厳しい?それともゆるい? シェアハウスの代表的なルールとはどんなものがあるの?

シェアハウスには、さまざまなルールがあります。 普通の一人暮らしではまずないようなルールも多く、そのルールの多さに困惑する人も多いかもしれません。 どのシェアハウスにも、絶対にルールが存在します。
というのも、住人が好き勝手にいろんなことをしていては、収拾がつかなくなってしまうでしょう。 そんな時に、ルールが役立つというわけです。 つまり、シェアハウスのルールは、住人を縛るためにあるのではありません。それぞれが生活しやすいようにするための、必要最低限の規則のようなものなのです。

それでは、シェアハウスにはどのようなルールが存在するのでしょうか?




① 住人以外の立ち入り・宿泊について

まず、シェアハウスに存在するルールで、もっとも普遍的なもの。
それが、シェアハウスの住人以外の立ち入りに関するルールです。 シェアハウスに入居する前に「友達をたくさん呼ぼう」「恋人に一度、シェアハウスの中を見せたい」と思っている人もいるかもしれませんが、ハウスによっては住人以外の立ち入りを禁じているところも多いのです。
ただし、その物件によってルールは様々です。 事前に届け出ておけばOKの物件もありますし、他人の宿泊を禁止しているところもあります。 女性専用のシェアハウスの場合には、男性の立ち入りを禁じている物件も多いようです。
なかには、事前連絡なしでも住人以外の人をハウスの中に入れたり、宿泊させたりしてもいいという物件もあるようですが、かなりまれな例だと思っておきましょう。




② 喫煙について

同じようにシェアハウスで厳しくルールを決めているのが「喫煙」に関するルールです。
喫煙者の人はなるべく自由に煙草を楽しみたいという人も多いでしょうが、嫌煙家の人にとって、煙草の臭いがするだけで嫌なもの。そのため、住人同士が住みやすいように、喫煙に関するルールも明確にされているところがほとんどです。 ルールによって全室禁煙になっているシェアハウスもあれば、分煙しているシェアハウスもあります。共有スペースだけでのみ喫煙できる物件も多いようです。
こっそり個室で吸えばいい、バレなければいいと考える人もいるかもしれませんが、他の住人や次にその個室に住む人、シェアハウスの大家さんに迷惑がかかる行為となりますから、ルールは守るようにしましょう。
愛煙家の人は、喫煙に関してのルールが寛大なところを選んだほうが、長く住み続けられるかもしれません。




③ 騒音について

普通の一人暮らし物件でもトラブルになりやすい「騒音」問題。
「夜中までお酒を飲んで騒ぐ」「窓を開けっ放しで、夜中までおしゃべりする」「早朝から楽器の演奏を始める」など、住人にも迷惑がかかる行為は、ほとんどのシェアハウスが禁じています。
楽器演奏に関しては、シェアハウスによっては防音設備を備えているところもありますから、どうしてもやりたいならばそういう物件を選びましょう。 騒音に関しては、シェアメイト同士で迷惑をかけないようにするのはもちろんのこと、隣家に迷惑をかけるような騒音は出さないように注意すべきです。あまりにも騒ぎすぎる住人には退去を命じるという、厳格なルールを掲げているシェアハウスもあります。
騒音を気にせずにいたい人はその点がおおらかなシェアハウスを、反対に静かで落ち着いた環境のシェアハウスに住みたい人はそのルールを明確にしている物件を選ぶといいでしょう。




④ 家事について

シェアハウスに入居するまでに、そんなルールがあるなんて思わなかった!とされる規則もあります。それが、家事に関するルールです。
たとえば、キッチンスペースなどは、全員が適当に使用していたら、それぞれの私物がごちゃごちゃになってしまいます。そうなると、「私の買ってきた食材を勝手に使われた」「一人でスペースを独占している人がいる」など、トラブルになりかねません。
掃除に関するルールも同じです。 シェアハウスによっては清掃業者が入っている、もしくは大家さんが定期的に掃除をしてくれるような物件もあります。ですが、持ち回りでキッチンやお風呂、トイレなどを掃除している物件もあります。そこでしっかりルールを定めていない場合、掃除する人としない人が出てきてしまい、不公平感が生まれてしまいます。最悪の場合、「誰も掃除しない」なんてことになってしまうかも……。

そうならないためにも、掃除や個人のスペース、家電の使い方などについてもルールを定めているところが多いのです。


住人同士が楽しく過ごすためにも、シェアハウスのルールは必要なものなのです。 「ルールがある」と聞くと堅苦しいイメージを持つ人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。どんな人でも簡単に守れるルールがほとんどです。 ルールを守って、楽しいシェアハウス生活を送りましょう!


参考記事)【47ルール紹介】シンクに食器を溜めない、などシェアハウスにはルールがあるようです。

この記事を書いた人

東京一人暮らしアドバイザー。 学生時代は下北沢や吉祥寺で過ごし、現在は高円寺在住。 趣味は一人暮らしでもカンタンに作れる、料理・お菓子・パン作り、カフェ巡り、便利でカワイイ雑貨集め。 経験に基づいた一人暮らしの物件探し、防犯情報、お得な節約法・料理術などを提案していきます。最近、シェアハウスへの取材も多く実施しています。 Tokyo Solo Living Advisor. Lately, I have been conducting many interviews about share houses and Japanese language schools.

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