物件を借りる時、資金以外に必要になるのが保証人です。
しかし、「どうしても保証人が見つからない」「保証人をわざわざ頼むのは気が引けるし、手間もかかって面倒」という理由から、保証人不要の物件をわざわざ探して入居する人や、保証会社を利用して家を借りる人も増えています。
今回は、賃貸物件に保証人が求められる理由や、保証人不要物件や保証会社を利用する際のメリット・デメリット、保証会社の仕組みや費用などをご紹介しながら、保証人なしでも住める賢い物件選びについても解説します。
賃貸物件の契約時、ほぼ必ず確認されるのが「保証人」の存在です。簡単に言えば、入居者が家賃を支払えなくなった場合、代わりに支払うのが保証人です。
「正社員として働いて定収入を得ているのに、家賃を滞納する人間だと思われているのか?」
「保証人がいないと家を貸してもらえないなんて、社会人として信用されていないような気がする…」
そんな風に不満に思う人もいるかもしれません。
ですが、たとえ正規雇用でも、もちろん非正規雇用(派遣社員、アルバイト、パート)であっても、物件を借りる時には保証人は必要です。
これは、どんな人でも失職、病気、怪我などで収入が途絶えてしまう可能性があるからです。
どれだけ高収入を得ていても、何があるかわかりません。そんな時のために、滞納した家賃を代わりに支払う責任を負う保証人が必要になるのです。
ちなみに、保証人の役割は滞納した家賃を代わりに支払うだけではありません。
火災や水漏れなどで物件を破損した際の賠償金なども、入居者が支払えない場合には、保証人に支払う義務が発生します。これは過失であっても、故意であっても変わりません。
では、その保証人になるには何が必要なのでしょうか。
まずは、支払い能力があることが最低条件です。
一般的に、家賃の目安は「月収の1/3」と言われていますが、保証人の年収にも家賃の36ヶ月分以上が求められます。つまり、7万円の物件を借りようとしている場合には、保証人には252万円以上の年収が求められるでしょう。こうやって数字で見ると、それほど高くないハードルのように感じられます。
それならば、収入さえあれば誰でも保証人になれるのでしょうか。
実は、親族でなければ保証人になることはできません。少なくとも、三親等以内の親族であることが求められます。
つまり、血縁関係がなくとも、「母の再婚相手」や「姉の夫」のような存在でも保証人を依頼することは可能です。しかし、四親等(いとこ)以上になると、保証人としての条件は満たしにくくなります。
さらに、保証人には日本国内に住んでいることが求められます。これは、トラブルが起きた時に海外在住だと連絡がとりにくい、対応してもらいにくいという要因があるからでしょう。
親族以外を保証人として認める例も稀にありますが、やはりほとんどの物件では支払い能力のある親族しか保証人として認めていません。
賃貸物件を契約する時、入居者はもちろん、保証人にも審査があります。
もっとも重視されるのは収入や職業、雇用形態です。保証人の収入を証明するために、源泉徴収書や確定申告書を提出することもあります。
勤続年数もチェックされるでしょう。勤続年数は長ければ長いほどいいというわけはなく、短すぎる場合に問題視されます。
さらに、過去に家賃やクレジットカードの支払いを滞納していると、保証人の審査に通らない可能性があります。
もうひとつ、意外にもチェック対象になっているのが年齢です。年齢なんて保証人には関係なさそうなイメージがありますが、あまりに高齢だと保証人として適さないと判断されます。そのボーダーラインは65歳です。定年を迎える年齢になると、保証人の審査を通過しにくくなるでしょう。
最近では保証人代わりになる保証会社を利用する人、保証人不要物件をわざわざ探して契約している人も増えています。これは、時代も大きく関係しています。
まず、晩婚化が進み、両親が高齢化してきたこと。子供が成人し、自立して一人暮らしを始める頃に、同時に定年を迎える親も増えています。年金で暮らしている人は、資産があったとしても保証人になることは難しくなります。核家族化、少子化も進み、頼れる兄弟や親族がいない人も多くなっているのでしょう。
また、人間関係の変化も、保証会社を利用する人が増えた要因のひとつです。今までは家族と折り合いが悪くても、頭を下げて保証人になってもらうしかありませんでした。しかし、“毒親”を保証人にすると、一人暮らしの家の住所を知られてしまうため、結局親の支配下から抜け出せなくなります。
しかし、保証会社を利用すれば家族関係のトラブルを気にせず家探しをすることができるのです。
それでは、保証会社とはいったいどういうものなのでしょうか。
保証会社とは、正式には「賃貸保証会社」「家賃保証会社」と言われています。大家に対して、入居者の家賃を保証するのがその役割です。
保証会社がカバーするのは、
です。
それでは、その費用はどのくらいかかるのでしょうか。
保証会社への保証料の支払い方法は、大まかにわけて2つあります。初回契約時に保証料をまとめて支払う方法と、月額で保証料を支払う方法です。この保証料とは別に、追加で更新料を求める会社もあります。
もっともメジャーな支払い方法は、契約時にまとめて保証料を支払い、1~2年おきに更新料を支払うというものです。この場合には、契約時に家賃の0.5ヶ月程度、更新料は1万円程度を支払うというケースが多いようです。
もちろんこれとは別に、敷金・礼金・仲介手数料、部屋の更新料も必要になります。
月額で保証金を支払うプランならば、毎月家賃の1パーセントから2パーセント程度を保証会社に支払います。家賃が7万円の物件ならば、700円~1,400円程度ですね。
どちらもものすごく高額ではありませんが、保証人がいれば支払う必要がないお金であるとも言えます。
> 保証会社への支払い例 <
支払いパターン1 | 初回のみ 賃料の50~100%の金額 |
支払いパターン2 | 月額費用のみ 賃料の1~2%の金額 |
支払いパターン3 | 初回 賃料の50% + 1 or 2年単位で1 or 2万円 |
それでは、保証会社と契約しているのに家賃を滞納してしまったらどうなるのでしょうか。
その場合には、保証会社が入居者に替わって家賃や未払い金を支払った後に、保証会社から手数料が上乗せされて入居者に請求が来ます。それを無視し続けていたら、入居者はその物件に住む権利を失い、強制退去になるでしょう。
「今月は金欠だから保証会社に支払いを代行してもらおう」など、気軽な気持ちで家賃を延滞するようなことはしてはいけません。支払わなくてはいけないお金が増えるだけです。信用情報にも傷がつきますので、就職や結婚の妨げになる可能性があります。
保証会社を利用する時のメリットには、どんなものがあるでしょうか。
保証人も保証会社も利用できない場合には、保証人なし物件を探すしかありません。
保証人なし物件とは、名前の通り、保証人も保証会社との契約も必要ない物件です。
手間もかからず、費用も安く済む保証人なし物件。ですが、保証人なし物件は、積極的に借りる人が少ないとも言われています。その理由とはなんでしょうか?
そのメリットとデメリットを確認しましょう。
保証人なしで住めることで知られているのが、UR賃貸物件です。でも、普通の物件とどのように違うのでしょうか。
管理しているのは都市再生機構(UR都市機構)という独立行政法人です。公的機関が管理しているため、入居者に求める条件も大きく異なります。
まず、UR賃貸住宅は保証人不要に加え、礼金、仲介手数料、更新料が不要です。初期費用が安く済むという大きな魅力があるのです。だからこそ、UR賃貸住宅は人気が高いのですが、住むのには条件があります。それは、一定基準を満たす収入があること。UR賃貸物件に住むには、希望する物件の4倍の月収を稼いでいることが求められます。
そもそも、UR賃貸物件は一般の物件と比べるとゆとりのある造りになっており、リフォームやリノベーションにもお金がかけられているため、家賃も少々割高です。
保証人もいない、保証会社を利用する余裕もない。そんな方におすすめなのがシェアハウスです。
ほとんどのシェアハウスでは、保証人や保証会社を利用する必要がありません。その代わり、デポジットと呼ばれる保証金を預ける必要があります。保証金額は平均3万円ともされていますが、環境や設備にお金がかかっている賃料の高いシェアハウスでは5万円近くかかることもあります。気になる方は予め確認しておきましょう。
デポジットには敷金としての役割もあります。そのため、シェアハウスの設備を壊してしまったり、部屋を汚してしまったりして損害を与えた場合には、デポジットから差し引かれます。
ただし、普通に使っていれば、差し引かれる可能性はほぼないでしょう。
このデポジットは退去時に返金もされますので、非常にお得です。ただし、シェアハウスによっては一部返金、もしくは返金なしとしているところもありますので、こちらも入居前に確認しておきたいポイントです。
それ以外にも、
など、さまざまなメリットがあるシェアハウス。
保証人なしで住める物件を探している方は、ぜひ選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
保証人が見つからなくても、保証会社を利用して一般の物件に入居する、もしくは保証人なし物件に審査なしで入居することもできます。ただし、保証会社を利用する場合には一般の保証人あり物件を借りるよりもお金がかかることを覚えておきましょう。 入居を急いでいる方、初期費用や生活費をできるだけ節約したい方はデポジットだけで済むシェアハウスがおすすめです。
最後に、保証人も不要で、保証会社も不要!そして、さらにリーズナブルな物件を幾つかご案内させていただきます。
池袋駅まで一駅のところにある新築で建てられたシェアハウス。池袋駅まで近いのに、そして建物もきれいなのに賃料49,000円~はとってもお買い得感を感じることが出来ますね。
ラウンジは、地下と2階と2箇所あり、居場所が選べるのもポイントです。そして女性には嬉しいパウダールームがあるのもGOODポイントです。もちろんお部屋に家具も一式揃っています。
物件名 | : | Couverture(クーベルチュール)池袋西 |
入居条件 | : | 男女OK 外国人OK |
賃料 | : | 49,000 ~ 59,000円 |
共益費 | : | 15,000円 |
部屋数 | : | 31部屋 |
アクセス | : | 西武池袋線「椎名町」駅 徒歩7分 |
北千住駅まで8分のところにある一軒家タイプの女性専用シェアハウス。驚くべきところは、キャンペーンを適用すると28,800円~と圧倒的に安い賃料。個室で3万円を切る物件はとっても希少ですね。
リビングは、そこまで広くありませんが、個室は5~6帖と十分な広さが確保されています。駅前には、スーパーもコンビニもあって、生活環境もよさそうですね。
西葛西駅から徒歩5分の大型シェアハウス。共用ラウンジが3つもあるという、珍しい物件。気分や混み具合によって居場所を選べるのは素敵だと思います。そして、西葛西駅は、茅場町駅まで12分、日本橋駅13分、大手町駅15分、九段下駅19分とビジネス街へのアクセスがとってもいい。
入居者は、日本人だけでなく、フランス・イギリス・デンマーク・アメリカ・台湾と多国籍なのも国際交流したい方に嬉しいところです。
物件名 | : | Couverture(クーベルチュール)西葛西 |
入居条件 | : | 男女OK 外国人OK |
賃料 | : | 49,000 ~ 57,000円 |
共益費 | : | 15,000円 |
部屋数 | : | 38部屋 |
アクセス | : | 東西線「西葛西」駅 徒歩5分 |
井の頭線「高井戸」駅から徒歩6分のリーズナブルシェアハウス。高井戸駅はとってもアクセスがよくて、渋谷駅まで16分、新宿駅まで19分、吉祥寺駅まで8分、下北沢駅まで11分とおしゃれエリアにもお買い物エリアにも20分以内で行けてしまいます。
また入居期間に応じて、キャンペーンのお得度がアップしていくので、長く住めばかなりお得になりそうですね。
エステサロンがプロデュースしたビューティーシェアハウス。全お部屋にスチーマーなどの美容家電を完備しているので、毎日セルフエステが可能です。キッチンには浄水器、バスルームにはろ過装置があり、お水にもこだわった内容になっております。
各お部屋は、プライベート空間を重視した防音シートを壁・天井・床に設置していて、生活音などの遮音性を高くすることで、ストレスの少ない暮らしを実現しているのもポイントが高そうですね。
>>>東京でも3万円を切る安さ!のシェアハウス物件一覧ページ
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