HOW TO & TIPS

入門ガイド

失敗談から学ぶシェアハウスの選び方。賃料とエリアだけでは選べない。



「シェアハウスに興味はあるけれど、何を基準に選んだらいいのか分からない」

そう感じている人は多くいると思います。 ワンルーム/1LDKの一般賃貸であれば、立地と価格、そして設備のキレイさや周辺環境といった条件面のすり合わせだけでほぼほぼ大丈夫ですが、シェアハウスは共同生活ということもあり、そのような条件だけで判断してしまうと、シェアハウス選びは失敗してしまいます。



シェアハウスに住んでみたけど、3ヵ月後に別のところに引越しました。

ときどき話をよく耳にします。
せっかくお気に入りの物件に住めたのに、すぐに引っ越してしまうのは悲しいことですよね。引越しの理由を教えて頂いたら、『その物件に馴染めなかった』とのことでした。その方は、会社まで1本で行けて、予算に収まる物件を中心に見学し、その中からピンときたもの選んだようです。

上記の何がいけなかったのでしょうか?



重要ポイントその①自分の生活スタイルに合うか

一般的に、自分と同じライフスタイル・生活リズムの人とのシェアライフの方が、トラブルなく快適に過ごせる可能性が高いと言われています。朝9時出社のOLさんが、早朝勤務のお仕事をされている方とのシェアライフをすると、音が気になってしまうとか。なので、どのような職業の人が住まれているか、事前に確認した方がよろしいでしょう。

前述の3ヵ月で引越された方は、仕事が早く終わった時はリビングに行っていたようですが、リビングに誰もいない生活が続いてしまったようです。せっかく今まであったことが人との交流を期待して、シェアハウスを住むことを決めたのに、誰とも話せないのであれば、ここのシェアハウスに住み続ける理由がなくなってしまったようでした。



重要ポイントその②自分の目的に合うか

他のシェアメイトと生活リズムが合わなくて、誰とも交流が出来ず引越した。生活リズムもそうですが、交流が目的であれば、5人のシェアハウスよりも50人のシェアハウスに住んだ方が、より多くの交流が出来るでしょう。先ほどの方は、6人の一軒家シェアハウスを最初選んでいました。シェアハウスに住む目的よりも、会社までの距離を優先して物件選びをしたことにも失敗要因がありそうです。

逆に、平日は仕事が忙しいので、静かな暮らしがしたい。ただ、週末は誰かとご飯を食べられる環境が欲しいという方には、6人の一軒家シェアハウスの方が合うかもしれません。

シェアハウスと言っても雰囲気は全然違うので、自分の目的に合いそうな規模・特徴のある物件選びをしたいですね。



重要ポイントその③シェアハウス選びは運会社選びでもある

シェアハウス選びは、物件だけでなく、その物件を運営している会社も非常に重要になってきます。運営会社によって、

・トラブル対応に迅速なところもあれば、トラブルにはノータッチのところもあります
・質問した時に返信が早いところもあれば、返信が遅い・最悪来ないところもあります
・運営会社の清掃が行き届いていて、共用部がきれいに保たれているところもあれば、いつもキッチンが油っぽいところもあります

管理のクオリティーがピンキリです。
共用の冷蔵庫にもかかわらず、特定の方が多くのスペースを使用していることがあり、その旨を運営会社に相談したが、何も連絡が貰えなかった、、、ということもあります。

なので、シェアハウスを選ぶ際は、必ず内覧されることをオススメ致します。
内覧の際に、

・どういった方々が入居されていますか?
・トラブルは今までありましたか?
・トラブルの際は、運営会社は仲裁にはいってくれますか?
・入居者同士でのイベントは、結構開催されていますか?

など、様々な質問・確認することでリスク低減しましょう。

関連ページ:質の高いシェアハウス運営会社を見抜け!クオリティーのばらつきはかなり大きい



重要ポイントその④ハウスルールを確認

ルールがないほうが、自由に振る舞えていいのではないか?という意見もあるかもしれませんが、そんなことはありません。「自分の好きなように生活する!」とシェアメイト全員が暴走してしまうと、シェアハウスが正しく機能しなくなってしまいます。 ルールがあるシェアハウスのほうが、実は住みやすいのです。

また、ルールがある場合には、その内容も確認しておきましょう。 シェアハウスによっては「(住人以外の)外部の人間の宿泊を禁ずる」「洗濯機の使用時間が決まっている」「トイレや風呂など、共有スペース掃除は当番制とする」ような物件もあります。
自分がそのルールを守れるかどうかじっくりと考えてから、入居を決めましょう。

関連ページ:キッチンのシンクに食器を溜めない、などシェアハウスに住むにあたってルールがあるようです。



重要ポイントその⑤個室の壁の厚さは?

意外と軽視しがちなのが、個室の内見です。 「広さ」と「プライバシー」の確認に気を取られて、大事なことをチェックし忘れていないでしょうか。
それが「騒音」です。 他の人の生活音は、意外と煩わしいもの。勉強をしたい学生さんや、在宅で仕事をしている方などが壁の薄いシェアハウスを選んでしまうと、自室で勉強や仕事ができない!ということもあります。 内見をする場合には、シェアハウスの住人がいる時間帯を選び、隣の部屋からの音漏れはどの程度なのか?共有スペースから話し声が響いてきて、気に障らないか?などはチェックしておきましょう。

関連ページ:シェアハウスと騒音。気になる方も多いかと。



失敗のないシェアハウス選びが出来るといいですね。