シェアハウスとワンルーム賃貸はどっち?中延の実物件4件で家賃・広さ・初期費用を比較

シェアハウスとワンルーム賃貸はどっち?中延の実物件4件で家賃・広さ・初期費用を比較

シェアハウスとワンルーム賃貸はどっち?中延の実物件4件で家賃・広さ・初期費用を比較


シェアハウスとワンルームを比較するとき、つい「どちらが安いか」だけを見てしまいます。

でも、実際に住むとなると、話はそれほど単純ではありません。

ワンルームならキッチンも浴室も自分専用です。その代わり、同じ予算では部屋が狭くなったり、駅から離れたり、築年数が古くなったりします。

シェアハウスなら水回りは共有になりますが、自分の個室とは別に、広いキッチンやラウンジ、ワークスペースを利用できる物件があります。家具をそろえる費用や、共用部を掃除する負担も抑えられます。

そこで今回は、東京の中でも交通と買い物のバランスがよく、一人暮らしの候補にしやすい中延駅を例にしてみます。

現在募集中のシェアハウス1件と、駅徒歩5分以内・築10年以内のワンルーム賃貸3件を並べ、家賃、広さ、初期費用、水道光熱費、キッチン、浴室、ラウンジ、清掃サービスまで比較しました。

「シェアハウスは安い」「ワンルームは自由」というイメージだけでは見えてこない、同じ街での暮らしの違いを確認していきましょう。

先に結論|中延では、月額差で何を専用にするかを選ぶ
  • 比較したシェアハウスの個室賃料は7万7,000円、ワンルーム3件は家賃・管理費込みで10万5,000~13万8,000円でした。
  • シェアハウスの共益費2万円には、電気・ガス・水道・インターネット、共用備品、共用部清掃などが含まれます。
  • ワンルームで同じ費用を別途払うと、最も安い物件でも実質的な月額負担は約12万4,000円になります。
  • 専用キッチン、浴室、トイレを優先するならワンルームが向いています。
  • 初期費用を抑え、個室とは別に広いラウンジやワークスペースを使いたいならシェアハウスが有力です。

今回は住みやすい中延で比べてみる

今回、中延を選んだのは都心への通いやすさと、日常生活のしやすさが両立しており、東京で一人暮らしを考える人にとって、比較しやすい街だからです。

中延駅では、都営浅草線と東急大井町線の2路線を利用できます。浅草線を使えば五反田、新橋、日本橋方面へ移動しやすく、大井町線では大井町、自由が丘、二子玉川方面へ向かえます。

駅の近くには、約300mにわたってアーケードが続く「なかのぶスキップロード」があります。スーパー、ドラッグストア、飲食店、昔ながらの個人店がまとまっており、仕事帰りの買い物にも困りにくい環境です。

駅前の利便性は高い一方、大きな繁華街のような騒がしさは少なく、少し歩けば住宅街になります。

「通勤時間は抑えたい。でも、休日まで人の多い繁華街で暮らすのは疲れる」という人には、ちょうどよい立地です。

中延駅のワンルーム家賃相場

実物件を比較する前に、中延駅の家賃相場を確認しておきましょう。

LIFULL HOME'Sが掲載中の物件データから算出した相場では、中延駅のワンルームは月額10万3,500円、1Kは11万600円、1DKは12万1,800円です。

間取り 中延駅の家賃相場 相場の見方
ワンルーム 103,500円 居室とキッチンが一体になった単身向け
1K 110,600円 居室とキッチンを扉で分けられる
1DK 121,800円 食事スペースを確保しやすい
ワンルーム・1K・1DKの平均 109,600円 駅徒歩10分以内の単身向け物件の目安

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管理費や共益費は含まない賃料相場なので、実際の毎月の支払いは、ここから数千円から1万5,000円程度増えることがあります。

広さ別では、ハウスコムの掲載物件データで、20㎡未満が平均8万円、20~30㎡が平均11万6,000円です。

専有面積 平均賃料 暮らしのイメージ
20㎡未満 80,000円 家賃を抑えやすいが、居室や収納は小さくなりやすい
20~30㎡ 116,000円 一人暮らしで一定のゆとりを確保しやすい
30~40㎡ 153,000円 家具配置や在宅勤務の自由度が高くなる

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家賃相場の注意点

LIFULL HOME'Sの間取り別相場は、駅徒歩10分以内の掲載物件をもとに算出され、管理費等を含みません。ハウスコムの広さ別相場も、掲載中物件の賃料を平均した数字です。

築年数、駅距離、マンションかアパートか、設備条件によって金額は大きく変わります。相場は「この金額なら必ず借りられる」という意味ではなく、今回の実物件が高いか安いかを見るための目安です。

今回比較する4つの実物件と条件

今回比較するのは、中延駅から徒歩5分以内にある、募集時点(2026年7月時点)のシェアハウス1件とワンルーム賃貸3件です。

ワンルーム側は築10年以内にそろえました。

一方、FineMaison品川中延の建物は1992年築です。ただし、2025年に大規模リノベーションを行い、同年にシェアハウスとして運営を開始しています。

つまり今回は、単純な「築浅対築浅」ではありません。

築浅で水回りをすべて専用にできるワンルームと、既存建物を大きくリノベーションし、共用空間へ設備を集約したシェアハウスを比べます。

物件 賃料の比較額 広さ 築年・リノベーション 主な特徴
ワンルームA 105,000円 13.68㎡ 2025年2月築 今回最も築浅、敷金・礼金なし
ワンルームB 118,000円 20.53㎡ 2022年1月築 1K、20㎡超、敷金・礼金なし
ワンルームC 138,000円 25.01㎡ 2019年6月築 今回最も広い、管理費2,000円

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比較金額のルール

シェアハウスは個室賃料のみ、ワンルーム賃貸は家賃と管理費の合計を「賃料の比較額」としています。

シェアハウスの共益費2万円は、一般賃貸の管理費とは内容が異なり、電気・ガス・水道・インターネット、共用備品、共用部清掃などを含むため、次の章で生活費として別に比較します。

シェアハウス|FineMaison品川中延


都営浅草線の中延駅から徒歩約3分、東急大井町線の中延駅から徒歩約4分。全39室の大型シェアハウスです。

比較に用いた掲載時点の201号室は、個室賃料7万7,000円、共益費2万円、広さ16.2㎡でした。

個室は10畳あり、洗面台、大型クローゼット、ベッド、机、椅子、冷蔵庫などを備えています。

共用部には、57畳を超えるLDK、大型キッチン、ソファエリア、ボックスシート、ワークスペース、フィットネスルームがあります。

浴室、シャワールーム、トイレ、キッチン、洗濯機は共用ですが、個室内に洗面台があるため、歯磨きや朝の身支度まで毎回共用スペースへ出る必要はありません。

建物は1992年築ですが、2025年に大規模リノベーションを行い、シェアハウスとして運営を開始しました。

FineMaison品川中延の主な条件
  • 個室賃料:77,000円
  • 共益費:20,000円
  • 個室面積:16.2㎡・10畳
  • 個室内設備:洗面台、冷蔵庫、大型クローゼット、ベッド、机、椅子など
  • 共用設備:大型LDK、キッチン、浴室、シャワー、トイレ、ランドリー、ワークスペース、フィットネスルーム
  • 共用部清掃:週3回程度
  • 初期費用:デポジット30,000円、火災保険10,000円

ワンルーム賃貸3件の特徴

- ワンルームA|家賃・管理費10万5,000円、13.68㎡


築浅と専用水回りを優先するコンパクトタイプ

家賃9万円、管理費1万5,000円で、月額の支払いは10万5,000円です。

2025年2月築と新しい一方、専有面積は13.68㎡。FineMaison品川中延の個室より約2.5㎡狭くなります。

ただし、13.68㎡の中に専用キッチン、浴室、トイレなどがすべて収まっています。

部屋の広さより、新築に近い建物と完全なプライバシーを優先する人向けです。

- ワンルームB|家賃・管理費11万8,000円、20.53㎡


広さと独立性のバランスがよい1K

家賃10万8,000円、管理費1万円で、月額の支払いは11万8,000円です。

専有面積は20.53㎡。間取りは1Kなので、玄関やキッチンと居室を扉で分けられます。

FineMaison品川中延の個室より広く、専用の水回りも確保できます。

一人暮らしらしい独立性を維持しながら、極端に狭い部屋は避けたい人に向いています。

- ワンルームC|家賃・管理費13万8,000円、25.01㎡


自宅で過ごす時間が長い人向けの広めタイプ

家賃13万6,000円、管理費2,000円で、月額の支払いは13万8,000円です。

専有面積は25.01㎡。今回比較する中では、専用空間が最も広い物件です。

ベッド、デスク、ソファなどを置きやすく、自宅で仕事をする人や荷物が多い人にも対応しやすい広さです。

その代わり、FineMaison品川中延の個室賃料との差は月額6万1,000円になります。

月額賃料を比較|7万7,000円と10万5,000円以上

まずは、物件そのものに毎月支払う金額を比較します。

シェアハウスは個室賃料のみ、ワンルームは家賃と管理費の合計です。

物件 賃料の比較額 FineMaisonとの差
ワンルームA 105,000円 +28,000円
ワンルームB 118,000円 +41,000円
ワンルームC 138,000円 +61,000円

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賃料だけを見ると、シェアハウスと最も安いワンルームの間にも、月額2万8,000円の差があります。

ただし、ここで「シェアハウスは7万7,000円、ワンルームは10万5,000円」と結論を出すのは早すぎます。

FineMaison品川中延には共益費2万円があり、ワンルームには水道光熱費、インターネット代、日用品代が別途かかるからです。

水道光熱費・通信費・備品まで含めて比較

以前の比較では、ワンルームの水道光熱費とインターネット代を合わせて月1万4,000円としていました。

しかし、現在の一人暮らしの負担としては、やや低めです。

総務省の2025年家計調査をもとにした単身世帯の水道光熱費は、月平均1万3,333円です。

ここに自宅用インターネットを月4,000円、トイレットペーパー、ハンドソープ、食器用洗剤、スポンジ、ゴミ袋などの共用備品に相当する費用を月1,500円として加えると、合計は約1万8,800円です。

比較表では、分かりやすく月1万9,000円として計算します。

ワンルームで別途かかる費用のモデル
費用 月額モデル 内容
電気・ガス・水道 13,333円 2025年の単身世帯平均を使用
自宅用インターネット 4,000円 固定回線またはホームルーターのモデル
生活備品 1,500円 トイレットペーパー、ハンドソープ、食器用洗剤、スポンジ、ゴミ袋など
合計 約19,000円 スマートフォン料金は双方に必要なため除外

FineMaison品川中延の共益費2万円には、電気・ガス・水道・インターネット代に加え、共用部で使用するトイレットペーパー、ハンドソープ、食器用洗剤などの備品、共用部の定期清掃が含まれます。

つまり、共益費2万円は、一般賃貸の「建物管理のための管理費」と同じではありません。

ワンルームで個別に支払う生活インフラ費や備品費に、共用部清掃のサービスまでまとめた金額です。

物件 賃料・管理費等 光熱・通信・備品 実質的な月額負担
ワンルームA 105,000円 約19,000円 約124,000円
ワンルームB 118,000円 約19,000円 約137,000円
ワンルームC 138,000円 約19,000円 約157,000円

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実際の暮らしに近い金額で比べると、FineMaison品川中延とワンルームAの差は月額約2万7,000円です。

ワンルームBとは約4万円、ワンルームCとは約6万円の差になります。

水道光熱費は使い方によって変わります

在宅勤務が多い人、エアコンを長時間使う人、湯船に頻繁につかる人は、平均を上回る可能性があります。反対に、外出が多く自炊をほとんどしない人は、平均を下回ることもあります。

シェアハウスの共益費も、物件によって含まれる項目や使用量の上限が異なります。入居前に契約条件を確認してください。

初期費用を比較|シェアハウスは約13万7,000円

毎月の家賃差だけでなく、引っ越し時に必要な現金も比べてみましょう。

FineMaison品川中延では、比較時点の掲載条件から、次の費用を想定できます。

FineMaison品川中延の契約開始時の支払い
  • 初月個室賃料:77,000円
  • 初月共益費:20,000円
  • デポジット:30,000円
  • 火災保険料:10,000円
  • 合計:137,000円

デポジット3万円のうち、2万円は退去時に返金される条件です。

ワンルーム3件は敷金・礼金なしですが、それでも仲介手数料、保証会社利用料、火災保険、鍵交換費などがかかることがあります。

今回は次の条件でモデル計算します。

ワンルームの初期費用モデル
  • 初月家賃・管理費
  • 仲介手数料:家賃の1.1か月分
  • 保証会社初回保証料:家賃・管理費合計の50%
  • 火災保険料:20,000円
  • 鍵交換費:22,000円
  • 敷金・礼金:なし
物件 契約開始時の支払い概算 FineMaisonとの差
ワンルームA 298,500円 +161,500円
ワンルームB 337,800円 +200,800円
ワンルームC 398,600円 +261,600円

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敷金・礼金がない物件でも、ワンルームの初期費用は約30万~40万円になります。

さらに、カーテン、ベッド、机、照明、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどを持っていなければ、家具家電の購入費も必要です。

FineMaison品川中延は個室に家具と冷蔵庫があり、洗濯機・乾燥機などは共用設備として利用できます。

ワンルームの初期費用は比較用モデルです

実際の契約では、保証会社の料金、鍵交換費、火災保険、クリーニング費、24時間サポート、事務手数料などが異なります。

掲載画面に「敷金・礼金なし」とあっても、初期費用全体が安いとは限りません。必ず見積書で総額を確認してください。

2年間の総額を比較|約78万~164万円の差

契約開始時の支払いと、実質的な月額負担を合わせて、2年間住んだ場合の概算を計算します。

初期費用には初月分を含めているため、残り23か月分の月額費用を加えています。

物件 実質月額 契約開始時 2年間の概算
ワンルームA 約124,000円 298,500円 約3,150,500円
ワンルームB 約137,000円 337,800円 約3,488,800円
ワンルームC 約157,000円 398,600円 約4,009,600円

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FineMaison品川中延との差は、ワンルームAで約78万円、ワンルームBで約112万円、ワンルームCで約164万円です。

かなり大きな差ですが、「シェアハウスなら同じ暮らしが安く手に入る」という意味ではありません。

ワンルームでは、自分専用のキッチン、浴室、トイレ、洗濯機置き場を確保できます。

シェアハウスでは、それらを共有する代わりに、費用を抑え、個室だけでは持てない広い共用空間を利用します。

広さ・キッチン・浴室・共用設備の違い

- 最も安いワンルームより、シェアハウスの個室の方が広い

物件 専有面積 面積に含まれるもの
ワンルームA 13.68㎡ 居室、玄関、キッチン、浴室、トイレなど
ワンルームB 20.53㎡ 居室、キッチン、水回りなど
ワンルームC 25.01㎡ 居室、キッチン、水回りなど

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13.68㎡のワンルームには、玄関、キッチン、浴室、トイレも含まれます。

FineMaison品川中延の16.2㎡には個室内キッチンや浴室がないため、居室と収納として使える割合は高くなります。

「専有面積がある=ベッドや机を置ける場所が広い」とは限らない点は、内見で確認したいところです。

- キッチンは、専用の小型設備か、共有の大型設備か

ワンルームのキッチンは、自分の好きな時間に使えます。

食器や調味料を置いたままにでき、ほかの入居者の利用状況を気にする必要もありません。

一方、コンパクトなワンルームでは、1口コンロと小さなシンクだけというケースがあります。まな板を置く調理スペースがほとんどないことも珍しくありません。

FineMaison品川中延ではキッチンを共有しますが、大型キッチンを4か所利用できます。

混雑や片付けのルールはあるものの、調理設備の広さは、13~20㎡のワンルームより充実しています。

料理をほとんどしない人なら、自室の小型キッチンに面積を使うより、居室を広く取れる方が合うこともあります。

- 浴室とトイレの共有を受け入れられるか

ここは、費用差よりも好みがはっきり分かれる部分です。

FineMaison品川中延では、浴室、シャワールーム、トイレを共有します。

清掃は週3回程度入りますが、他人が使った直後に利用することや、時間帯によって混み合う可能性はあります。

水回りの共有そのものが苦手なら、月額負担が高くてもワンルームを選んだ方が、日々のストレスは少ないでしょう。

反対に、個室内に洗面台があり、入浴とトイレだけ共有でも問題ない人なら、シェアハウスの費用面のメリットを得やすくなります。

- ラウンジとワークスペースはシェアハウスが強い

ワンルームには、基本的に自分の部屋以外の居場所がありません。

13.68㎡の部屋では、ベッドと机を置けば、食事、仕事、休憩をほぼ同じ場所で行うことになります。

FineMaison品川中延では、57畳を超えるLDK、ソファエリア、ボックスシート、ワークスペース、フィットネスルームを利用できます。

個室は16.2㎡でも、仕事をする場所、食事をする場所、くつろぐ場所を分けられます。

在宅勤務をする人にとっては、単純な専有面積だけでは測れないメリットです。

- 清掃は「自分の部屋だけ」と「すべて自分」の違い

ワンルームでは、居室だけでなく、キッチン、浴室、トイレ、洗面台も自分で掃除します。

シェアハウスでも個室は自分で掃除しますが、共用部には定期清掃が入ります。

FineMaison品川中延は、管理人による共用部清掃が週3回程度です。

もちろん、使った食器を戻す、汚した場所を軽く拭く、ゴミ出しのルールを守るといった日常的な対応は必要です。

それでも、浴室やトイレを一から自分だけで維持する負担は軽くなります。

- 築年数だけでは住み心地を判断できない

ワンルーム3件は築10年以内です。

対してFineMaison品川中延の建物は1992年築ですが、2025年に大規模リノベーションを実施しています。

築年数ではワンルームが新しい一方、ラウンジやワークスペースなど、建物全体の設備はシェアハウスの方が充実しています。

新しい建物に住みたいのか、それとも既存建物でも内装や共用設備が新しく、使える場所が多い方がよいのか。

ここも数字だけではなく、現地の状態を見て判断する必要があります。

シェアハウスとワンルーム、どちらが向いている?

FineMaison品川中延が向いている人
  • 中延駅の近くに月10万円以内で住みたい
  • 初期費用を抑えたい
  • 16㎡程度の家具付き個室があれば足りる
  • 個室内の洗面台は欲しい
  • 浴室、トイレ、キッチンの共有を許容できる
  • 広いラウンジやワークスペースを使いたい
  • 共用部の清掃負担を減らしたい
  • 数年以内に転職、同棲、結婚などで再び引っ越す可能性がある
ワンルーム賃貸が向いている人
  • 浴室やトイレを他人と共有したくない
  • 自分専用のキッチンが必要
  • 生活時間が不規則
  • 他の入居者に気を使いたくない
  • 来客や宿泊の自由度を重視する
  • 家具、家電、荷物が多い
  • 自宅で料理を頻繁にする
  • 長期間、同じ部屋に住む予定がある

浮いた住居費をNISAの積立に回す考え方

家賃差を「安く住めた」で終わらせない

今回の比較では、FineMaison品川中延とワンルームの実質的な月額差は、約2万7,000~6万円でした。

家賃が下がると、つい外食や買い物が増えて、結局手元に何も残らないことがあります。

そこで、浮いた金額の一部を最初から貯蓄やNISAの積立へ回す方法もあります。

シェアハウスを選ぶ理由を「今月を安く暮らすため」だけではなく、「将来の資産形成に回せるお金を増やすため」と考える住人もいます。

実際の入居者が、住居費を抑えてNISAや株式投資の元手をつくる考え方については、次の記事で紹介しています。

【令和版】若者がシェアハウスを選ぶ理由|賃料を節約してNISA・株式投資の元手に

もちろん、投資には元本割れの可能性があります。生活防衛資金を確保したうえで、無理のない範囲で考えましょう。

まとめ|中延で比べると、住居費の差と暮らし方の差がよく見える

今回は、住みやすい中延駅を例に、シェアハウス1件と築10年以内のワンルーム賃貸3件を比較しました。

FineMaison品川中延の個室賃料は7万7,000円です。

ワンルーム3件は、家賃と管理費を合わせて10万5,000~13万8,000円でした。

中延駅のワンルーム相場が約10万3,500円(駅距離関係無し)であることを考えると、最も安いワンルームAも、相場から大きく外れた物件ではありません。

それでも、水道光熱費、インターネット、備品まで含めた実質的な月額負担では、FineMaison品川中延との差が約2万7,000~6万円あります。

この差額でワンルームが提供するのは、専用キッチン、専用浴室、専用トイレ、生活時間や来客の自由です。

シェアハウスが提供するのは、低い初期費用、家具付きの個室、広いキッチン、ラウンジ、ワークスペース、共用部清掃です。

どちらが優れているというより、何にお金を払いたいかが違います。

水回りを共有しても、駅近、広めの個室、充実した共用設備を低い負担で利用したいなら、シェアハウスは合理的です。

月額2万~6万円多く支払ってでも、玄関の内側をすべて自分専用にしたいなら、ワンルームを選ぶ意味があります。

重要なのは、家賃の数字だけを見て決めないことです。

実際の個室、キッチン、浴室、収納、共用部、清掃状態を見て、自分が毎日ストレスなく暮らせる方を選びましょう。

この記事の主なデータと比較条件

・LIFULL HOME'S「中延駅の家賃相場」:ワンルーム10.35万円、1K11.06万円、1DK12.18万円

・ハウスコム「中延駅の平均家賃相場」:20㎡未満8.0万円、20~30㎡11.6万円、30~40㎡15.3万円

・FineMaison品川中延の設備、駅距離、運営条件:運営会社および掲載物件情報

・単身世帯の水道光熱費:総務省「家計調査 家計収支編 単身世帯(2025年)」を参照

・ワンルーム3件の家賃、管理費、面積、築年月:比較時点の掲載画面

※募集状況、賃料、共益費、初期費用は変わることがあります。

※ワンルームの光熱・通信・備品費、初期費用は記事内の条件に基づくモデルです。

※投資には元本割れなどのリスクがあります。本記事は特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。

よくある質問

Q.中延駅のワンルームの家賃相場はいくらですか?

A.LIFULL HOME'Sの掲載データをもとにした相場では、ワンルームは月額約10万3,500円です。1Kは約11万600円、1DKは約12万1,800円です。管理費等は含みません。

Q.シェアハウスの共益費2万円は、ワンルームの管理費と同じですか?

A.同じではありません。今回のシェアハウスでは、電気、ガス、水道、インターネット、共用備品、共用部清掃などを含みます。ワンルームの管理費は主に建物の共用部分を維持・管理するための費用で、室内の水道光熱費やインターネット代は通常別です。

Q.シェアハウスの方が個室も狭いですか?

A.必ずしもそうではありません。今回比較したFineMaison品川中延の個室は16.2㎡で、最も安いワンルームの13.68㎡より広くなっています。ただし、シェアハウスの個室には専用キッチンや浴室がありません。

Q.築年数が古いシェアハウスでも大丈夫ですか?

A.築年数だけでなく、改修時期、設備、耐震性、管理状態を確認する必要があります。FineMaison品川中延は1992年築ですが、2025年に大規模リノベーションを行い、同年に運営を開始しています。

Q.初期費用はシェアハウスの方が安いですか?

A.一般的には、敷金、礼金、仲介手数料が不要または低額な物件が多いため、シェアハウスの方が抑えやすい傾向があります。今回のモデルでは約13万7,000円に対し、ワンルームは約29万9,000~39万9,000円でした。

この記事を書いた人

SHARE PARADE(シェアパレード) の運営責任者です。「EDIT YOUR LIFE ― 今の暮らしをちょっと変えてみる」を合言葉に、**コミュニティのある暮らし(Community Living)**を中心としたシェアハウスを紹介しています。2011年の立ち上げ以来、東京全域で800件以上を現地取材。私自身も一人暮らし/シェアハウス/ルームシェア/ソーシャルマンションを一通り経験しており、一次情報と体験の両方を基準にサイトを運営しています。「住む場所が変われば、ライフスタイルも変わる」。コミュニティがある暮らしの楽しさと安心を、もっと当たり前の選択肢に――それがSHARE PARADEの役割であり、私のミッションです。 I am the administrator of the website 'SHARE PARADE.' Under the motto “EDIT YOUR LIFE—make a small change to your everyday,” we feature share houses centered on community living. Since our launch in 2011, I have visited and reviewed more than 800 properties across Tokyo. I’ve personally experienced living alone, in share houses, in room shares, and in social apartments, and I run the site based on both first-hand information and lived experience. I believe that when your home changes, your lifestyle changes too. My mission—and SHARE PARADE’s role—is to make the joy and peace of mind of community living a more everyday choice.

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