私が一人暮らしを始めたのは、大学3年生になったとき。ゼミも始まるし(これがめっちゃ忙しい)、就職活動も始まるから、都内に居を構えたほうが何かと便利だと思い、親に頼んでなんとか一人暮らしをさせていただきました。入ったゼミが何かと課題の多いところだったので、週の3~4回は図書館に引きこもって文献を読み漁ったり、同級生と課題について議論をしたりと忙しい日々。そこに、就職活動が加わって、寂しさを感じることなく、大学生活を終えることとなりました。
社会人になってからは、会社の同期にも恵まれたこともあって、楽しい日々が始まり。会社から給料も貰えて、好きなものを買えるようになって、同期と一緒にオーダースーツを作ってみたり、飲みに行ったりといい社会人スタートを切れたと今でも思っています。
ただ、社会人3年目くらいになってくると、やや状況が変わってきました。配属先が忙しかったこともあり、週3~4日は終電を逃してタクシー帰り。他の同期も同じような環境で、結構、深夜まで残業していて、以前みたいに一緒に御飯に行ったり、遊びにいったり出来なくなってきていました。いま思うと、普通にブラック企業なんじゃないかと思ったりはしますが、残業代は支払われていたので、まあ、それはそれで良かったものとも思っています。
会社と家との往復での生活が続いて、週末もヘトヘトで外に出る気分になれず、職場以外の人とは関わりを持つことが減ってきたのが社会人3年目あたり。一人暮らし5年目にして、ちょっと寂しさを感じるようになってきました。
何かと寂しさを感じる時はありましたが、それでもやっぱメリットというか、居心地の良さも感じていました。
社会人になってからは、自分でお金を稼ぐことができるようになったので、徐々にお部屋のインテリアにも拘るようになっていきました。残業とかきつかったけど、その分、残業代が入ってきたので、結構、好きなもので家具を揃えることができました。(といっても、そんな○○万円もするような家具は一つもない。)
当時は、IEKAやニトリなどが今ほどは普及していなかったので、東急ハンズとか渋谷の雑貨やさんとか、よく足を運んでいたものです。
前述の通り残業の多い会社だったので、深夜12時を超えて帰宅することがしばしばありました。それでも、家に家族がいるわけでもないので、気を遣うことなく深夜にシャワー浴びたり、テレビ見たりすることはできました。
一人暮らしの最高の特権かもしれません。ただ、私は、社会人1年目で、学生のときからお付き合いしていた方と分かれてしまったので、、、私にとってはあまり大きなメリットにはなりませんでした。悲しい。
社会人3年目頃から感じた寂しさ。どんな時に寂しさを感じるようになっていったのでしょうか。
そんなに頻度はないけど、心にズシンとくるのは、風邪引いて、高熱を出したときでしょうか。体調がとても悪いのに、誰も助けてくれない。。。常備薬もない。食料もない。ないものがいっぱい。
頭がどんなに痛くても、歩いて食料を確保しなくちゃいけないし、しんどいし、誰かに頼りたいのに頼れないのは、どこか寂しさを感じるものでした。
子供のときであれば、家族とともに過ごした楽しいクリスマスも、大人になって一人で過ごすようになると、どこか寂しい。とってもとっても寂しい。恋人がいれば、楽しい時間になるかと思いますが、いないとイルミネーションが眩し過ぎて、外出すら出来ない。恋人作りに行けばいいんじゃん!と言われそうだけど、作ろうと思ってもすぐには作れない不器用な自分にはちょっとしんどいですね。
誕生日などは友人が祝ってくれたりもするけど、最後は真っ暗な家に一人で帰ることに。友人達との時間が楽しい分、真っ暗なお部屋はどこか寂しいですね。
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社会人2年目、3年目は、まだまだ若手。徐々に仕事の裁量も増えていく時期かと思いますが、初めての業務でミスをしたり、なかなかうまくいかないこともあるかと思います。
私の当時のお客様には、すぐキレる方がいらして、よく怒られたものです。システムの不具合が起きても、その原因がすべて解明できるわけではなく、原因不明ではあるが、おそらく有効と思われる対策の提案をしても、原因がわからないなら、わかるまで追求してこい!みたいなこともよく言われていました。海外のシステムを利用していたので、原因究明を海外の企業に依頼するのですが、海外なので、原因究明には全然こだわらず、ワークアラウンド(応急処置や次善策)だけで終わってしまうケースがしばしば。
ひたすら原因究明に拘るクライアントとワークアラウンドだしておしまいの海外企業。この間に挟まれる私は、なんとも言えないモヤモヤを感じて家に帰るのですが、もちろん誰もいないし、真っ暗。このモヤモヤを誰かと話して、気を紛らわしたいと思っても、そんな相手はどこにもいない。。。
会社員の楽しみと言えば、ボーナス!!もちろん、それ以外に楽しみを持っている人も多いかと思いますが、ボーナスを楽しみにしていない人はきっといないでしょう。私が以前、勤めていた会社は、ボーナス支給額の決定が、個人評価4割くらい・所属している組織評価6割くらいの割合でした。なので、どこの組織に所属しているかがの方が大事なのですが、個人評価の割合もまあまあある。2年目のときは、個人評価でAを頂けたので、3年目の時のボーナスは、そこそこもらうことが出来ました。
よっしゃあ!と思っても、それを誰にも言う相手がいないのです。。。切ない。。。いいことがあったら、それを誰かと共有したいもの。恋人がいれば、相手も喜んでくれるかもしれませんが、、、
いまでこそ、一人焼肉のお店があったり、ブース付きのカフェがあったりと、一人で外食するのが普通になってきている今般。私が社会人になりたてのころは、そのようなお店はあまりなく、「お一人様」という言葉もまだまだ使われていませんでした。
私は、当時、豊洲という場所に住んでいたのですが(会社から近くてよかった)、新興都市ということもあり、ファミリー層が多く住んでいるエリアでした。なので、外食に行くとまわりはみんな家族連れ。週末のららぽーと豊洲を、一人で歩いている人なんて私くらいではないでしょうか。。。
今思うと、豊洲は便利だし、街もキレイだし、ショッピングモールも揃っているし、生活しやすいですが、一人暮らしにはアウェイ感ハンパない場所でした。。。このアウェイ感満載の場所で一人での外食は、なかなか寂しさを感じるもので。
一人暮らしをしていても、一緒に遊べる友人がいれば、寂しさを感じることもそんなに多くないかもしれません。だが、一緒に遊べる友人がどんどん減っていく、、、そして、それは、20代後半から30代前半あたり(属にいうアラサー)にやってきます。
友人の結婚と子育てですね。結婚すると、ある程度の自由がなくなってしまうので、気軽に遊びにいけなくなってしまいます。とくに、宿泊を伴うような遊びは、俄然、厳しくなっていきます。私は、スノボーが好きで毎年1~2月に新潟や福島などのスキー場に行ってしましたが、一緒に行っていた友人が次から次へと結婚すると、どんどん行く機会が減っていきました。
遊びや飲み会を通して、友人とのコミュニケーションを取っていたですが、その頻度が落ちてくる。これは、寂しさを感じる時があるというより、寂しさを感じることが多くなってくることの予兆でしょう。
ここでも、じゃあ、結婚すればよくね!と言われるかもしれませんが、恋人すらいない自分にはそれは、とってもハードルが高いのです。
社会人3年目頃から感じるようになった寂しさ。そして、20代後半になるにつれて、それがドンドン強くなっていく。この寂しさを解消するには、どんな方法があるのか、当時の私はGoogle先生に聞いてみました。今だったら、CHAT GPTに聞くんですかね。
Google先生に聞いて、調べてみると、よく出てくるのが、一人でできる趣味を見つけろ!というもの。当時の私は、バイクが好きで、仲間とよくツーリングに出かけたものですが、じゃあ、一人でツーリングしたら楽しいか?と言われると、なんか一人で行く気にもなれず。
心機一転して、バイオリンを習ってみたりもしたのですが、あまり音楽の才能がなく、なかなか上達しない。そんなこともあって、あまり長続きしませんでした。私には、新しい趣味を見つけるのはハードルが高かったです。
漫画が大好きで、これは小さい頃からずっと読んでいたし、読書も大学生のときからずっとしていました。なので、改めて読書したところで、今までとなんら変わらない。。。
また、当時テレビを持っていなかったので、番組を見ることも出来ず。今なら、スマホひとつあれば、Youtubeなり、Netflixで好きな番組を見ることができるかと思いますが、私が20代後半のときは、まだまだNetflixなど誕生する前の話でした。
漫画を深夜まで読んでいる時もありましたが、読み終わった後の虚無感は、なんか今でも覚えています。何やってんだ?俺?みたいな。
今でこそ、アプリで友人や恋人を探すのは当たり前の時代。
参考記事:マッチングアプリは恋愛だけじゃない!同性の友達を作れる無料アプリを紹介!
参考記事:誰かと話したいときの心理と対処法!5秒で話し相手を見つけられる無料アプリを紹介
私が20代の時は、まだまだオンラインの出会い系 = 怪しい という方程式が成り立っており、なかなか気軽に手が出せる領域ではありませんでした。ただ、今なら、積極的に活用してもいいかもしれませんね。今は、便利で羨ましい。
自分自身の成長のために、資格の勉強を始めたり、新しい分野の勉強することもGoogle先生は勧めていました。当時の私も無駄に意識が高かったので、証券アナリストの勉強を始めたのを覚えています。資格の学校TACにも、それなりの金額を課金したものです。
でも、あったらいいなぁくらいの感覚で手を出していい資格ではありませんでした。ガチで勉強しないと試験をパスすることが出来ないのですが、軽い気持ちで始めた私にはとんでもなく高いハードルでした。。。当時、金融系の会社に勤めていたわけでもなく、金融系に転職を目指していたわけでもなく、、、
目標を持って資格の勉強をするのはいいかと思いますが、寂しさを紛らわすための資格の勉強では、長続きしませんでした。。。
Google先生のリコメンドはまだ続きました。つぎは、ペットを飼ってみたら!とても可愛いよ!ペットのお世話をすれば寂しくないよ!というものでした。今まで受けたリコメンドの中で、もっともハードルの高いものでした。
まず、私が住んでいたマンションは、当然の如くペット飼育は禁止です。ペットを飼育するなら、まずは引越をしなければなりません。また、一般的にペット飼育可のマンションは、賃料も高いし、初期費用も高くなりがちです。
更に、大事な生命なんで、愛情を持ってお世話をしなければなりませんが、前述の通り、終電を逃してタクシー帰りもしばしばあるような身では、食事を満足にあげることも出来なさそうでした。。。
仕事が忙しい身としては、ペット飼育は夢のまた夢だと思いました。
結局、Google先生に聞いても、寂しさを感じないような暮らしをすることは無理そうでした。そこで、Google先生に答えを出してもらうのは諦めて、またモヤモヤする日々に戻って行きました。。。
そんな日を過ごしている時、あるタワーマンションが私の目に留まりました。豊洲に住んでいたので、タワーマンションは珍しくなかったのですが、新しく完成したばかりの物件で、外観もオシャレで、こんな物件に住んでみたいな~とフト思い、SUUMOで検索して、賃料を調べて見ました。賃料以外も調べたら、マンション住人専用のカフェがあったり、コンシェルジュがいたりなど、今住んでいるマンションとは別次元のスペックを持っていて、当時の私は、こんなすごい物件があるのか!ととても驚いたことをよく覚えています。
私が当時住んでいたマンションの賃料が7万円弱程度。そして、新しく完成したタワーマンションの3LDKのお部屋の賃料が22万円。今(2023年4月時点)の相場から見ると破格でしょう。当時は、リーマンショックという不況があったこともあり、今に比べるとマンション価格が大分安く、そして賃料も安かったのです。
3部屋あって、22万円。3人で住めば、一人当たり7万円強。ルームシェアをすれば、いま住んでいる築30年くらいのワンルームマンションとさほど変わらない賃料で住むことができる!と思い、ルームシェアをするべく、同居人探しを始めます。パワーポイントで、ルームシェアすることの魅力・タワーマンションに住むことの魅力をまとめて、まだ結婚していない友人(ついでに恋人もいなさそうな)にプレゼンをしていったのを今でもよく覚えています。
無事、K君とI君というシェアメイトが見つかり、タワーマンションの賃貸契約が済み、男性3人によるルームシェア暮らしが始まりました。ルームシェアでの暮らしは、楽しいの一言で、寂しさを感じることは一度もなかったです。当然、シェア暮らしにはいいこともあれば、よくないこともあります。それでもトータルで、いい意味での化学反応をいろいろ味わえると思います。
参考記事:シェアハウスの日常
です。人生に1回くらいそんなときがあってもいいと思います。新しい趣味を探すよりも、寂しさとはおさらばできると思いますよ。
寂しさを感じず、適度な距離感をもってコミュニケーションがとれるなら、ルームシェアでも、シェアハウスでも、いいと思います。ちなみに、私は、どちらの経験もありますが、どちらもよかったなぁと思っています。
シェアハウスのシェアメイトは、住むまで赤の他人なので、どこか高校の新学期みたいな気分を味わえたり、自分が今まで出会ってことなかったような属性の人と交流が出来たり、といい意味で刺激を貰えたりします。ルームシェアのシェアメイトは、もともと友人ということで、そんなに気を張る必要もないし、トラブルがあっても、大体のことは話し合いで解決できるので、大事になることがないとか、それぞれ、メリット・デメリットがあるかと思います。
適度な距離感を保ちつつ、様々な人とのコミュニケーションを取るなら、大型のシェアハウスが入門としていいかもしれません。そこで、いくつかオススメの大型物件のご案内を致します。
東中野駅から徒歩4分とアクセス良好な場所にオープンした102部屋もあるメガサイズシェアハウス。中学校の1クラスではなく、1学年分くらいの人数が集まって暮らします。大型物件の特徴は、専有部と共用部が明確に分かれていること。なので、シェアハウスとはいえども、ある程度のプライバシーがしっかり守られています。また、こちらは、共用部に大型ラウンジ・キッチンだけでなく、シアタールーム・コワーキングルーム・ミュージックルーム・スタジオ・フィットネスルームなどなど、日常を豊かにする設備が多数用意されています。
こういったスケールメリットが享受できるのも、大型物件の魅力の1つですね。これだけ充実していれば、シェアメイトと一緒に映画みたり、一緒に体を動かしたりと、共通の趣味もみつかるかもしれません。
さきほどの物件も100部屋超えとかなりのサイズ感でしたが、こちらの物件も122部屋とそれを更に超えるスケール感。もちろん、ワーキングスペールやライブラリー、フィトネスルームなども設備ももちろん標準完備。そして、ここは、設備だけでなく、週1回の無料オンライン英会話サービスやワイン定期便など、様々なサービスまで提供してくれる物件です。
入居者専用のアプリがあって、そこでイベントのお誘いなどできるようで、デジタル面でのサポートも手厚そうです。そして、個室賃料が34,500円~ととってもリーズナブル。
物件名 | : | SHARE HOUSE 180° 上板橋 |
入居条件 | : | 男女OK 外国人OK |
賃料 | : | 19,800 ~ 55,900円 |
共益費 | : | 15,400円 |
部屋数 | : | 122部屋 |
アクセス | : | 都営三田線「志村三丁目」駅 徒歩15分 |
ビジネスホテルをリノベーションしてシェアハウスに。もともとがホテルということで、お部屋に水回り(3点ユニット)が付いている!というプライベートがしっかり確保されている仕様。トレイとかシャワーは専有したいけど、交流もしたい!という方には、ピッタリの物件です。また、カフェまで併設されているので、ランチはエスカレーターを降りて、そこで頂く!といったライフスタイルも送れそう。おうちにカフェがあるって、そごく便利そう。
また、スタッフの方が常駐しているようで、リネン交換や荷物の宅配代行などもしてくれるようです。もう、ホテルに暮らすイメージですね。場所も浅草橋と超都心。こんな物件なかなかないかもです。
千代田区、港区、中央区などは、シェアハウスの供給が非常に少なく、とってもレア。このエリアで、更に駅前・駅チカ物件となると、ほぼありません。そんな激レア物件が、中央区の勝どきにあります。なんと、徒歩30秒!と1分未満の近さ。雨が振っていても、走れば傘なしでも行けるレベルでしょうか。お部屋の数は、19なので、大規模というよりかは中規模。ただ、60㎡超のリビングダインニングキッチンがあって、共用部も充実です。
洗面やトレイやシャワーは各フロアにあったり、オートロックや屋内駐輪場があったりと、日常生活重視設計となっているのも嬉しいところです。
どこか洗練されたコワーキングスペースのようなラウンジが広がる大型シェアハウス。お部屋の数は、112!上質空間で、共用部が充実してて、個室も広くて、大人の交流が欲しい方には、ぴったりの物件かもしれません。運営会社リビタさんがプロデュースする物件は、どれもハイクオリティで間違いがないので、安心して住めるのが特徴。
ガーデンも充実しているので、屋内だけでなく、屋外時間も楽しめそうです。毎年、春の到来が待ち遠しくなりそう。
友達がたくさん欲しい方は、【大規模物件(30名以上)のシェアハウス物件一覧】から探してみて下さい。
ちなみに、シェアハウスとルームシェアの違いは、【シェアハウスとは?規模別の15のメリット・7のデメリットをご案内】にて解説しています。
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