シェアハウスに関する不安を払しょくしたく、もっとハウス内の情報を発信をして、もっとクリアにしていきたい!そんな想いから始めた、実際にシェアハウスに住む住人にインタビューする企画を始めました。
今回は、第7弾!
子育てを終えて一つの区切りとして、選択したシェアハウス。
もう50代だけど住んで大丈夫なのか?と一抹の不安を抱えながら過ごして気づいた、シェアハウスの新しい価値とは?
是非、最後まで読んでいってください。
工藤『いきなりで大変失礼だと思いますが、、、50代でシェアハウスを選択するというのは、非常に勇気のある決断だったと思います。どのようなきっかけがあったんですか?』
佐々木『私の中で50代は、新しい人生の始まりだと思っています。子育てもひと段落し、家族中心のライフスタイルが終わります。家族が1人・2人と家からいなくなっていく。そうすると、少し穴が開いたような気持ちになるんですよね。そのタイミングで環境を変えてみたいと思ったのがきっかけです。』
工藤『なるほど・・・。シェアハウスは、基本的な家具家電や料理器具や食器なども全て揃っていることも多いので、環境を変えてリスタートしやすいですよね。新しく環境を変えるとなると費用もかかりますから。』
佐々木『まさに、それもシェアハウスがいいなと思ったポイントの一つです。あと、シェアハウスを選ぶ前から、ミニマリストになっていたのもの一つのきっかけです。』
工藤『物を持たない生活。ですか?』
佐々木『はい。昨今地震による津波や、台風による洪水だったりで家や車が流されている映像を見ることが多くなり、物を所持するということに悶々とするようになりました。自分のコントロールできないことで、物を失う。物をもつことで悩みが生じるのであれば、できる限り物を減らしたい、と。』
工藤『確かに、モノを持つことに執着をなくしていくと、本当に大事なものに気付くことがありますよね。』
佐々木『そうですね。そして、驚くほど自分にとって大事なものって、少ないんだなと気付きました。それなら、本当に必要なモノ以外は手放していい。その行きついた先がシェアハウスでの生活でした。シェアハウスには、服や化粧品グッズ、あとはPCくらいしかもっていかなかったです。』
工藤『シェアハウスの物件はどうやって決めました?』
佐々木『大きく、立地と人数と設備で選びました。立地に関しては、車も手放したので移動は、タクシーか電車。そのため、交通の便も考え、主要な路線沿線で駅近がいいなと思いました。また、人数は5~6人のような小人数よりは大人数のシェアハウスを選びました。その方が、人との距離感を自分で選択できますから。』
工藤『小人数は少人数での濃い人間関係が構築できる良さがありますが、仕事も頑張らないといけない中で、コントロールできない部分で引っ張られてしまうのはストレスになってしまいますからね。』
佐々木『あとは、仕事を自室で行うこともあるので、ワークスペースや個室にゆとりがあるといいなと思いました。私は事務所と兼ねていることもあるのでそこは気を付けました。』
工藤『なるほど!実際にそこにはどんな方が住んでいましたか?』
佐々木『住んでいる人は、30代の独身女性が多かったのですが、20~50代まで幅広い年代の方が住んでいました。この年になると、人間関係が限定されてしまい、同業界の人か仕事の関係者のみとなってしまいます。シェアハウスでは、多様性がある人間関係ができたと思います。』
工藤『それはいいですね!地方から上京してきた際に友達がいなくて、シェアハウスを選んだことで友達が増えて、東京の生活が充実した。という方もいらっしゃいました。』
佐々木『あと、すごくカジュアルな日常がいいなと感じましたね。予定とかもたてずにリビングにいたらふらっと飲み会が始まる。正直、予定を前々から立てる飲み会って当日になると少し億劫になることってあるじゃないですか?そうではなく、その場の雰囲気で飲み会が始まるというのは心地よかったですね。』
佐々木『飲み会の話もそうですけど、シェアハウス内は良いソーシャルコミュニティだなと感じました。シェアハウスって、老人ホームではないんですよ!』
工藤『老人ホームではない・・・?』
佐々木『50代も60代もまだまだ全然若いんですよね。私達50代にとっては老人ホームは、ちょっとまだ早いんです。老人ホームのようなケアはまだ必要ありません。例えば、料理が得意な人は、みんなのご飯を提供できる。その代わり、電球を変えるとか部屋まで重いものを持ってもらうとかは、たまに助けてもらいながら生きていけるっていうのは、いいなと思います。』
工藤『確かに!そしてそのフラットな関わりを通じて、普段接することがない若い人たちとコミュニケーションを取れますからね。』
佐々木『まさにそうですね。同年代と話しているととても楽しくリラックスできますが、新しい刺激が少ない笑
しかし新しい世代の人と話をしていると新しい価値観に触れることも多く、凝り固まった自分の価値観に気付く事が多かったですね。』
工藤『そこはまさに世代を超えて一緒に住んでいることのメリットですね。反対に、若い側からすると仕事や人間関係で困ったときに、フラットに上の方に相談できるのは安心感があります。』
佐々木『ただ、50代でもちょっと頑固な人はちょっと厳しいかもしれません。若い人とも上手く共同生活していくには凝り固まった価値観の人にならないように気を付けないと。笑』
工藤『佐々木さんの場合、全然大丈夫そうですけどね。笑』
佐々木『あと、他に思ったのは、結婚してる夫婦でもシェアハウスで住むこともありなんじゃないか?って思いました。』
工藤『また、それは斬新ですね。笑』
佐々木『旦那さんと奥さんでそれぞれ隣り合わせの部屋で住む。話したいときはお互いの部屋を行き来したり、共有スペースで話すのもいい。夫婦の共通の友人が何人も増えていくって素晴らしいことだと思うんです。あと悲しい話、パートナーが亡くなったとしても、相手の思い出を共有している人と話すこともできる。それは精神的にすごく助けられることだと思います。
それだけ孤独に生きる。ってつらいんですよね。二人の思い出に別の人がいたら輪も広がってストレスもなくなるんじゃないかなと思います。どちらかが亡くなったとしても、孤独にならず生活ができる。ということは大事なことだなと思いますね。』
工藤『シェアハウスは既に退去されたんですよね?どうして出ようと思ったのですか?』
佐々木『元々、2年だけ住もうと決めて入居していたんです。その後、娘と住むことになっていたこともあり。ただ、少しだけ名残惜しく半年だけ待ってもらい泣く泣く出ましたね。』
工藤『そんなにシェアハウスの生活が良いものだったんですね!仲のいい方々とは今でも交流はありますか?』
佐々木『仲のいい同年代のメンバーで月に1回定例飲み会をシェアハウスでしていたのですが、それは今でも継続しています。一度環境が離れても、また会える関係性ってなかなか作れないので一つ屋根の下を共にした。というのは大きいかもしれません。』
工藤『同じ釜の飯を食う。その仲間が大事だ。という考えのものとシェアハウスを運営する会社もありますからね。非常に濃い人間関係になりますよね。今、佐々木さんは何をされているんですか?』
佐々木『私は、元々はコワーキングスペースを運営していたのですが、Web集客の重要性がより増していることを感じ、現在は経営者のためのweb制作サポートをしています。具体的には、ワードプレスの講座、自由に使えるよう自分のwebサイトを持てるようになるコンサルティングですね。ただ、最近気になっているのは、仮想空間なのでここも何かしら取り組もうとしています。』
工藤『流行になる前にどんどん着手をしている感じがします。非常に感度が高いんですね。』
佐々木「進化が激しいこの業界にいると、世の中に置いていかれることに強い危機感があります。そのために、若い子たちの、新しい世代の人たちの作る世界観に早く追いついて常にアンテナを張っていかないといけないと思っています。もう一回シェアハウス入ってみようかしら。笑』
以上、50代になってシェアハウスに住むことで第2の人生の幕開けをスタートさせた、佐々木さんのインタビューでした。
子育てを終え、一段落したタイミングで一度フラットに自分の生き方を見直してみることも50代の方には必要かもしれませんね。
人生100年時代となる現代。
時には人に影響を受けたり、新しいことに取り組み刺激を得たり、人生の中で寄り道をしてみて見るのもいいかもしれませんね。
今回インタビューを受けてくださった佐々木さんは、
スモールビジネス事業者の支援としてWebサイトの運営を支援しています。
もし、少し気になったよ。という方がいればこちらより見ることができます。
少しでもシェアハウスが気になっているよ、という方はSHARE PARADEの検索ページからシェアハウスをお探しください!
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