最近では、形状記憶素材のYシャツや洋服なども販売されていますが、社会人ならば効率的なアイロンのかけ方くらい知っておきたいもの。また、学生さんでも、自分をオシャレに見せたい人はアイロンを上手にかける方法を勉強しておきたいですね。
自分の印象をより良いものにするためにも、是非ともアイロンのかけ方を学んでおきましょう。
まず、アイロンをかけるのにはコツがいります。
ちゃんとアイロンを温めることと、平坦なところでアイロンをかけるというのは基礎中の基礎です。
そして、アイロンをかける時には「細かい部分からかけていく」のがポイントです。
適当にグイグイかけるのではなく、空いた手で適度に生地を伸ばしながらかけましょう。
くにゃくにゃと腕を曲げず、カーブをかけたりすることもなく、真っ直ぐにかけます。
ただし、真っ直ぐにかけるといっても力を入れすぎるのも問題です。シャツが裂けてしまうかもしれません。先は少し浮かせて、アイロンの温まっている部分の全面を使うようにしましょう。
アイロンをかける練習をしたい時には、シャツやブラウスなどで練習しましょう。
まず、襟からかけていきます。
襟の裏側、つまり首が触れる側から丁寧にアイロンをかけていきましょう。右手でアイロンをかけているのならば、左手で生地を引っ張って、ピンとさせながら襟全体を伸ばしていきます。
裏をかけた後は、表側も忘れずに!
次は、「肩ヨーク」と呼ばれる部分にアイロンをかけます。
これは、シャツの背中の部分であり、襟のすぐ下の場所を指します。
アイロン台の角に肩の部分をひっかけましょう。そして、既にアイロンをかけてある襟部分は立てて、肩ヨークの部分にアイロンをかけましょう。
かけ終わったら、襟部分を戻します。
その次は、こちらもアイロンをかけるのが難しいとされる、袖口にいきます。
袖口にはボタンやボタン穴があり、厚みもあるのでアイロンがかけにくいかもしれません。でも、丁寧にやれば戸惑うことはありません。
まず、ボタンは外して、大きく広げます。襟同様、袖口の裏からアイロンをかけ、表面にももう一度アイロンをかけましょう。
袖口が終わったら、今度はその上。袖にアイロンをかけます。縫い目に合わせて丁寧に畳みましょう。まずは脇からかけて、袖全体にアイロンをかけていきます。
その後は裏返して、反対側からもアイロンを当てます。
さて、その後は、もっとも目に触れやすい前身ごろにアイロンをかけます。
全体にしっかりとアイロンをかけますが、大事なのはボタンの周辺。ボタンの上からアイロンをかけるのは、危ないから絶対にやめましょう。アイロンの先を上手に使って、ボタンの下の生地も伸ばします。
最後に、背中部分である後身ごろにアイロンをかけたら終わりです。
もちろん、アイロンをかけるのが苦手だという方、アイロンをかけるのが難しいデザインの洋服はクリーニングに出してもいいでしょうが、基本的なアイロンのかけ方をマスターしておくと、いざという時困りません。
たまには、自分でシャツにアイロンをかけてみてはどうでしょうか?
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