『ソーシャルアパートメント』と『シェアハウス』の違いはなんなのか?
よくこの質問を受けるので、AI的にはどうだろう?最近話題のChat-GPTで聞いてみました。
・・・なんだか釈然としない。
ということで、今回はソーシャルアパートメントとシェアハウスの違いについて、それぞれの成り立ちから解説していきたいと思います。
〇Social Apartment(ソーシャルアパートメント)の成り立ち
〇ソーシャルアパートメントとシェアハウスの違いを指標ごとに解説
・ソーシャルアパートメントとシェアハウスの違い⑤:入居までのフロー
ソーシャルアパートメントは、株式会社グローバルエージェンツの提供しているサービスの一つで、従来型のお部屋の他にラウンジなど充実した共用部がついて住人間の交流を楽しむ新しいアパート・マンションです。
ソーシャルアパートメントについての特徴に関しては、こちらの記事をチェックしてみてください!
2006年にソーシャルアパートメントの第1号がリリースされており、その発足について代表の山﨑さんはこう語っています。
2004年頃、ミクシィやグリー、また海外ではマイスペースやハイファイブといったSNSが乱立し、今後もインターネットの世界ではソーシャル化が進むだろうといわれていました。私自身もSNSを体験し、確かに面白さを実感する中で、ふと思ったのが、人々がつながりを求める気持ちは、ネット上だけではなくリアルの場にもあるのではないかということ。そこでリアルな世界にSNSをつくってみたら面白いのではないかと考えてみたのです。
インタビュー記事 より引用
ソーシャルアパートメントは人が人を求める気持ちに着目し、住環境におけるコミュニティ形成を目的としたことが発端となります。
ソーシャルアパートメントがリリースされてから
といったシェアリングサービスが勃興し、2010年代に『シェアリングエコノミー』が流行することとなります。人々が物を所有するのではなく、共有をすることで成り立つ世界観が世の中に定着。その時流をとらえ、ソーシャルアパートメントはさらに加速的に広まっていくことになりました。
そして2020年。
人々が新型コロナウィルスによってリアルでのつながりを作りにくくなったご時勢、ソーシャルアパートメントでは、新たに5棟をオープンし、いずれの物件も早期満室となったそうです。
山崎さんが元々考えていた、人を求める気持ちはデジタルでは完結せず、オフラインに回帰する。その構想が見事に的中した形となります。
日本におけるシェアハウスの成り立ちは、アメリカのトレンドを受けたことが発端となります。
1980年代のアメリカでは、物の物価が上昇するインフレが加速的に進んでおり、賃料は約10年間で約30~50%もの高騰をしていったとされています。
結果として、大学の寮やキャンパス周辺のアパートメントの賃料の高額が、学生や若者の生活に影響を与えました。
彼らは生活コストを抑えるため、一つの部屋をシェアする共同生活を始めることになったのです。
これがシェアハウスの源泉です。
ソーシャルアパートメントとは異なり、シェアハウスの根本は、生活をするためにお互いに支えあうことを前提としたDNAがあるわけです。しかし、このDNAが世の中のトレンドに大きく影響を受けることとなります。
2000年代以降「モノ消費からコト消費へ」という消費者のマインドの変化が生じます。インターネットやSNSなどの普及により、さまざまな情報やエンターテインメントを手軽に得ることができるようになった結果、所有するモノよりも体験やコミュニケーションに価値を見出す傾向が増えてきたのです。そのため、シェアハウスにおいても単に生活コストを落とすのではなく、シェアハウスに住むという体験に焦点を当てた人々が増えることになり、世の中にコンセプトシェアハウスが増えました。
これらの新しいコンセプトのシェアハウスは、住む場所としてだけでなく、ライフスタイルや学び、創造性の向上などの目的を持つ場として注目されています。そのため、シェアハウスの魅力として共同生活をすることによる生活コストの圧縮を前提に、より豊かな生活体験やコミュニティの形成を目指すトレンドとなっているのです。
それぞれの歴史を紐解いていくと
といった違いがみられました。
それでは、ソーシャルアパートメントとシェアハウスは具体的にどういった部分が異なっているのでしょうか?
の二軸で比較していきたいと思います。
物件によって大きく異なるため一概にいうことができませんが、ソーシャルアパートメントの方が、シェアハウスよりも高くなることがほとんどでしょう。
これはシェアハウスが、元々生活コストを抑えるためのものであったことに起因しています。
ソーシャルアパートメントは、同一エリアの1R賃貸と同等、もしくは少し価格が高くなる事が多いですが、シェアハウスの場合は、同一エリアの1R賃貸と比較すると70~80%程度になることが平均的です。
中には平均より60%程度近く低い物件もあるなどコストメリットはシェアハウスのほうが大きいといえそうです。ただ、コストが安ければいいということではなく、その分だけサービスや設備が充実していなかったりなどのデメリットはありますね。
シェアハウスの個室に関しては、コロナ感染のリスクも加味して、最近では水回りがついていたり、ミニキッチンも入れていたりするなど個室の中で生活が完結するようになってきてはいるものの、まだまだ数は少ないです。
しかし、ソーシャルアパートメントは元々専用スペースがあってのコミュニティ。といったコンセプトにもある通り、基本的には水回りやキッチンがついているものが多くなってきています。
シェアハウスは小さいところで5,6名の物件もありますが、コミュニティ形成を重視しているソーシャルアパートメントは40~60名程度が平均となります。
シェアハウスも中には大規模のシェアハウスもあり100名近くも住める物件も増えてきていますが、それはコンセプトに合わせて、という形になります。
一般的には6~15名くらいが平均的です。
ソーシャルアパートメントの共有設備には目を見張るものがあります。
高い賃料と多くの人が住んでいるソーシャルアパートメントはそれだけ中の設備を整えられており、映画館・ジム・バー・カフェ・ラウンジ・ワーキングスペース・ビリヤード・最新の家電など。
そして、非常にデザイン性に優れスタイリッシュなインテリアに囲まれて生活をすることができます。
このような豪華な共有設備はもちろん生活満足度に帰結しますが、コミュニティ形成にあたって重要な要素となっているのでしょう。シェアハウスの物件においてももちろん、同様の設備を有している物件もありますが、それはごく少数であり、ソーシャルアパートメントほどの用意はできてはいないのが実態ですね。
シェアハウスは元々賃料が高いことに困った人のためのものであり、日本にシェアハウス文化が来た際に海外の人の間で広まったことも相まって、誰でも住みやすいものを目指しています。
そのため、一般賃貸では考えられないほど早く住むことができ、審査も甘い物件が多いのは現状です。非常にスピード感をもっては入れるのがシェアハウスのメリットでもあります。
詳しくはこちらをチェックしてみてください。
参考記事:新しい賃貸に明日から即入居?最短でシェアハウスに住む方法
ソーシャルアパートメントは、一般的な賃貸と同様の審査があります。
また、コミュニティになじむことができるかの人間性を見る審査も重ねて行われています。この辺りが安定した質の高いコミュニティ形成を維持するための工夫を感じられますね。
ソーシャルアパートメントでは、物件内のコミュニティ形成のために積極的なイベント開催を行っております。これらのイベントについては公式Instagramnなどをチェックしてみると様子がわかります!
シェアハウスに関してでいうと、必ずしもコミュニティを重視をしていないシェアハウスも存在しており、このあたりは運営会社の指針が大きく反映される形となります。
例えば、シェアハウス運営会社の一つでもあるJR東日本ソーシャルデザインさんに関しては、代表の麻生さん自ら、『友達以上家族未満』の友人が作れるコミュニティでありたいとシェアハウスを運営をしております。
そのため、シェアハウス内のイベントであったりシェアハウスをまたいだイベントを積極的に行っていたりします。
詳しくはこちらをチェックしてみてください。
>> 比較まとめ <<
ソーシャルアパートメント | シェアハウス | |
賃料 | ワンルームと同等かそれ以上 | ワンルームの7~8割 |
個室 | 個室水回り付き物件あり | 個室水回り付き物件少しあり |
人数 | 40~60名あたり | 6~15名あたり |
共用設備 | 充実 | そこそこ |
入居審査 | 厳しめ | 緩め |
イベント | 積極的 | 運営会社次第 |
DNA | 「住」を中心にしたリアル版のSNS | 生活コストの削減と相互扶助 |
さて、ソーシャルアパートメントとシェアハウスの違いをその成り立ちから各指標に合わせて見てきましたが、違いが判りましたでしょうか?
ソーシャルアパートメントも、シェアハウスと同じく個室があり共有設備があるという面では大差がないのかもしれません。
ただ、コミュニティ形成を目的としているというコンセプトに立つとその差が大きく分かれますよね。
しかし、この辺りは実際にシェアハウスに内覧に行ってみて、雰囲気を感じたり運営会社と話してみないとわからないと思いますので、是非お気に入りのシェアハウスを見つけた後はお問い合わせをしてもらい、内覧をしてみてください!
素敵なシェアハウスのライフスタイルになりますように。
最後に、ソーシャルアパートメントと比較検討されるシェアハウスを紹介しますね。
112室という規模は様々な人との出会いや新しい趣味など自身の発見にもつながる刺激的な環境です。
✔ ゆとりあるダイニングでごはん会。
✔ 窓辺の席で仕事に没頭。
✔ シアタールームでお勧め映画の鑑賞会。
✔ 屋上で気分転換に一人でリフレッシュ。
✔ 8.2帖の広めの個室でリラックス。
テーマは「木々と暮らす、シェア暮らし」。
大きく設けられたデッキスペースやアウトドアスペースなど、ゆったりとした緑豊かな中庭を見ながら、毎日が少し特別になる暮らしを提案します。
✔ 広々としたラウンジは、ニーズに合わせて過ごせるゆったりとした空間!
✔ アウトドアデッキでは、シェア仲間とBBQもできます。
✔ プライベートな緑に囲まれた縁側のデッキで、ゆったりとした時間を過ごしませんか。
✔ 8帖の広めの個室でリラックス。
シェアアパートメント、シェアオフィス、シェアスペースの3の機能が融合する、新しいスタイルの暮らしを提案します。
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✔ くつろぐ、集まる、使い分け自由自在の広々ラウンジ
✔ 森のようなテラスガーデンが気持ち良い。
✔ 9帖の広めの個室でリラックス。
趣味を分かち合える大人の上質コミュニティ♪
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✔ 個室8帖以上&大手による管理で初めてシェア暮らしの方でも安心。
大きいな空と太陽の下のコミュニケーションヴィレッジ
✔ 99人が思い思いに過ごす大型シェアハウス!丘の上にそびえ立つ2棟建て
✔ シアタールーム、和室、富士山の見える屋上、カフェ風リビングとシェアスペースも充実。
✔ 愛車を眺めながら生活できる「ガレージ付住戸」あり
✔ 空間を広く使える「ロフト付住戸」あり
以下、大型ラウンジがあって多くの人と交流ができて、水回り(洗面やトイレやキッチン等)がお部屋についているソーシャルシェアハウスの物件一覧です。ぜひ、いろんな物件を見てみてくださいね。
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