ネカフェに1か月滞在すると料金はいくら?今の生活と比較してみた。




ネカフェがコスパ最強説は本当なのか?

深夜まで働いている皆さん、日々おつかれさまでございます。
かくいう私も終電を逃して家に帰れないなんてことはザラにあります。
平日に働きまくって疲れた体は土日コンビニに行くことすらできません。
寝る一択。

そんな生活を続けていたら家賃支払いを忘れてしまい、大家さんから強制退去をほのめかされるようになりました。
怖くなって調べたところ、家賃を1ヶ月滞納した時点で債務不履行=払うべき家賃を払っていないとみなされるのだとか。
民法においては債務不履行の場合、大家さんからの一方的な契約解除を認めているため、1回でも家賃を滞納すれば強制退去の可能性があるそうです(実際はそこまで行くにはハードルがあるようですが)。

今回は、「帰って寝るだけの生活に高い家賃を払うのはどうなのだろう」と思い立ち、生活のインフラふくめて現実的に考えてみました。




ネカフェ VS 格安賃貸




現在(賃貸)ネカフェ
家賃45,000円85,000円
水道光熱費15,000円0円
通信費10,000円10,000円
間取り5畳2畳
居住地域郊外都内(繁華街)
ステータス住所アリ住所ナシ



上記の図を詳しくみていきましょう。
夜間のみ利用する場合、1泊およそ1,000~3,500円が一般的な値段です。
昼間は仕事があって夜だけ利用するという想定だと、1ヶ月につき家賃3万~多く見積もっても10万円になります。
帰って寝るだけだからコスパの良い生活に見えますが、安価な座席を選ぶと個室ではない可能性が高く、ゆっくり体を安めるという本来の目的から遠ざかってしまいます。

さらに注意すべき点としてこのケースは夜のみ利用する場合なので、丸1日利用する場合は2倍ほど高額になると考えておいた方がいいでしょう。
長期利用、いわゆるロングステイをすることで費用を抑えられますが、このような利用は前払い制になっていることが多く、まとまったお金を前もって支払うという点では敷金と変わりないと言えます。

またインフラ面で言えば、ネットカフェにおいても食費・通信費・交通費は必須です。 住む場所は、格安賃貸がある郊外よりも都心よりの職場に近い場所に住むこともできますね。

光熱費は考えなくていいものの、シャワー代やコインランドリー代を考えると総計で月10万円~15万円を見込んでおくべきでしょう。
こうやって見てみると、格安賃貸の方が安い気がしてきますね…。

以下に実際のネカフェで1ヶ月過ごした時の料金プランを幾つかピックアップしておきます。なお、近年、マンスリープラン、30dayプランを採用する店舗が減少してきており、1day単位で料金を支払う場合は、以下の料金よりも更に上がることとなります。(参考:1dayプラン4,000円~)


>> ネカフェ料金マンスリープラン一例 <<

店舗名エリア月額料金シャワー
カスタムカフェ上野85,800円~
カスタムカフェ代々木91,667円~
ネットルームマンボー北新宿90,000円~
アプレシオ蒲田62,150円~

330円/回





難民として実際に暮らして分かるネカフェ

さてそうは言っても住めば都、案外なんとかなるかと希望をもってネカフェを利用して分かったことがあります。




< わかったこと4つ >

  1.  収入が不安定になると家を借りることが出来なくなる
  2.  ネットカフェによっては利用者とトラブルになる
  3.  配達物/郵便物などを受け取る宛先がない
  4.  最後に、安心して明日を迎えられない




収入が安定していればよいのですが、日給制や歩合制の仕事をしているとロングステイのための前払いが出来ません。
仕事選びについては、巷でいうところのネットカフェ難民になると住所が不定になってしまうため、身元確認が必要な会社で働くことは非常に難しくなります。 地味にストレスがたまるのは郵便物が受け取れないため、Amazonやネットスーパーといった配送サービスが受けられなくなることです。

上記で上げたのは日常のちいさなストレスですが、不安定そのものの環境にいるとそういったものが積み重なり、仕事が手につかないことが増えました。
ゲームで例えると、ハードモードからナイトメアモードに難易度があがりました。




やっぱり”住所”があると安心

私が利用したお店があまり良くなかったということもあるかもしれませんが、実際にネカフェを利用して、住所があることのありがたみが実感できました。

個人的に「もう無理だ」と感じたのが、仕事以外で人と話さない生活をつづけた結果、久しぶりに親からかかってきた電話でまったく声が出なかったエピソードです。 結局、ネカフェ難民としての生活も長くは続かず、今は賃貸よりも安かったシェアハウスで生活しています。

シェアハウスはネカフェと違って不便な部分もありますし、ゴミ出しなんかは自分でやらなければなりません。 ただそれでも人と談笑するということは良い刺激になりますし、新しい人間関係も生まれました。 住んでから知り合った人の中にはシェアハウス歴16年、70代の方もいて驚きの連続です。

もちろん賃貸で悠々自適に暮らせるのが一番ですが、しばらくはこの生活を続けても悪くないと思います。 もしネカフェと賃貸で迷っている方がいたら、シェアハウスという選択肢もぜひ検討してみてください。




もちろんシェアハウスにもそれぞれ特色があるので、自分が入居してやっていけるか不安だ、という気持ちは誰もが抱えていると思います。
一緒に住む人たちの属性によっても大きく暮らしが変わってくるので、価格帯や設備で候補をしぼるだけでなく、シェアハウスの雰囲気やオーナーのこだわりで選んでみるのもオススメです。

実際に生活した様子や住人からのインタビューなんかも掲載しているので、気になる人はそちらもご覧ください。

参考ページ)『友達以上、家族未満』のコミュニティを創りたい
参考ページ)人生に変化を起こすためのシェアハウス作り



>>>東京でも3万円を切る安さ!のシェアハウス物件一覧ページ

この記事を書いた人

こんにちは、Kudoです! 筋トレ×サラリーマン生活をしていましたが、シェアハウスに入って、人生が変わりました。(笑) シェアハウスに入って、ランニング・サーフィン・テニス・韓流エンタメが趣味となりフリーランスとしても働くようになりました。 『人と繋がって広がる』シェアハウスライフを伝えていければと思います! 少しでも記事を見てシェアハウスに興味をもって飛び込んできてもらう人が増えればうれしいです。 宜しくお願いします! Hello, I'm Kudo! I used to live a life balancing work as a salaryman and working out, but joining a share house changed my life. (Haha) Since moving into a share house, I've taken up running, surfing, tennis, and enjoying Korean entertainment. I've also started working as a freelancer. I hope to share the joys of share house life, where connections with people lead to new opportunities and experiences. If this article inspires even a few people to take an interest in share houses and dive into this lifestyle, I'll be happy. Thank you!

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