気になるシェアハウスを見つけても、契約までの流れが分からない方が多いのではないでしょうか。シェアハウスの契約までの手順は、一般賃貸とは若干違い、特に内覧方法は独特な形で行われます。今回はシェアハウスの内覧方法についてまとめましたので、気に入った物件を見つけた方はぜひ内覧してみてください。
シェアハウスを契約するまでの手順を一般賃貸と比較しながら見ていきたいと思います。
<一般賃貸>
一般賃貸の場合は、不動産を仲介して物件を探します。
<シェアハウス>
シェアハウスの場合は、仲介媒体はなく直接運営会社へ連絡をします。
上記で述べたように、シェアハウスを内覧するためには、運営会社へ自分で連絡する必要があります。
では「運営会社の連絡先はどこに掲載されているの?」ということですが、気になる物件の運営会社を毎回調べるのは面倒ですよね。そこで、SHARE PARADEのようなシェアハウスのポータルサイトがあるのです。
ポータルサイトへ掲載されている管理会社は、わざわざ連絡先を調べなくてもサイト内にある「お問い合わせ」から連絡を取ることができ、手間がかかりません。
次に、SHARE PARADEを使って内覧までどのような流れになるのか説明したいと思います。
一般賃貸では、内覧できる物件数が決められていることが多いです。そのため内覧した物件の中から選ばなくてはいけないことが多く、多少の妥協をしなければいかないかもしれません。
しかしシェアハウスの場合は、自分のスケジュールさえ合えば、多くの物件を内覧することができます。
そのため、1~2軒だけ内覧して決めるのはもったいないので、いくつか候補をピックアップし、比較しながら選ぶと妥協のないシェアハウス選びができるかと思います。
また近年では極めて少ない事例ではありますが、募集が多いため抽選で決まったり、審査に通らなかったり、内覧前に募集をストップしてしまったりと、入居できない場合があります。
そのような時に困らないよう、気になる物件を複数ピックアップしておく方が良いでしょう。
物件詳細ページにお問い合わせというボタンがあるので、こちらからお問い合わせメールを送付してください。ここから送ることで、直接運営会社にメールが届くようになっています。
またこのお問い合わせメールは無料でできますので、まずお問い合わせをして運営会社の人からお話を聞くだけでも良いかもしれません。
●お問い合わせ内容の例
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ご担当者さま
はじめまして。○○と申します。
貴社が管理している物件をwebサイトで拝見し、とても素敵な物件だと思ってお問い合わせさせて頂きました。
一度、内覧をさせてください!
候補日は、
・9月1日(土)午後
・9月2日(日)午前中
・9月5日(水)18:30~
です。
お返事おまちしております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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メール内容のポイントとしては、内覧希望であることを明確に伝える、また内覧希望日をいくつかお伝えすることです。
お問い合わせ時に登録したメールアドレスに、運営会社から返信が来ますので内覧日の調整をします。満室でなければ、いつでも内覧できる物件が多いです。ただし、翌日の内覧希望など、あまりにも急な要望は通らないことが多いです。
運営会社からのレスポンスが早い場合もあれば、1週間経っても返信が来ない時もあります。どれだけ気に入っている物件だとしても、返信が遅い運営会社の物件はおすすめしません。運営会社選びが物件選びでもあります。
※運営会社からのメールが、しばし迷惑メールフォルダにふりわけられてしまうことがあるので、返信が遅い時は一度確認してみてください。
日程が決まったら、内覧です。基本的に現地集合・現地解散ですので、当日は迷わないように事前に住所等をチェックしておきましょう。
内覧時の持ち物としては、特にありませんがスリッパやカメラを持っていくと良いかもしれません。
最後に、内覧をする際のチェックポイントを4つほどご紹介します。内覧の際はぜひ参考にしてみてください。
上記でもお伝えした通り、運営会社選びは物件選びでもあるくらいシェアハウス生活をするうえで重要なことになります。
メールの対応の速さを始め、入居者のことを知っているのか質問をしたり、共有スペースの管理ができているのか確認をしたりして、質の良い運営会社かどうか見抜きましょう。
これは個人的な意見になりますが、質の良い運営会社だと、入居者との距離が近いです。
挨拶をしあったり、名前を憶えていたり、最近の出来事について話したりとまるで友達のような関係を築いています。
参考記事)質の高いシェアハウス運営会社を見抜け!クオリティーのばらつきはかなり大きい
シェアハウスの入居者は入れ替えが一般賃貸に比べ多いです。引越しが簡単だったり、退去に手間がかからなかったりと、短期滞在しやすい環境だからです。
ですが、内覧時に住んでいる入居者と共同生活を行うことになるので、現在の入居者の方との相性を見ておくことも重要です。
ルールを守れる入居者なのか、入居者同士のコミュニケーションはあるのか、また仲は良いのかなど、自分が一緒に住みたくなるような入居者がいるのかを確認しましょう。
またフレンドリーな入居者の方だと挨拶をしてくれることもあり、そのような時は物件内のことについて詳しく聞くことも良いかもしれません。運営会社の方からは聞けないようなエピソードを聞けるかもしれません。
一般賃貸では、階が上がるごとに家賃が上がったり、お部屋の向きで日当たりの良し悪しが決まったりすると思います。シェアハウスも同じで、階によって設備が違ったり、お部屋の形が様々だったり、日当たりが全然違ったりと同じ物件でもお部屋の印象は様々です。
そのため空室がある場合は、同じ間取りでもたくさんのお部屋を見ることをおススメします。
一般賃貸では不動産のスタッフの方が同行するため、物件に向かいながら周辺の設備等について説明を聞くことができますが、シェアハウスの場合は各自物件に行くため、物件周辺に何があるのかを確認し忘れることがあります。
物件がどれだけ気に入ってても、スーパーまで徒歩30分もかかると生活しにくいですよね。
入居後に後悔しないためにも、生活しやすい環境なのか内覧に行きながら確認しておきましょう。
シェアハウスに住むか悩んでいるのなら、まずは内覧に行ってみてはいかがでしょうか。
サイト上では感じ取れない、シェアハウスの魅力を知ることができるかもしれません。
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