程度の予算で別のワンルームへ移る場合は、2年間の総額がほぼ同じです。

別のワンルームへ移れば月々の負担は下がりますが、約59万円の初期費用がかかり、築年数、広さ、駅距離、設備のいずれかを妥協する可能性があります。

THE DAY 浅草橋の低価格帯個室なら、個室内のバス、トイレ、洗面台を維持しながら、2年間で約80万円低くなる計算です。

ただし、個室面積は30㎡から約11㎡へ小さくなり、キッチンとランドリーは共用になります。

THE DAY 浅草雷門の広めの個室を選ぶ場合は、費用差が小さくなります。

その代わり、浅草駅徒歩4分、家具付き、専用バス・トイレ・洗面台、広いラウンジや大型キッチンといったホテルライクな生活環境を得られます。

ワンルームからシェアハウスへ移った人は、なぜ選んだ?

シェアハウスへの転居理由は、家賃の安さだけではありません。

SHARE PARADEが取材した入居者には、ワンルームと家賃・立地・設備が近いなかで、共用空間や暮らし方を理由にシェアハウスを選んだ人がいます。

シェアハウスを選ぶ理由には、次のようなものがあります。

ワンルームからシェアハウスへ移る主な理由
  • 初期費用を抑えたかった
  • 家具を用意せず、短期間で入居したかった
  • 家賃を抑えながら、勤務先に近い場所へ移りたかった
  • ワンルームにはない広いラウンジや大型キッチンを使いたかった
  • 共用部の清掃負担を減らしたかった
  • 個室の水回りは維持しながら、住居費を見直したかった
  • 完全な一人暮らしの孤独感を避けたかった

一方、個室内にキッチンがないこと、ランドリーを共有すること、来客や宿泊に物件ルールがあることなど、シェアハウスならではの制約もあります。

費用だけで決めず、実際の物件を内見し、個室内の設備と共用部の両方を確認する必要があります。

更新・ワンルーム・高品質シェアハウスの判断基準まとめ

- 現在の部屋を更新した方がよい人

  • 30㎡前後の専有空間が必要
  • 個室内キッチンが必要
  • ランドリーも室内に欲しい
  • 現在の立地・築年数・設備に満足している
  • 値上げ後も無理なく支払える
  • 家具や荷物が多く、引っ越しコストが高い
  • 周辺の同条件物件より、値上げ後も割高ではない

- 条件を落としてワンルームへ移る人

  • 完全な一人暮らしを維持したい
  • 個室内キッチンが必要
  • 築年数、広さ、駅距離、設備のどれかを妥協できる
  • 約50万~60万円の初期費用を用意できる
  • 現在の物件自体に不満がある
  • 次の部屋に2年以上住む予定がある

- THE DAYのような高品質シェアハウスを比較する価値がある人

  • 専用バス、トイレ、洗面台は譲れない
  • キッチンは共用でも構わない
  • 専有面積より駅距離や共用設備を重視する
  • 初期費用を抑えたい
  • 光熱費や通信費を定額化したい
  • ホテルのような家具付き個室へ移りたい
  • 広いラウンジや大型キッチンを使いたい
  • 共用部のクリーニングサービスを利用したい
  • ワンルームに近いプライバシーを維持したい

- 高品質シェアハウスでも勧めにくい人

  • 30㎡前後の広い専有空間が必要
  • 個室内キッチンが必要
  • ランドリーを他人と共有したくない
  • 友人や恋人の来客・宿泊の自由を最優先する
  • 大量の家具や荷物を所有している
  • 共用空間を一切利用したくない
  • 建物内で他の入居者と顔を合わせること自体に抵抗がある

この記事で使用した主な資料

・アットホーム「全国主要都市の賃貸マンション・アパート募集家賃動向(2026年4月)」

・東京都住宅政策本部「賃貸住宅の家賃値上げトラブルについて」

・国土交通省「賃貸住宅標準契約書」「定期賃貸住宅標準契約書」

・借地借家法第32条

・SHARE PARADE台東区個室賃料相場データ(2026年6月)

・THE DAY 浅草橋、THE DAY 浅草雷門の掲載物件情報

※費用は記事内の条件に基づくモデル計算です。実際の金額は、契約内容、使用量、物件条件によって異なります。

※本記事は一般的な情報を提供するもので、個別の契約に関する法的判断を行うものではありません。

よくある質問

Q.更新時の家賃値上げは拒否できますか?

A.値上げ通知を受け取っただけで、新しい賃料への合意が成立したとは限りません。根拠を確認し、金額や実施時期を交渉できます。ただし、協議がまとまらない場合は、貸主が調停や訴訟で増額を求める可能性があります。

Q.家賃が約2割上がるのは高すぎますか?

A.値上げ率だけでは判断できません。現在の家賃が長期間据え置かれ、周辺相場より大幅に安い場合は、約2割上がっても相場に近づくだけということがあります。築年数、広さ、駅距離、設備が近い物件と比較しましょう。

Q.更新料は旧賃料と新賃料のどちらで計算しますか?

A.法律で一律に決まっているわけではなく、契約書や更新合意書の記載によります。「新賃料1か月分」と書かれていれば新賃料、「旧賃料1か月分」と書かれていれば旧賃料です。

Q.裁判で値上げが認められたら、過去の差額も払いますか?

A.増額請求が行われた時点以降について、裁判所が認めた賃料と実際に支払った賃料との差額を精算する場合があります。不足額には、法律上、年1割の利息が付く可能性もあります。

Q.THE DAYの浴室やトイレは共用ですか?

A.THE DAY 浅草橋、THE DAY 浅草雷門は、個室内に専用の浴室、トイレ、洗面台を備えています。主に共用するのは、キッチン、ラウンジ、ランドリーなどです。

Q.高品質シェアハウスはワンルームより安いですか?

A.選ぶ個室によって異なります。低価格帯の個室なら値上げ後のワンルームより月額負担を抑えられる場合があります。広めの個室では費用差が小さくなりますが、駅近、家具付き、専用水回り、広い共用設備などを利用できます。

この記事を書いた人

SHARE PARADE(シェアパレード) の運営責任者です。「EDIT YOUR LIFE ― 今の暮らしをちょっと変えてみる」を合言葉に、**コミュニティのある暮らし(Community Living)**を中心としたシェアハウスを紹介しています。2011年の立ち上げ以来、東京全域で800件以上を現地取材。私自身も一人暮らし/シェアハウス/ルームシェア/ソーシャルマンションを一通り経験しており、一次情報と体験の両方を基準にサイトを運営しています。「住む場所が変われば、ライフスタイルも変わる」。コミュニティがある暮らしの楽しさと安心を、もっと当たり前の選択肢に――それがSHARE PARADEの役割であり、私のミッションです。 I am the administrator of the website 'SHARE PARADE.' Under the motto “EDIT YOUR LIFE—make a small change to your everyday,” we feature share houses centered on community living. Since our launch in 2011, I have visited and reviewed more than 800 properties across Tokyo. I’ve personally experienced living alone, in share houses, in room shares, and in social apartments, and I run the site based on both first-hand information and lived experience. I believe that when your home changes, your lifestyle changes too. My mission—and SHARE PARADE’s role—is to make the joy and peace of mind of community living a more everyday choice.

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