シェアハウスへの入居を考えているけれど、都内にその数が多すぎて、どう選んでいいのかわからない!という方もいるようです。 それでは初めてシェアハウスに入居する場合には、どこを確認して選ぶのが良いのでしょうか?
まず、自分がシェアハウスに何を求めているのかをよく考えてみましょう。
「できるだけ、家賃を節約したい」という理由ならば、できるだけリーズナブルな値段のシェアハウスを選ぶべき。立地によっては一人暮らし用の物件と変わらない、家賃がかかるシェアハウスだってあるのです。
また、シェアハウスにも、それぞれ個性があります。
海外からの留学生が多く入居しており、国際交流が楽しめる物件や、起業を目指す人やシングルペアレント限定で入居できるシェアハウス。さらに、女性専用のシェアハウスなども人気が高い物件だと言えるでしょう。
特色のあるシェアハウスに入居することで、勉強への意欲が増したり、同じ目的の住人と意識を高め合ったりすることができるかもしれません。
そして、そこからシェアハウスをいくつか絞り込んだけれど、まだ迷っているという方のために、さらなる物件選びのコツをご紹介していきましょう。
シェアハウスに入居する時には、しっかりとした業者が運営しているところを選びましょう。
内見している際に、質問をしたらきちんと回答してくれるのか。
定期的にシェアハウスを見回り、トラブルが起こっていないかチェックしてくれるのかどうか。
トラブルが発生した際に、どこまで介入してくれるのか。
あまりに物件や住人に関わらないような運営会社は、もしかしたらトラブルが起きた時に、面倒な事態に発展するかもしれません。
ちなみに、シェアハウスを専門に扱う不動産業者も出てきているようですが、インターネットで住人を募集している物件のほうが圧倒的多いとされています。気になる物件を見つけたら、インターネットサイトを通じて業者とコンタクトをとってみましょう。
シェアハウスを選ぶ時には、必ず内見しましょう。
一般の物件選び同様、インターネットに掲載された写真やその条件だけで決めてしまうと、実際に入居した時に「思っていたより雰囲気が悪い」「想像していたシェアハウスと違う」という不満が出てきかねません。気になる物件は、必ず内見しておくべきです。
そして内見した際には、シェアハウス全体の雰囲気を確認しましょう。
雰囲気が明るく、住人たちが全員楽しそうにしているか。
清潔感があり、暮らしやすい間取りになっているのか。
「見えないところに、埃がたまっている」「キッチンの油汚れがひどく、長い間掃除をしていないみたいだ」「シェアハウスの雰囲気がとげとげしく、挨拶をしても無視された」という場合には、そのシェアハウスへの入居は避けたほうが賢明かもしれません。
ルールがないほうが、自由に振る舞えていいのではないか?という意見もあるかもしれませんが、そんなことはありません。「自分の好きなように生活する!」とシェアメイト全員が暴走してしまうと、シェアハウスが正しく機能しなくなってしまいます。
ルールがあるシェアハウスのほうが、実は住みやすいのです。
また、ルールがある場合には、その内容も確認しておきましょう。
シェアハウスによっては「(住人以外の)外部の人間の宿泊を禁ずる」「洗濯機の使用時間が決まっている」「トイレや風呂など、共有スペース掃除は当番制とする」ような物件もあります。
自分がそのルールを守れるかどうかじっくりと考えてから、入居を決めましょう。
意外と軽視しがちなのが、個室の内見です。
「広さ」と「プライバシー」の確認に気を取られて、大事なことをチェックし忘れていないでしょうか。
それが「騒音」です。
他の人の生活音は、意外と煩わしいもの。勉強をしたい学生さんや、在宅で仕事をしている方などが壁の薄いシェアハウスを選んでしまうと、自室で勉強や仕事ができない!ということもあります。
内見をする場合には、シェアハウスの住人がいる時間帯を選び、隣の部屋からの音漏れはどの程度なのか?共有スペースから話し声が響いてきて、気に障らないか?などはチェックしておきましょう。
人数が多いシェアハウスの場合に、特に問題になりやすいのが共有スペースの使い方です。
“整理整頓“のボーダーラインは人によって違いますし、水回りの使い方についても問題になりがちです。
リビングが美しく整理されており、キッチンやトイレも清潔に保たれている。そういったシェアハウスならば、住人同士の意思疎通が行き届いており、ルールを守ろうという意識も感じられることでしょう。
シェアハウスは、一人暮らし用の物件と異なり、チェックしなければいけないポイントも多いもの。
しかし、一度その生活を始めてみると、「家に帰るのが楽しみで仕方がない」「自分の世界が広がった」と言う人もたくさんいるようです。
自分のライフスタイルに合うシェアハウスを選び、人生をより豊かなものにしていきましょう。
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