HOW TO & TIPS

入門ガイド

シェアハウスには年齢制限がある?40代だと入れないって本当ですか?

シェアハウスは若い世代に人気があるとされていますが、40代以上の人がシェアハウスに住めないという噂があるようです。しかし、実際にはどうでしょうか。本記事では、シェアハウスの年齢層、年齢制限の有無や理由、40代・50代でシェアハウスに向いている人の特徴、そして40代・50代の人にオススメのシェアハウスの特徴について解説します。




シェアハウスの年齢層

シェアハウスに住む人たちは、20代から30代前半の若者が中心となっています。ただし、最近は年齢層が広がっており、30代後半や40代の人も増えてきています。さらに、50代以上の人が住むシェアハウスもあるという話もあり、若者だけの住まいということではなくなってきております。



> 国土交通省調査による入居者年齢分布 <


20歳未満16.7%
20~25歳未満42.5%
25~30歳未満21.9%
30~35歳未満11.2%
35~40歳未満3.2%
40~60歳未満3.3%
60歳以上1.1%


上記の表を確認すると40代以上の割合は、4.4%しかありませんが、こちらのデータが平成27年のデータということもあり、やや古いものとなっております。なお、当社のお問い合わせユーザーの年齢層データを確認すると、令和4年では40代以上が10~15%程度を占めております。なので、現状では、7~10人に一人くらい割合で、40代以上の方がシェアハウスに住まれている可能性が高いです。

また、今後、晩婚化・未婚化が進むに連れて、この割合はさらに増えていくこともありえます。



一般賃貸の審査に落ちた40代独身におススメなシェアハウス7選
40代になって、今の住まいから別の住まいに移ろうとしても入居できない。 そんな事が知らぬ間に起きようとしている。 すぐに住宅ローンを組んで、マンションを買うことができない人にとっては、衝撃ですね。


50代から始めるシェアハウス生活は、第2の人生の始まりとして最適?
子育てを終えて一つの区切りとして、選択したシェアハウス。もう50代だけど住んで大丈夫なのか?と一抹の不安を抱えながら過ごして気づいた、シェアハウスの新しい価値とは?



シェアハウスに年齢制限があることも

前述の通り、シェアハウスに住む人たちは、20代から30代前半の若者が中心となっています。若者を尊重することを考えて、一部の運営会社にて、年齢制限を掛けているところがあるのも事実です。概ね20~39歳にて設定しているケースが主流です。物件によっては、35歳までのところもあれば、49歳までとレンジの幅が広めのところもあります。



なお、年齢制限を備考欄などに明記されている場合もあれば、明記されていない場合もあります。




シェアハウスに年齢制限がある理由は

なぜシェアハウスに年齢制限がある場合があるのでしょうか。一つは、若い世代の人たちが集まって、同世代の人たちと交流を深めたいという理由が挙げられます。また、20代から30代の人たちが中心となるシェアハウスでは、共通の話題や興味を持つことが多いため、交流がしやすくなります。一方、年齢層が広がると、価値観の違いや生活習慣の違いなどが生じ、トラブルの原因となることがあるため、年齢制限がある場合が考えられます。



> トラブル原因となる一例 <


  1.  自分の考えが正しくて相手の考えを認めない
  2.  今どきの若者は、、、と説教をする
  3.  自分の話だけして、相手の話を全然聞かない
  4.  年上という理由で、強めの主張をしてくる



また、年齢が上がるに連れて、病気などのリスクも上がってしまうことから、そういったリスクを排除したいことも理由の1つのようです。




40代・50代でもシェアハウスに向く人

40代・50代の方でも、シェアハウスにて楽しく暮らしている方はいらっしゃいます。そのような方には、どのような特徴があるのでしょうか。

参考記事:50代から始めるシェアハウス生活は、第2の人生の始まりとして最適?



社交的である

シェアハウスは共同生活をするための場所であり、他の住人と最低限の交流をすることが求められます。そのため、10歳・20歳以上年齢の離れた方とも気軽に話せる社交的な性格であることが重要です。



妥協できる

シェアハウスは、共有スペースや共同生活をするために、妥協することが必要です。そのため、自分の意見を主張しても、他の人の意見にも柔軟に対応できることが大切です。



好奇心旺盛である

シェアハウスは、異なる年代や国籍の人たちが集まる場所であり、様々な文化や価値観に触れることができます。そのため、好奇心旺盛で、新しいことにチャレンジすることができる人が向いています。



排他的でない

シェアハウスに住む人たちは、人種・国籍・生きたちなど異なるバックグラウンドやライフスタイルを持っています。そのため、自分と異なる人たちともコミュニケーションを取ることができ、排他的でない人が向いています。



他人のプライベートスペースを大切にできる

シェアハウスには共有スペースがありますが、当然個室もあります。自分のプライベートスペースを大切にし、他の人のプライバシーを尊重できる人が向いています。




入居者VOICE 20代や30代の方にも常にフラットなお付き合いをするように心掛けています。得意な料理を他の入居者さんに提供した代わりに、お部屋の電球を換えてもらったりとか。また、頑固にならないことも強く意識しています。絶対これが正しいとか言う頑固な年配者(それが論理的に正しかったとしても)って、若いからからすると苦手ですよね。なので、そうならないように常に自分のマインドをイーブンにするようにしています。



40代・50代の人にオススメなシェアハウスの特徴

シェアハウスには、年齢層に合わせた様々なタイプがあります。ここでは、40代・50代の人におすすめのシェアハウスの特徴を紹介します。



プライバシーが守られた部屋がある

40代・50代の人は、自分のプライバシーを重視する方が多いです。そのため、個室がしっかりとしたドアで仕切られ、鍵のかかる部屋があるシェアハウスがおすすめです。また、個室の広さや家具の充実度なども確認してみましょう。最近は、お部屋に水回り付きの物件も増えてきているので、そういった物件を選択するのもオススメです。



静かで落ち着いた環境がある

40代・50代の人は、静かで落ち着いた環境が好みの方が多いです。そのため、パーティーやイベントが頻繁に開催されるような活気のあるシェアハウスよりも、静かな環境があるシェアハウスがおすすめです。また、近隣に緑豊かな公園や散歩が楽しめるスポットがあると、より居心地がよくなるでしょう。



同年代が住んでいてコミュニティの形成に力を入れている

シェアハウスに住むメリットのひとつに、共同生活を通じて新しい出会いやコミュニティを形成できることが挙げられます。40代・50代の人にとっては、同年代の方との交流が希望する方も多いはずです。そのため、コミュニティの形成に力を入れているシェアハウスを探してみると良いでしょう。



共有スペースが使いやすい

共有スペースには、キッチンやリビングルームなどがあります。40代・50代の人におすすめのシェアハウスは、共有スペースが広く使いやすいところです。また、+αの設備が整っているか、清潔感があるかなども確認してみましょう。





入居者VOICE 50代ですが、初めて大型のシェアハウスに住んでみました。シェアハウスに住もうとおもったのは、子供の独立とミニマリストになったこと。今までは3LDKの家に住んでいましたが、子供が一人、そしてもう一人巣立っていくと、自分が住むには広すぎる。そして、ミニマリストになったことで、モノを大分処分しました。手に届く範囲の空間だけあれば、いいなぁと思っていた頃に知ったのが今のシェアハウス。ここのでの暮らしはカジュアルな日常がとても気に入っています。予定とか立てなくても、リビングにフラッと行けば飲み会が始まるみたいな。



年齢制限のある物件はあるものの、制限のない物件も多いです。年齢制限が明示されていなければ、とりあえずお問い合わせしてみるのもよろしいかと思います。