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同棲解消・離婚 その後のリスタート!7つのステップと4つの引越し先・新しい住まい

>> 目次 <<

〇はじめに

〇なぜ別れるの?同棲解消・離婚の原因は?

 -結婚観・家庭観の不一致

 -性格の不一致

 -異性間のトラブル(浮気など)

 -お金にまつわるトラブル(借金、生活費を巡ってのトラブルなど)

〇同棲解消・離婚をするのにどのくらいかかる?

〇スムーズに同棲解消・離婚をするには?

〇同棲解消・離婚後の7つの流れ

〇ステップ1️⃣ 現在住んでいる家の退去の連絡

〇ステップ2️⃣ 荷物の整理、共有財産の分配

〇ステップ3️⃣ 新居を探して内見・契約

〇ステップ4️⃣ 公共料金等の解約手続き

〇ステップ5️⃣ 引っ越し業者の選定・依頼

〇ステップ6️⃣ 引っ越し

〇ステップ7️⃣ 新居での手続き(転出届の提出、郵便物の転送手続き、公共料金の手続きなど)

〇同棲解消・離婚にはどのくらいのお金がかかる?

〇離婚の場合には、より綿密な話し合いや計画が必要

〇同棲解消・離婚後にどこに住む?4つの新しい住まい

〇まとめ




はじめに

一緒に生活を始めるのは簡単ですが、終わらせるのは意外と難しいもの。同棲を解消したい、離婚したいと思っても、別れに向けての話し合い以外に何をしたらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

それでは、同棲生活や婚姻関係を解消したい時に、まず何から始めればいいのでしょうか。そして、その過程にはどのくらいのお金がかかるのでしょうか。

今回は、同棲解消や離婚した『その後』に何をするべきなのかをお伝えします。

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なぜ別れるの?同棲解消・離婚の原因は?

同棲解消や離婚を意識するきっかけは、大きく分けて4つに考えられます。




結婚観・家庭観の不一致

いざ同棲してみたけれど、結婚する相手としては不向きだと感じたから別れたい。 結婚してみたら、理想としていた生活とは大きく異なっていて幻滅した…

実際に生活を共にして、家事分担や家計のやりくりへの考え方が異なっていると感じたり、将来の家族計画が一致しなかったりしたならば、残念ながら別々の道を歩むことを選んだほうがいいかもしれません。




性格の不一致

「思っていたよりもだらしなかった」「一緒に住むようになってから、自分への言動が乱暴になった」というように、一緒に暮らして見なければわからなかった性格の不一致は、充分に同棲解消や離婚の原因になり得ます。

相手に注意して気になるところを直してくれればいいですが、多くの人が開き直ったり同じミスを繰り返したりしがち。やり直したいならばまずは別れて距離を取り、お互いの生活態度やライフスタイルを見直してすり合わせていくしかありませんね。




異性間のトラブル(浮気など)

パートナーが浮気や不倫をしたら、同棲解消や離婚に至って当たり前!浮気や不倫をする人は、何度でも繰り返します。それに、「二度と浮気しません」と言われても、一度裏切られたらそれだけでもう許せない!という人も多いはず。

「それでも好きだから」とモヤモヤした気持ちを抑えて一緒に暮らし続けることを選ぶ人もいますが、別々に生活して自分の気持ちを見つめ直す時間を作るのもいいでしょう。




お金にまつわるトラブル(借金、生活費を巡ってのトラブルなど)

浮気や不倫同様、カップルの別離のきっかけになりがちなのがお金にまつわるトラブルです。ギャンブルをやめられない、貯金を使い込まれた、生活費を渡してくれないなどのトラブルは、共同生活に大きな影を投げかけるもの。

こちらも浮気や不倫同様、お金にだらしがない人は同じことを繰り返す傾向にあります。パートナーの金銭トラブルをすべてかぶってあげるほどの覚悟があれば別ですが、そうではないなら別れを選んだほうがいいでしょう。

ただし、いたしかたない理由で同棲解消をするカップルもいます。



 ・同棲を続けるだけの金銭的余裕がなくなってしまった
 ・就職や転職、職場の異動に伴い、片方が単身赴任をすることになった


これらの理由の場合には、同棲解消はしたとしても別れてはいませんから、別々に暮らしながらまた一緒に暮らせるように貯金をする・時期を待つことをおすすめします。




同棲解消・離婚をするのにどのくらいかかる?

「明日にでも同棲解消をしたい!」「今すぐ離婚したい!」と思い立っても、実際にはすぐに関係を解消することはできません。もちろん、一時的に家を出てしまって別居状態に持ち込むことはできますが、家の退去にあたっての取り決めや手続きや引っ越し、新しい物件の契約など、やらなければいけないことはたくさんあります。

同棲解消・離婚をするには、最短でも1ヶ月、長ければ3ヶ月はかかるでしょう。離婚の場合にはもっとかかるかもしれません。

ですが、あらかじめ準備を進めておけばそれだけ早く相手との関係を終わらせられます。新居探しや内見、引っ越し業者の検討などをこっそり進めておけばスピーディに別居することができるでしょう。




スムーズに同棲解消・離婚をするには?

それでは、どうやったら円満に同棲解消、もしくは離婚して新生活へ進んでいけるのでしょうか。 重要なのは「計画」と「資金」です。

同棲解消や離婚を成立させるには、やらなければならないことは山のようにあります。 まずは簡単に計画を立て、何をいつまでにやるべきなのかリスト化しましょう。パートナーに同棲解消や離婚を言い出す前からでも、やれることはたくさんあります。

もうひとつ、大切なのが金銭面でのやりくりです。 引っ越しや新居の契約にはまとまったお金がかかりますし、新しく家電や家具、自動車を購入することになるかもしれません。自分の新生活にどのくらいのお金がかかるのか、あらかじめシミュレーションしておけば、後からお金が足らない!と慌てることもないのです。

収入面で不安があるならば転職も視野に入れてもいいでしょう。 アルバイトやパートタイムでの勤務ではなく、正社員を目指す。もしくは、資格を取得してより有利な就職・転職ができるようにするなど、安定した収入を得られるようにすれば、安心して新生活を送ることができます。

この時に、同棲解消や離婚の意志をパートナーに伝えていない段階で、計画が露呈しないように注意しましょう。相手も同棲解消や離婚を望んでいるならまだしも、そうではないならば、計画を阻止されないように気を付けなければいけません。




同棲解消・離婚後の7つの流れ

それでは、同棲解消・離婚にあたって、何をすればいいのでしょうか。おおまかに、これだけの手続きや作業が必要になります。



 1️⃣ 現在住んでいる家の退去の連絡
 2️⃣ 荷物の整理、共有財産の分配
 3️⃣ 新居を探して内見・契約
 4️⃣ 公共料金等の解約手続き
 5️⃣ 引っ越し業者の選定・依頼
 6️⃣ 引っ越し
 7️⃣ 新居での手続き(転出届の提出、郵便物の転送手続き、公共料金の手続きなど)


それでは、ひとつずつ具体的に何をすればいいのかを解説していきましょう。




ステップ1️⃣ 現在住んでいる家の退去の連絡


現在住んでいる家を退去する場合、事前に連絡をしなければいけません。余裕をもって1ヶ月前には連絡します。もちろん、パートナーとも事前に相談して退去の日時を決めます。

なお、一度解約の申し込みをしたならばキャンセルはできません。「やっぱり退去はキャンセルで」と意見を翻すことはできませんので注意しましょう。




ステップ2️⃣ 荷物の整理、共有財産の分配


同棲解消・離婚をするにあたり、まずは持ち物の整理をしなければいけません。 何を処分するのか、処分しない家具や家電はどちらが持っていくのかを話し合いで決めましょう。この時、大きな家電や家具はリストにし、漏れがないように注意します。

ちなみに、もともとパートナーが購入・所有していた家具や家電は、あくまでその人の所有物です。どうしても欲しいならば「あなたが同棲(結婚)する前からの持ち物だとは知っているけれど、譲ってくれないか」と交渉しましょう。 欲しい家電や家具、高く転売できそうなブランド品、人気のゲーム機器を勝手に持ち出すのは窃盗行為なのでやめましょう。




ステップ3️⃣ 新居を探して内見・契約


今住んでいる物件の退去の準備だけでなく、新しい家探しも同時に進めていきましょう。 新居探しでポイントとなるのは、やはり内見です。気に入った物件があったならば、絶対に内見しましょう。

部屋の写真だけでは、本当の雰囲気はわからないもの。写真ではキレイで広々とした物件でも、内見したら「クロスや床が傷んでいる」「日当たりが悪い」「水回りが古くて清潔感がない」「繁華街に近く、騒がしい環境」といったようなマイナス要素があるかもしれません。

内見をせずに契約すると、とんでもない物件を掴まされることもあります。注意しましょう。

内見して問題がなければ、契約に進みましょう。契約にはさほど時間がかかりませんが、免許証や給与明細、自営業ならば源泉徴収票などが必要になります。




ステップ4️⃣ 公共料金等の解約手続き


退去が決まったら、公共料金の解約手続きも進めていきます。 水道代・ガス代・電気代の解約はもちろん、それ以外にも気を付けたいのがプロバイダー。もともと自分が契約したプロバイダーならば、引っ越し先でもインターネットが使えるように手続きを進めます。この手続きですが、急な連絡では応じてもらえない可能性があります。こちらも余裕をもって1ヶ月前には伝えておきましょう。

パートナーにプロバイダーの契約・解約を任せていた方は、自分の新居の契約を忘れないようにしましょう。




ステップ5️⃣ 引っ越し業者の選定・依頼


新居が決まったならば、引っ越し業者の選定について動き出しましょう。複数の引っ越し業者から見積もりをとり、検討します。業者を決めたら今度は日時、プラン内容などを決めていきましょう。 なお、業者にはできるだけ早く依頼することがおすすめです。1ヶ月前には依頼して、業者を予約しておきたいですね。




ステップ6️⃣ 引っ越し


引っ越し業者を決めたら、余裕のある時に始めておきたいのが荷物の梱包です。衣服や日用品、書籍だけでも時間はかかります。数日前から始めたのでは絶対に間に合いません。 引っ越し予定日の2週間前にはパッキングにとりかかりましょう。 多忙な方や、荷物の梱包に時間がかかると予めわかっている方は、多少割高になりますが、業者に梱包してもらうおまかせプランを選ぶのがおすすめです。




ステップ7️⃣ 新居での手続き(転出届の提出、郵便物の転送手続き、公共料金の手続きなど)


引っ越しが無事に済んだとしても、それで終わりではありません。引っ越し前後にしなければならない手続きもたくさんあります。 役所への転居届・転入届の提出や、電気・ガス・水道の手続きに加え、郵便物の転居届、運転免許証やパスポートの書き換え、銀行の住所変更手続きなど、足を運ばなければいけない場所はたくさんあります。優先順位を決めて、期限があるものから手続きを済ませていきましょう。




同棲解消・離婚にはどのくらいのお金がかかる?

同棲解消や離婚には、意外なほどにお金がかかります。それでは、項目ごとに解説していきましょう。




引っ越し費用

まず、現在住んでいる家から引っ越す場合には、もちろん引っ越し業者を依頼しなくてはいけません。「家族や友人に頼んで、引っ越し作業を手伝ってもらう」という人もいるでしょうが、やはりプロの手を借りるのが確実。

引っ越し業者の繁忙期は進学・就職・異動で引っ越す人が急増する春(3月~4月)、同じく異動シーズンの秋(9月)とされていますので、それ以外の時期に依頼するのがおすすめです。

気になる費用ですが、引っ越し代金は申し込みの時期(繁忙期は料金が割高です)、移動距離、荷物量によって大きく変わります。同じ都道府県内で、一般的な荷物の量ならば5万円前後で収まるかもしれませんが、遠距離を移動する場合には8万円前後かかることもあります。



引越費用の詳細は、以下の参考記事からご確認いただけます。

上京してシェアハウス!一人暮らしするまでに実際にかかった費用とワンルーム・学生寮との初期コスト比較
記事中にて、引越し費用の相場を御案内しています。



新居の初期費用

新しく物件を契約する時にも、まとまったお金が必要になります。 敷金・礼金、不動産屋に支払う仲介手数料、火災保険料、前家賃の平均額は以下の通りです。


>> 初期費用の内訳 <<

敷金家賃1~2ヶ月分
礼金家賃1~2ヶ月分
仲介手数料家賃1月分
火災保険1~2万円


たとえば家賃7万円の物件に入居した場合、敷金・礼金は家賃各1ヶ月分という条件で考えると、仲介手数料も合わせて21万円が必要になります。さらに、前家賃や火災保険料を加えると25~6万はかかるでしょう。

それ以外にも、冷暖房器具やコンロが設置されていない物件ならば、自分で購入する必要が出てきます。生活に必要な布団やカーテン、冷蔵庫、洗濯機、掃除機などの家電も揃え直すとなると大金です。

新生活を始めるには平均50万円かかるという話もありますので、貯金は必須です。



ワンルーム賃貸の初期費用の詳細は、以下の参考記事にてご確認頂けます。

上京資金20万円だけ?引っ越し費用も含めた上京費用って、いくらぐらいかかるのか?安くする方法は?
記事中にて、賃料50,000円のお部屋を借りた際の初期費用明細の一覧を記載しております。



家電等の処分費用

新居に入りきらない大型家電は、思いきって処分しなければいけません。

粗大ゴミで処分する場合には注意が必要です。自治体によっては粗大ゴミの受付窓口が混みあっており、引き取りまでに1ヶ月以上かかることがあるからです。また、引き取り当日に自分で外に運び出さなければいけませんので、労力も必要になります。

引っ越し業者によっては、家電や家具を格安で引き取り、処分してくれるところもあります。不用品回収業者に依頼するという手段もありますが、業者によっては処分費用が自治体に依頼するよりも割高になる可能性がありますので、評判をよく確認してから業者を選びましょう。

フリマアプリやオークションサイトを利用するという手段もありますが、残念ながら家電はそういったアプリやサイトでは人気がありません。新品で人気のデザインならば売れる可能性がありますが、そもそも梱包や発送も素人では取り扱いが難しいため、おすすめできません。

ちなみに、家電リサイクル法の対象となるエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類の乾燥機は粗大ゴミで回収が不可となっています。資源有効利用促進法の対象となるパソコンも同様ですので、処分したい場合にはメーカーに確認するなど、処分先を探しておきましょう。



>> 渋谷区 家電処分費用 <<

エアコン

972円~
液晶テレビ16V以上2,916円~
冷蔵庫171L以上4,644円~
洗濯機2,484円~





退去費用

賃貸に住んでいた場合、退去費用を請求されることはめったにありません。しかしながら、



✔ タバコのヤニで壁のクロスや天井が黄ばみ、ニオイもしみついている
✔ 料理の失敗のボヤでキッチンに大きな焼け焦げがある
✔ 壁に穴があいている


など、原状復帰が容易ではない場合には敷金が返却されないばかりか、クリーニング・修復費用を別途請求されます。

他にも、ペット不可の物件でこっそり犬や猫を飼っていた場合も、同様に修繕にかかる費用を請求されることがあります。 程度にもよりますが、5~10万円程度のクリーニング・修繕費用がかかると考えておきましょう。




離婚の場合には、より綿密な話し合いや計画が必要


同棲解消ならば、それぞれが別の家に住めばそれで終わりです。簡単に関係を終わらせることができますが、離婚はそういうわけにはいきません。

離婚する場合、他に何を話し合えばよいのでしょうか。

まず、子供がいる場合、親権や養育費についての話し合いが必要になります。 他にも住宅ローンや婚姻期間中の厚生年金分割についての確認や、相手に非がある場合には慰謝料請求をすることもあるでしょう。話し合うことは山積みです。

しかし、離婚の話し合いはそう簡単にいくものではありません。話し合いを進めようとしても平行線を辿ってしまう、お互いの不満をぶつけあうだけのループでなかなか結論がでない、なんてこともあるでしょう。

そんな時にスムーズに話し合いを進めるには、いくつかのコツがあります。




自分の意見(譲れないこと)をちゃんと主張する

離婚の話し合いに限りませんが、自分の意見をまとめておくのはとても大事です。「なんでもいいからとにかく別れたい」ではダメ。 自分がどうしても譲りたくないこと、相手に必ずしてほしいことを決めておきます。たとえば、「親権はどうしても自分が欲しい」「結婚生活の間に、自分の独身時代の貯金から貸したお金は返してほしい」というように、相手に主張することを決めておくのです。 そうすれば、話し合いの時間や回数を短縮することもできるでしょう。




協力者を得る

自分が離婚をしたくても、パートナーは離婚を拒否している場合、話し合いは難航しがちです。相手は口が達者なのに、自分は口下手。どうしても言いたいことが伝えられない。必死に伝えても流されてしまう。そんな時には、落ち着いて話ができるように味方を作るのもいいでしょう。

心から信頼できる家族や友達に相談して、自分の気持ちを整理するのを手伝ってもらうのです。離婚には大きなストレスがかかりますので、自分の本音を聞かせられる人、あなたの気持ちをしっかり理解してくれる人に話を聞いてもらうだけでも、心は楽になります。 冷静なアドバイスをもらい、改めて話し合いに臨むのもいいですね。




話し合いが進展しなさそうなら、外で家族・知人の立ち合いのもと話し合いを行う

冷静に話し合いができないようなパートナーならば、環境を変えるのもいいでしょう。自宅ではなく、喫茶店やファミリーレストランなど、他人の目があるところで話し合いをすれば、相手も感情的になりにくくなります。

相手が激高するかもしれないと不安なら、家族や友人に同席してもらいましょう。まずは他のテーブルでそっと様子を見ていてもらい、言い争いに発展しそうになった時に介入してもらうという手段もあります。




最終手段は弁護士に相談する

どうしても相手との話し合いがうまくいかないならば、弁護士に依頼してしまいましょう。もちろんお金はかかりますし、「弁護士への依頼なんて大げさすぎる」と抵抗を感じる方もいるかもしれません。ですが、長期化・泥沼化していた離婚の話し合いが、弁護士を入れることでスムーズに進行するようになります。 お互いの主張を整理しながら話を勧めてくれますので、確実に離婚に近付くことができるでしょう。




同棲解消・離婚後にどこに住む?4つの新しい住まい

同棲解消や離婚をしたはいいが、お金がまったく手元に残っていない、金銭的余裕などはほとんどないという方も多いはず。それでは、同棲や結婚を解消した後、どんな住居を選べばコストパフォーマンスが良いのでしょうか。 それぞれ、メリット・デメリットも含めてご紹介します。




もともと住んでいた家に住み続ける


メリット引っ越し費用がかからない、手間や作業が発生しない
デメリット別れたパートナーがまた訪れてくるかもしれないという不安がある、ひとりで家賃を支払うのは大変なのでルームメイトを見つけなければならないことも

同棲・結婚していた家に残ってひとりだけで住むならば、新居探しや引っ越しをしなくて済みますので、出費や手間を省くことができます。収入がある方にはおすすめです。

「1人で住み続けるには家賃が高い」という場合には、改めてルームメイトを募ることもできます。が、共同生活がうまくいかなかった時にまたトラブルに発展しかねません。面倒ごとを避けたいならば、もともと一緒に住んでいた兄弟やよほど気が合う友達とだけルームシェアするようにしましょう。

なお、同じ家に住み続けると、別れたパートナーがよりを戻したいと来訪する可能性があります。相手と何としても縁を切りたいという人は新居を探したほうがよいでしょう。




実家に帰る


メリット家賃や生活費を抑えられる
デメリット両親の負担になるので、長期にわたって住み続けるのは難しい、実家が遠いと頼れない

同棲解消や離婚を経験して実家に戻り、生活を立て直すという方法もあります。同じ空間に家族がいれば、1人でいるよりも寂しさやつらさもまぎれて、心の傷も癒されるはず。また、家賃や生活費を抑えて実家で一人暮らしのための貯金を貯めるのもいいでしょう。洗濯や食事の用意を頼んでちょっと甘えられるのも実家ならではですね。

しかし、気を付けて起きたいのは「甘えすぎない」こと。家族の負担を考えると、ずるずると実家に居続けるのは得策ではありません。実家での食事代や光熱費もタダではありませんので、まとまった額の生活費も渡しておけば、お小言を回避できそうです。 「いつまでいるの」「まだこの家に住むの」なんて言われないように、いい関係を保ちたいですね。

また、実家暮らしにメリットはたくさんありますが、残念ながら遠距離すぎると頼りにくいもの。



✔ 交通費が高く、帰省するだけでまとまったお金が必要になる
✔ 地元は好きだが、仕事をやめてまでは戻れない
✔ 兄弟夫婦が同居しているので、自分の部屋がもうない


など、実家に戻ることに高いハードルがある方もいらっしゃるでしょう。



 安心感抜群 仕事場からそんなに遠くない、親との関係が良好であれば、一番の選択肢だと思います。



ワンルームを借りる


メリット1人だけの生活を楽しめる、自立できる
デメリット仕事の状況によっては生活費のやりくりが大変

「元の家は早く出ていきたい」「実家には戻れない」時には、単身者向けのワンルーム物件に住むのがオーソドックスなやり方です。同棲生活・結婚生活から解き放たれてのびのび過ごせますし、すぐ自立できれば生活の立て直しもスムーズにいきそうです。

一方で、気になるのが生活費。引っ越しの費用や新居の初期費用、新しい家具や家電の購入費用など、お金がどんどん出ていきます。一人暮らしはやりくりが大変だと感じる瞬間も多そうです。



 初期費用 ワンルーム賃貸の初期費用だけで20~30万円くらいは掛かりそう。更に、そこから家具/家電もとなると、、、結構な金額が掛かりそうです。ただ、既存の家具・家電を持っていってもいいなら、多少のコストダウンは出来そうです。



マンスリーマンションやウィークリーマンションを借りる


メリット気軽に入居できる、急いで関係を断ちたい時には便利
デメリット長期滞在には向かない、まとまった額のお金が必要

同棲解消・離婚を1日でも早くしたい!パートナーから逃げたい!という人は、マンスリーマンションやウィークリーマンションを借りるのがおすすめです。手続きは普通のアパートやマンションよりも手軽にでき、家電も一通りそろっています。

それだけに、費用が高くつくのがデメリット。家賃は一般の物件と比べるとやや高いです。一方で敷金・礼金がかからない、水道光熱費は定額のところがほとんどですが、契約の際に家賃を前払いしなければいけないため、まとまったお金が必要になります。よほどお金に余裕があるならまだしも、金銭的な余裕がないなら長期滞在は難しいでしょう。



 住民票 大部分のマンスリーマンションでは、住民票を移すことができません。住民票と現住所を一致させる必要がある方は、他の選択肢にしなければなりません。



シェアハウスを借りる

シェアハウス『THE DAY ASAKUSABASHI』のリビング

メリット気軽に入居できる、家賃が安い、家電付きの物件が多く初期費用がかからない、パートナーと別れた直後であっても寂しくなりにくい
デメリット自分一人の時間がなかなか持てない

シェアハウスの魅力は、なんといっても家賃の安さ。初期費用が安く、契約も簡単です。基本的な家電はほとんど揃っていますし、ちゃんと生活するうえでのルールもありますので、安心して暮らせます。同棲解消・離婚した後は落ち込みがちですが、他に入居者がいれば寂しくありませんね。もちろん、一人で静かに過ごしたいなら個室も選べるシェハウスに入居すればOKですね!


参考記事

シェアハウスの初期費用は安いのか?費用項目をピックアップし実際の金額を算出してみました。
シェアハウスの初期費用について、一般賃貸と比較し、また具体的な費用項目についてまとめましたので、チェックしてみてください。


 初期費用 シェアハウスの初期費用は10万円~にて可能と言われています。お部屋に家具・家電も付いているので、初期費用の安さで選ぶなら ワンルーム < シェアハウスになると思います。



それぞれのメリット・デメリットをよく考えながら、住むところを選びましょう!




まとめ

同棲解消・離婚には、最短でも1ヶ月の準備期間と、少なくとも50~60万円の資金が必要になります。どうしてもお金が貯められないという場合には、実家を頼るか、シェアハウスへの入居をおすすめします。 後悔しないためにも、事前の綿密な計画とある程度の資金を用意しておきましょう!





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この記事を書いた人

東京一人暮らしアドバイザー。 学生時代は下北沢や吉祥寺で過ごし、現在は高円寺在住。 趣味は一人暮らしでもカンタンに作れる、料理・お菓子・パン作り、カフェ巡り、便利でカワイイ雑貨集め。 経験に基づいた一人暮らしの物件探し、防犯情報、お得な節約法・料理術などを提案していきます。最近、シェアハウスへの取材も多く実施しています。 Tokyo Solo Living Advisor. Lately, I have been conducting many interviews about share houses and Japanese language schools.

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