【勤務先が恵比寿の人向け】外食・飲みも楽しみたい人のためのコスパ重視エリア(通勤20分以内)

「飲食店も多くて雰囲気も好き。でも、恵比寿駅まで無理なく通える範囲で、もう少し家賃を抑えたい」――そんな方にとって、「恵比寿まで電車で20分圏内」の候補駅を自力で洗い出すのは、路線が入り組んだ東京では意外と大変です。恵比寿は、JR線で渋谷・目黒・大崎方面へ、東京メトロ日比谷線で六本木・銀座方面へと放射状にアクセスできる一方、駅周辺の家賃水準は都内でもトップクラス。少し外側のエリアに視野を広げることで、雰囲気の良さと住居コストのバランスが取りやすい街が一気に増えてきます。

そこで本稿では、恵比寿駅までの「電車の乗車時間」がおおむね20分以内で、かつ乗り換え回数は最大1回までという条件を前提に、JR・地下鉄・私鉄のみを対象として候補駅を洗い出しました(バス経由は除外しています)。さらに、家賃水準の高い都心ど真ん中を避けるため、山手線の各駅および山手線内側に位置する駅はあえて除外し、山手線の外側エリアに絞っています。この条件のもとで、(1) 乗り換えなし(直通)と (2) 乗り換え1回の2パターンに分けて、「恵比寿20分圏内」の駅を整理しました。所要時間はNAVITIMEやジョルダン等の標準ダイヤをもとにした目安値のため、ラッシュ時やダイヤ改正などで前後する場合がある点はご了承ください。





恵比寿と直結しているのは、上記の 3 系統です。日比谷線は、恵比寿から中目黒・広尾・築地・銀座方面へと伸びており、「職場は都心だけど、住まいは少し落ち着いたエリアに」というニーズと相性の良い路線です。一方、埼京線・湘南新宿ラインは、赤羽・武蔵小杉など郊外寄りのベッドタウンと恵比寿をダイレクトにつなぎ、乗り換えストレスを抑えた通勤がしやすいのが特徴です。この記事では、この 3 路線をベースに「恵比寿まで電車 20 分前後」で到着できる駅だけを取り上げ、所要時間に加えて街の空気感や、実際に募集が出ているシェアハウスの一例も紹介していきます。終電後もふらっと飲みに行ける恵比寿の便利さはそのままに、自分の予算感やライフスタイルに合った“ちょうどいい距離感の街”を見つけるためのヒントとして活用してみてください。





1. 乗り換えなし(直通)で恵比寿へ 20 分以内

1-1. 東京メトロ日比谷線

恵比寿駅から西へ 1〜2 駅進むと山手線外側に出るため、直通 20 分以内で到達できる駅は次の 1つに限定されます。

駅名恵比寿まで備考
中目黒約2 分東急東横線と相互直通。目黒川沿いカフェが多彩



日比谷線沿線のシェアハウス例(中目黒)

✔ インターナショナルなアパートメント
✔ トイレ、シャワーが個室に備わっているお部屋あり
✔ 海外インテリア


Share House DATA

物件名中目黒/祐天寺シェアハウス
入居条件男女OK 外国人OK
賃料85,000 ~ 145,000円
共益費0円
部屋数6部屋
アクセス東京メトロ日比谷線「中目黒」駅 徒歩約15分



中目黒の口コミ 川沿いの桜並木やおしゃれなカフェがすぐそばにあり、仕事帰りにふらりと立ち寄れるのが何よりのごほうびです。渋谷や恵比寿へ二駅で通勤も買い物も楽。ただ春の花見シーズンは人が押し寄せ、駅も道も大混雑。家賃は周辺より高めで、広い部屋探しは難しいです。細い路地が多く車や自転車は注意が必要。東横線と日比谷線で終電が遅く帰宅は安心ですが、深夜でも電車の走行音が耳に残ることも。人気のパン屋は朝から行列で気軽に買えないのは残念。それでも日常の買い物に困らず夜道も明るく、都会の便利さと下町の温かさが同居する賑やかな街だと感じています。



1-2. JR 埼京線/湘南新宿ライン

乗り換えなしで 20 分以内に到着できるのは北行き(板橋・十条方面)南行き(武蔵小杉方面)です。いずれも快速運転区間を使えば 1 本でアクセス可能です。

駅名恵比寿まで備考
板橋約15〜16 分下町商店街が充実。家賃は池袋より抑えめ
十条約18〜19 分「十条銀座」商店街が有名。学生にも人気
武蔵小杉約13〜15 分再開発タワマン群と大型商業施設が林立



湘南新宿ライン沿線のシェアハウス例(武蔵小杉)

✔ 個性的なラウンジ
✔ キャンペーン実施中
✔ 家賃 4.48万円〜


Share House DATA

物件名テラスCOSUGI
入居条件男女OK 外国人OK
賃料44,800 ~ 52,800円
共益費17,800円
部屋数11部屋
アクセス湘南新宿ライン/横須賀線/南武線「武蔵小杉」駅 徒歩7分



武蔵小杉の口コミ 駅を出ると大型商業施設が集まっていて、食料品も服も家電もほとんど徒歩圏で済むのが大きな安心です。東横線と湘南新宿ラインで渋谷や恵比寿、新宿へ乗り換えなしに出られ、友人との約束にも遅れにくくなりました。多摩川の土手までは自転車で数分。夕方に川風を感じながら散歩すると一日の疲れがふっと取れます。ただ朝のラッシュは覚悟が必要で、駅のホームやエレベーターは毎日かなり混雑します。タワーマンションが増えたぶん、空が狭く感じることも。また買い物が便利な分つい外食や衝動買いが増え、家計管理には注意が必要でした。賑やかさと自然のバランスが取れた、暮らしやすい街だと思います。



2. 乗り換え 1 回で恵比寿へ 20 分以内

2-1. 東急東横線 → 中目黒乗換 → 東京メトロ日比谷線

東横線各駅から中目黒で日比谷線へ 1 回乗り換える王道ルート。全列車が中目黒止まりなので接続待ち時間が短く、計 20 分以内に収まります。

駅名利用路線恵比寿まで備考
代官山東急東横線約7〜9 分お洒落ショップ多数、徒歩でも 10 分強で恵比寿
祐天寺東急東横線約6〜8 分下町商店街が充実。家賃は中目黒より安め
学芸大学東急東横線約9〜11 分急行停車。駅前商店街が 700 m 以上続く
都立大学東急東横線約12〜13 分八雲・碑文谷エリアの閑静な住宅街
自由が丘東急東横線約14〜15 分雑貨とスイーツの街。大井町線乗換可
田園調布東急東横線約15〜17 分放射状街路で有名な高級住宅地
多摩川東急東横線約17〜19 分河川敷近く、自然が身近


祐天寺のシェアハウス例

✔ 女性専用
✔ 駅徒歩 3 分
✔ 家賃 4.9万円〜


Share House DATA

物件名ディ・ゾンネ中目黒
入居条件女性専用
賃料49,000 ~ 62,000円
共益費17,000円
部屋数13部屋
アクセス東急東横線「祐天寺」駅 徒歩3分



祐天寺の口コミ 桜咲く目黒川や緑道が歩ける距離で、休日はコーヒー片手に散歩するだけで幸せです。商店街には昔ながらの八百屋やパン屋が並び、顔なじみが増えて買い物が楽しい。中目黒まで一駅なので仕事帰りの映画や外食も気軽。ただ急行が止まらないため雨の日はホームが少し混み、終電後はタクシー代が高めに感じます。駅前に大型スーパーがなく、まとめ買いは自転車必須。夜は静かですが街灯の少ない裏道もあり、女性の一人歩きは注意が必要。朝は中学校のチャイムが聞こえ、季節ごとに神社の祭りがあり、子どもたちの声が賑やか。小さな銭湯や古い喫茶店も残り、昭和の雰囲気にほっとできる温かな街です。



2-2. 東急目黒線 → 目黒乗換 → JR 山手線

山手線の駅自体は除外対象ですが「目黒で 1 回乗換」という経路で目黒線沿線の複数駅が 20 分以内に収まります。

駅名利用路線恵比寿まで備考
不動前東急目黒線約9〜11 分目黒川沿い。商店街が伸びる静かな住宅地
武蔵小山東急目黒線約11〜13 分アーケード「パルム」商店街が 800m
西小山東急目黒線約13〜15 分駅前再開発でスーパー充実
大岡山東急目黒線約15〜17 分東工大があり学生街の雰囲気


西小山のシェアハウス例

✔ 大井町線/池上線/目黒線の3線が乗り入れる場所!
✔ 国際交流
✔ 武蔵小山商店街PALMで何でも揃う


Share House DATA

物件名Akagera W.G.
入居条件男女OK 外国人OK
賃料64,000 ~ 76,000円
共益費14,000円
部屋数15部屋
アクセス目黒線「西小山」駅 徒歩12分



西小山の口コミ 駅前のアーケード商店街は八百屋や惣菜屋が並び、雨の日でも買い物がらくちん。目黒駅まで二駅、恵比寿や渋谷へも乗り換え一回で十数分と通勤が快適です。小さな公園が点在し、春には桜、秋には銀杏がきれいなのもお気に入り。ただ目黒線の各駅停車しか停まらず、朝はホームがやや混雑。再開発でマンションが増え、家賃が少しずつ上がってきました。道路が狭く、車と自転車のすれ違いにヒヤッとすることもあります。駅前に小さなスーパーが二軒あり、閉店が早めなので仕事が長引くと買い忘れに注意。昔ながらの銭湯や豆腐店も残り、下町らしい人情に癒やされます。



まとめ

恵比寿駅へ 20 分以内で直通通勤を希望するなら、板橋・十条(埼京線)武蔵小杉(湘南新宿ライン)がコストパフォーマンスに優れます。乗り換え 1 回を許容すれば、自由が丘・学芸大学・祐天寺など東横線沿線のお洒落エリアをはじめ、武蔵小山不動前といった目黒線沿線の落ち着いた住宅街も選択肢に入ります。
賃料を抑えつつ都心へのアクセスを確保したい方は、ぜひ本一覧を参考にシェアハウスや賃貸物件を比較検討してみてください。

この記事を書いた人

SHARE PARADE(シェアパレード) の運営責任者です。「EDIT YOUR LIFE ― 今の暮らしをちょっと変えてみる」を合言葉に、**コミュニティのある暮らし(Community Living)**を中心としたシェアハウスを紹介しています。2011年の立ち上げ以来、東京全域で800件以上を現地取材。私自身も一人暮らし/シェアハウス/ルームシェア/ソーシャルマンションを一通り経験しており、一次情報と体験の両方を基準にサイトを運営しています。「住む場所が変われば、ライフスタイルも変わる」。コミュニティがある暮らしの楽しさと安心を、もっと当たり前の選択肢に――それがSHARE PARADEの役割であり、私のミッションです。 I am the administrator of the website 'SHARE PARADE.' Under the motto “EDIT YOUR LIFE—make a small change to your everyday,” we feature share houses centered on community living. Since our launch in 2011, I have visited and reviewed more than 800 properties across Tokyo. I’ve personally experienced living alone, in share houses, in room shares, and in social apartments, and I run the site based on both first-hand information and lived experience. I believe that when your home changes, your lifestyle changes too. My mission—and SHARE PARADE’s role—is to make the joy and peace of mind of community living a more everyday choice.

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