「シェアハウスっていろいろな種類があるので何がいいのかわからない」…そう思う方もいるのではないでしょうか?
各シェアハウスには運営会社の理念がつまっているので、立地や設備で選ぶのもいいけれど、運営する会社で選ぶことも大事だと思います。 初めてシェアハウスに住もうと思っている、不安でいっぱいな人向けにシェアハウスを運営する会社が何を考えているのかを知ってもらい安心してもらうための運営会社コラムを始めました。
第2弾は、名古屋で自分用のシェアハウスを作るところから始まり、コロナ禍でありながらも北海道まで活動拠点を急速に拡大をさせている伊藤氏に、シェア180のシェアハウスの特徴や今後の展望について取材をしてきました!
要チェックです。
【伊藤正樹(いとう・まさき)】
株式会社シェア180代表取締役社長。大学時代の語学留学時に出会った人たちに影響を受けて、人との関わりによる変化を実感。人との関わりをさらに強めていくために、サラリーマンの傍らシェアハウスオーナーとしてシェアハウス事業をスタート。『シェアで人生を180°変える。』を理念に、現在は約50棟800室以上のシェアハウスを運営している。
SHAREHOUSE180°ZUIKOU
工藤「シェア180さんは、どんな事業をされているのでしょうか?」
伊藤「シェアハウスの企画・開発・運営まで一気通貫して行っており、現在は約50棟800室以上のシェアハウスを運営をしています。
企画だけ、運営だけといった同業者からの委託のご依頼も増えてきまして、直近だと北海道のMassive Sapporoを引き継ぎました。(詳しくはこちら)」
工藤「約50棟800室以上...!コロナの状況下で逆風の中、シェアハウスの運営を任されてるってことはそれだけ運営に長けてるって事ですよね。」
伊藤「そう思って頂いて嬉しいです。私としては、シェアハウスを運営をする中で特に『手触り感』を大事にしています。」
工藤「手触り感ですか…」
伊藤「はい。私自身、5年間で20物件ほどシェアハウスに住んできました。また、自分が手がけたシェアハウスに私やスタッフが実際に住む事で、設計構想での配置や設備がちゃんと日常生活でワークしてるのかを見るんです。そこでうまくいっていないところは、次の物件に生かしています。」
工藤「現場密着、を大事にされてるんですね!」
伊藤「はい、シェアハウスは以前と比較して数も増えてきています。その中から皆様に選んで頂くためには、より生活者目線でいることを重要視しているんです。」
伊藤「あとは、『Five Rules』というシェアハウスの入居者さん向けのフィロソフィー(哲学)もつくりました。これは最近だと、物件の中のデザインにも溶け込ませています。」
SHARE HOUSE 180°金沢
工藤「オシャレですね!ただ、シェアハウス自体に哲学というのがピンときません。」
伊藤「新しいシェアハウスや大型のオシャレなシェアハウスは、最初はすぐに人が集まります。ただ、それだけだとそのうち、人が来なくなってしまうんです。なので、ここに住むことの意味を作ることで、皆さんのモチーフとして感じてもらうようにしたいなと思いました。」
学生時代のNY時代の写真
工藤「どうしてシェアハウス事業を始めようと思ったんですか?」
伊藤「僕は、学生の頃、英語を勉強したいと思い、1年間分の留学費用をためていたんです。ただ、機会がなく大学4年生になってしまった。
『就職まであと少ししかない。今しかない!』と思って、1年間分の留学費用を3か月に凝縮したら効率的な勉強ができるんじゃないかと思って(笑)、ニューヨークにある、割といい値のする語学学校に通うことにしました。ただ、そこで出会った人たちが強烈で。」
工藤「どんな人たちと会ったんですか?」
伊藤「本当にすごい人ばかり。大統領のいとこ(当時は石油会社の社長)やとある国の有名なアイドルグループ、国の国費で来ている人、その国を代表するスポーツ選手など本当にビッグな人が多かったんです。
ペットの話をした時には、ライオンを自家用車に乗せてる写真を見せられて驚きました。笑」
工藤「スケールが大きすぎますね!物の見方が変わりそうです。」
伊藤「そうなんです。そこでなんて狭い世界でものを見ているんだと感じました。人と関わることでものの見方が広がって、価値観も変わるんだなと感じたんです。だから、日本に帰ってきてサラリーマンとして働く傍ら、シェアハウスを始めてみました。」
シェアハウス第1号
工藤「まずは自分用のシェアハウスから始めてみたんですね!」シェアハウス横断でバブルサッカーをした時の写真
工藤「ちょっと大きな話になってしまいますが、、、どうやったら人は変われますか?
伊藤「大きな話ですね。(笑) 私は、『人』・『仕事』・『場所』の3つが大事な要素だと思っています。その中でも特に人との関わりの影響は大きいと思っています。なので、積極的に人との関わりが増えるような機会を設けているんです。」
工藤「例えばどんなことをされているんですか?」
伊藤「私たちのシェアハウスには、シェアハウスごとにコンセプトを持たせています。例えば、英語やフィットネスジム併設、ペットOKなど。それで同じコンセプトの物件で定期的にイベントを実施しています。また、コンセプトを横断するものとしてクラブ活動も実施しています。例えば、私の今所属している部活は、ダイエット部。」
工藤「ダイエット部!そんな部活があるんですね!」
伊藤「月に一回集まって、目標と現状の乖離を報告して、なんでそうなったのか。どうしたら目標達成できるのかをみんなで報告しあっているんです。」
工藤「なんだか、会社の会議みたいですね。」
伊藤「なあなあにしていたら、所属する意味がないと思っています。また、活動期間も限定をして、半年限定にしています。あとは、ほかにも朝活部とかカフェ部とか色々ありましたね。」
工藤「真面目に取り組む中で、一緒に行うメンバー内で化学反応が起きそうですね!他には何かあるんですか?」
伊藤「あとはそのクラブも横断をするために、ハロウィンや田植えといったアクティビティを設けたり。180と活動範囲も拡大をしているから、距離にとらわれないよう、シェア180内のSNSを用いたりしていますね。」
アクティビティ活動として田植えを実施した時の写真
工藤「住んでいるだけで人と関わりを持ちやすくなっているんですね。」シェアハウス事業の企画会議の写真
工藤「今後はどのようにシェアハウス運営をされて行こうと考えているんですか?」
伊藤「さっき言ったように、変化を生むポイントは、仕事にもあります。だから積極的にシェアハウス内で仕事を生むようにしています。」
工藤「仕事を作っていく?」
伊藤「例えば、何かシェアハウス内の生活のコラム記事を書いてもらったり、HPの運営を手伝ってもらったりしていますね。あと、もしシェアハウス内で起業をしたいという人がいれば家賃を割り引いたりなどの起業サポートもしています。最近ではシェアハウスにコワーキングスペースを併設した、「働ける住宅」に力を入れています。そんな中で、入居者さんとビジネスパートナーとしての関係も育んでいけたらと感じています。」
伊藤「あとは海外展開ですね。今後は海外人材の採用を積極的にしています。これはまだ構想の中ですが、その方が自国に帰ったときに、そのまま自国でもシェアハウス事業を行えるようにしていきたいと考えています。
日本の中で磨いたシェアハウスの運営スキルを海外でも積極的に展開をしていきたいです。」
工藤「それはいいですね!約50棟800室以上のシェアハウスを運営しているシェア180さんならでは、ですね。」
伊藤「そうすると、よりうちのシェアハウスに住む人は、海外の人たちと接点を多く持つようになります。」
工藤「それこそ伊藤さんがニューヨークで感じたような関わりを作っていけますね。」
伊藤「はい。日本から海外へ向けての動きに、私たちのシェアハウスが役立て、そういった人や会社が出てきたらうれしいですね!」
『自分が変化を起こして、プラスに変換できる人生の数を増やしていきたい。』伊藤氏は、事業拡大の背景にこのように回答しました。いかに変化を起こせるのか?その仕掛けをあらゆる方法で試している、シェア180。
正直、現状の自分を変えることは難しいものだと、筆者である私も常に感じています。変わることは確かに難しいけれども、変わりたい方向にいる人たちと関わり、変わろうとする仲間を見つけ、時間を共有をしていく。挑戦をする仲間に囲まれ、笑顔で気持ちの良い環境。時には助け助けられ、自分の好きを共有している生活。そういった場であれば、新しい自分になれるかもしれません。
伊藤氏が経営する、株式会社シェア180の物件が気になる人は是非こちらからお探しください。
RECOMMEND