就職活動で、地方から上京するような時。ビジネスホテルなどを利用する方もいるようですが、実際のところ、連泊が続くと経済的に厳しい…という方もいるかもしれません。
就職活動は数日で済むことはほぼありません。最終面接や役員面接の前にも、説明会や面接をいくつも掛け持ちする場合には、滞在期間は少なくとも数週間はかかるでしょう。企業の説明会やインターン、何度も行われる試験や面接のたびに上京をしていたのでは、いくらお金があっても足りません。
そんな時には、就活生のために作られた「上京してくる人用の就活シェアハウス」を利用してみてはどうでしょうか?
このようなシェアハウスは、概ね普通のシェアハウスと同じようなシステムです。
個室、もしくはドミトリータイプの部屋に滞在することができ、台所、トイレ、風呂は共同となります。
設備などは自由に使用することができ、無線LANは完備しているところも多いでしょう。
利用期間については、2~3週間滞在するという短期型の人が比較的多いようですが、なかには数ヵ月滞在する人もいるのだとか。ビジネスホテルの利用は費用がかかるし、友人や家族の家にその都度居候するのは気が引ける…という人にはうってつけでしょう。
なかには、節約を考えて上京中はネットカフェに滞在する人もいるようですが、これでは体が休まりません。ちゃんと体を休めないと、就活中に体調を崩してしまっては元も子もないでしょう。
また、就活生からこのようなシェアハウスが人気となっている理由が、「他の住人との交流」にあるそうです。就活生同士がシェアハウスの住人になるわけですから、情報交換をしたり、励まし合ったりすることができるというわけです。不安な上京でも、仲間がいれば安心です。
しかも、同じように地方から上京してきて就職活動をしているという共通点で結びつくのですから、お互いになんでも相談し合える関係になりやすいのでしょう。
そのせいか、都内では次々に就活生向けの部屋を用意したシェアハウスが誕生しているそうです。
就活生を専門に受け入れているようなシェアハウスでは、就活に特化したセミナーなども行われているそうです。
アドバイザーがハウスを来訪してエントリーシートの書き方を教えてくれたり、面接の対策法を伝授してくれたりと、まさにいたれりつくせり。
上京してみたものの、まったく就活がうまくいかない…という人にも、嬉しいサービスがあります。
企業の人事担当を紹介してくれたり、就活をうまく進めるためのノウハウ本や企業の資料などを自由に閲覧できたりというサービスもあるのだとか。なんと、これらのサービスは全部無料だそうです!
これから東京にどんどんと増えていきそうな就活シェアハウス。
田舎から上京してきて、東京で働きたいという学生たちの強い味方になってくれそうです。
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