シェアハウスのキッチンはどう使う?皿洗い・共有ルール・トラブル対策

シェアハウスで、意外と生活の相性が出やすい場所。

それがキッチンです。

豪華なラウンジがある。

個室もきれい。

駅にも近い。

でも、夜にキッチンへ行ったらシンクに食器が山積み。

洗ったはずのお皿がヌルヌルしている。

フライパンが使いっぱなし。

冷蔵庫には誰のものか分からない食材。

こういう小さなことが毎日続くと、かなりストレスになります。

シェアハウスでは物件によって、食器・コップ・鍋・フライパン・調理器具などを住人で共有します。

だからこそ、

「自分が使ったものは、自分で洗って、次の人がすぐ使える状態へ戻す」

というシンプルなルールがとても大事です。

先に結論

シェアハウスのキッチンは、
「使ったら戻す」ができればだいたい平和。

  1. 01

    食器を放置しない。「あとで洗う」が数人重なると、シンクが一気に使えなくなります。

  2. 02

    自分基準ではなく、次の人基準。油・ヌメリ・食べかすが残っていない状態まで洗って戻します。

  3. 03

    キッチン設備も物件選びの一部。人数に対してコンロ・シンク・冷蔵庫が足りているかを内覧で確認すると失敗しにくくなります。

1.シェアハウスのキッチンで起きやすいトラブル

「皿洗いくらいで揉めるの?」

と思うかもしれません。

でも、一回のお皿が問題というより、小さな負担が何度も同じ人へ偏ることがトラブルにつながります。

よくあること なぜストレスになる?
食器をシンクへ放置 次の人がシンクを使えない。結局誰かが代わりに洗うことになる。
洗い残し 使う前にもう一度洗う必要があり、「洗ったこと」にならない。
鍋・フライパンの放置 数が限られているので、次に料理したい人が使えない。
コンロを長時間占有 夕食時などに料理時間が重なると待ち時間が出る。
冷蔵庫の食材放置 スペースを圧迫し、誰の物か分からない食材が増える。
生ごみを残す におい・虫・排水口汚れの原因になりやすい。

一番避けたいのは、

「誰かがやってくれるだろう」

という状態です。

シェアハウスの共有キッチンでは、ホテルのように毎回誰かが片づけてくれるわけではありません。

使った場所を、次の人が普通に使える状態まで戻す。

これだけでかなり違います。

2.皿洗いを早く、きれいに終わらせるコツ

シェアハウスのキッチンで食器を洗う準備

まず食べ残し・油を落としてから洗う

食べ終わった食器を、そのままスポンジで全部こすり始める必要はありません。

まず、食べ残しを捨てます。

油が多い皿やフライパンは、キッチンペーパーなどで大きな油汚れを拭き取ってから洗うとラクです。

こびり付いた汚れは、少量のぬるま湯につけておくと落としやすくなります。

フライパンや鍋に残った汚れは、素材を傷つけないスクレーパーなどで先に落としてもいいでしょう。

汚れの少ないものから洗う

いきなり油まみれのフライパンから洗うと、スポンジまで油っぽくなります。

洗う順番は、例えばこんな感じです。

  1. コップ・グラス
  2. 比較的汚れの少ない小皿・茶碗
  3. 通常の食器
  4. 油汚れのある皿
  5. フライパン・鍋

これなら、きれいなものへ油汚れを広げにくくなります。

洗剤+流水でしっかり洗う

通常の食器は、食器用洗剤と流水を使って、食べかす・油・ヌメリが残らないように洗います。

油汚れには水よりぬるま湯のほうが落としやすいですが、手がつらくなるほど熱いお湯を使う必要はありません。

肌が荒れやすい人は、ゴム手袋を使うとラクです。

食器洗いで油汚れを落とす

調理している人の横で洗う時は一声かける

シェアハウスならではのポイントです。

誰かがコンロで料理しているすぐ横で勢いよく皿を洗うと、水や洗剤が飛ぶことがあります。

狭いキッチンならなおさらです。

「横で洗って大丈夫?」

と一言聞くだけで済みます。

共同生活では、完璧なマナーより、一声かけることのほうが効く場面が結構あります。

3.食器の素材に合わせて洗い方を変える

ガラス・プラスチック・漆器など食器の洗い方

ガラス

ガラスのコップやお皿は、ほかの食器へぶつけて欠けないように丁寧に扱います。

特に大人数のシェアハウスでは、一度にたくさんの食器を洗うこともあります。

シンクへ何個も重ねすぎず、洗ったら水切りラックへ移しましょう。

プラスチック

プラスチック製品は油が残りやすいことがあります。

ぬるま湯と洗剤で、手で触ってヌメリが残っていないか確認すると分かりやすいです。

傷が付きやすい素材もあるので、硬いタワシで強くこする前に、その食器に合う洗い方を確認してください。

漆器・木製品

漆器や木製食器は、長時間水につけっぱなしにしないほうが扱いやすいものがあります。

柔らかいスポンジで優しく洗い、洗った後は水分を残しっぱなしにしないようにします。

共有食器は「自分の物より少し丁寧に」くらいでちょうどいい

自分だけが使う食器なら多少の傷も自分の問題です。

共有食器は、このあと別の住人も使います。

乱暴に重ねない、欠けた食器をそのまま戻さないなど、ほんの少し丁寧に扱うだけで十分です。

4.キッチンを使う時間がかぶったらどうする?

人数が多いシェアハウスでは、夕食時にキッチンが混むことがあります。

特に、

19時。

20時。

21時。

あたりに仕事から帰る住人が多い家なら、コンロや作業台を同時に使うことになります。

全部の作業台を一人で使わない

食材。

まな板。

鍋。

調味料。

スマホ。

全部広げてしまうと、自分一人で大きなスペースを占領します。

混んでいる時は、必要な場所だけ使うほうがお互いラクです。

長時間煮込む時は、混雑時間を避ける

30分、1時間とコンロを使う料理は、夕食のピークと重なると他の住人が使いにくくなります。

家のルールにもよりますが、時間を少しずらすだけで解決することがあります。

「あと何分使う?」でだいたい解決する

無言でイライラするより、

「あと何分くらい使います?」

と聞いたほうが早いです。

相手も「あと5分です」と分かれば、別の準備を先にできます。

大人数なら、キッチンの「数」も重要

50人の家なのにコンロ2口・シンク1つと、コンロが複数並んだ大型キッチンでは、同じ人数でも暮らしやすさがかなり違います。

物件を見る時は、キッチンがおしゃれかだけでなく、何人で何台を共有するのかまで見てください。

5.共有冷蔵庫・食材で揉めないためのルール

キッチンで皿洗いと同じくらい揉めやすいのが、冷蔵庫です。

物件によっては、

部屋ごとに棚が決まっている。

食品へ名前を書く。

共用品だけ置くスペースがある。

個室に冷蔵庫がある。

など、運用方法が違います。

自分の食材には名前か部屋番号

牛乳。

卵。

調味料。

ビール。

同じ商品を複数人が買うこともあります。

誰のものか分からない状態にしないことが大切です。

賞味期限が切れた物を放置しない

「まだ食べるかも」

と思って数週間。

そのまま忘れてしまう。

これが人数分重なると冷蔵庫がいっぱいになります。

自分の食材は定期的に確認しましょう。

他人の食材は勝手に使わない

当たり前ですが、意外とここから揉めます。

「少しくらいいいだろう」

ではなく、借りるなら本人へ聞く。

共有調味料なのか個人所有なのか分からない時も、一度確認する。

それだけです。

6.料理は「生ごみ・コンロ・調理器具を戻す」まで

料理が完成すると、つい気持ちは食事へ向きます。

でも、共有キッチンでは最後の1〜2分が大事です。

  • コンロへ飛んだ油を拭く
  • 作業台を拭く
  • 包丁・まな板を洗う
  • 鍋・フライパンを放置しない
  • シンクの食べかすを取る
  • 生ごみを決められた場所へ捨てる

完璧に大掃除する必要はありません。

「自分が料理する前の状態くらいまで戻す」

と考えると分かりやすいです。

生肉・魚を扱った後は衛生面にも注意

生の肉や魚を切った包丁・まな板をそのまま別の食材へ使うと、衛生面で問題になります。

洗剤と流水でしっかり洗い、物件に消毒ルールがある場合はそれに従います。

スポンジやふきん自体も汚れたまま放置しないことが大切です。

7.シェアハウスの内覧でキッチンはここを見る

キッチンがきれいな写真だけでは、実際の使いやすさは分かりません。

内覧へ行ったら、次を見てください。

  1. 住人数に対してコンロは何口あるか
  2. シンクはいくつあるか
  3. 作業台を複数人で同時に使えるか
  4. 冷蔵庫は部屋別・棚別になっているか
  5. 冷凍庫の容量は十分か
  6. 鍋・フライパン・包丁は共用か
  7. 食器は共用か、自分で用意するのか
  8. 個人の調味料・食材を置ける場所があるか
  9. 食洗機・水切りラックなどの設備
  10. 清掃スタッフがどこまで掃除するか

できれば夕食前後の雰囲気も聞く

昼間の内覧では、キッチンが空いていて当然です。

でも実際に住むと使うのは夜。

「平日の19〜21時はどれくらい混みますか?」

と聞くだけでもイメージしやすくなります。

8.共有キッチンが苦手なら、個室設備がある物件もあり

シェアハウスへ住みたい。

でも、料理だけは自分のペースでしたい。

そんな人もいます。

その場合、共有キッチンを無理に我慢する必要はありません。

物件によっては、個室側にミニキッチンや水回りが付いています。

共用ラウンジでは住人と交流。

毎日の簡単な料理は自室。

という使い分けもできます。

9.シェアハウスのキッチンでよくある質問

Q. シェアハウスの食器は共用ですか?

A. 物件によります。食器・コップ・鍋・フライパンなどが共用の物件もあれば、自分で用意する物件もあります。入居前に共用品の範囲を確認してください。

Q. 使った食器はいつ洗えばいいですか?

A. 基本は使った後に自分で洗い、次の住人が使える状態へ戻します。長時間シンクへ放置しないほうが、共同生活ではトラブルを防ぎやすくなります。

Q. シェアハウスのキッチンは料理する時間がかぶりませんか?

A. 住人数やキッチン設備によっては夕食時に混むことがあります。コンロ・シンク・作業台の数と、平日の混雑状況を内覧時に確認するとよいでしょう。

Q. 共用キッチンの掃除は誰がしますか?

A. 物件によって異なります。清掃スタッフが定期清掃する家もありますが、各住人が使用直後に食器やコンロ周りを片づけることまで代わってくれるわけではない場合が多いため、清掃範囲を確認してください。

Q. 冷蔵庫も共用ですか?

A. 大型冷蔵庫を棚ごとに分ける物件、複数台置く物件、個室に冷蔵庫がある物件などさまざまです。自炊が多い人は冷蔵・冷凍スペースも確認すると安心です。

Q. 共有キッチンが苦手でもシェアハウスに住めますか?

A. 個室にミニキッチンや水回りが付いた物件もあります。共用ラウンジで交流しつつ、普段の料理は個室側で行う暮らし方も選べます。

10.この記事を読んだ人向けの物件条件

キッチンを重視するなら、単に「シェアハウス」と検索するより、自分がどのくらい料理するのかから条件を決めると選びやすくなります。

キッチンは、共同生活の「性格」がかなり出る場所。

誰かが料理している。

「それおいしそうですね」と話す。

一緒にごはんを食べる。

レシピを教えてもらう。

シェアハウスのキッチンは、揉める場所にもなりますが、人と仲良くなる場所にもなります。

だからこそ、最低限のルールはシンプルでいいと思います。

使ったら洗う。汚したら拭く。次の人が使える状態へ戻す。

それができれば、共有キッチンはシェアハウス生活のかなり楽しい場所になります。

この記事を書いた人

東京一人暮らしアドバイザー。 学生時代は下北沢や吉祥寺で過ごし、現在は高円寺在住。 趣味は一人暮らしでもカンタンに作れる、料理・お菓子・パン作り、カフェ巡り、便利でカワイイ雑貨集め。 経験に基づいた一人暮らしの物件探し、防犯情報、お得な節約法・料理術などを提案していきます。最近、シェアハウスへの取材も多く実施しています。 Tokyo Solo Living Advisor. Lately, I have been conducting many interviews about share houses and Japanese language schools.

最近書いたコラム