シェアハウス交換留学のススメ

シェアハウスで生活をしていると、同じ運営会社の他のシェアハウス居住者と知り合いになることがあります。運営会社がイベントなどを開催してくれるからです。異業種・異年代との触れ合いは楽しいですよね。そんなときに思いついたのが、シェアハウス交換留学です。




交換留学とは、現在の学校に在籍したまま、海外の学校に一定期間留学すること。シェアハウス交換留学とは、現在入居しているシェアハウスに契約しながらも、別のシェアハウスに一定期間寄宿するというシステムです。イベントでの交流は一瞬だけれですが、例えば一ヶ月間住んでしまえば、さらに打ち解けられるでしょう。これを運営会社が保有するいくつかのシェアハウスで回すという仕組みです。シェアハウスはだんだんと供給過多になり、空き室が出ている話も聞きます。その空き室を他のシェアハウスの住人に短期間だけ利用してもらうのです。

シェアハウスに住んで実感したことはさまざまな人に出会えることです。それも、年代や性別に関係なくフラットな関係を築けることが、魅力だと感じています。社会人になってしまうと、どうしても仕事で忙しく、付き合いの幅が社内か取引先に限定されがちです。さらに、仕事関係の人とは、どうしても今後のビジネスや関係を考えて気構えてしまいます。大学を卒業してから、友達を作るのは意外と難しいのです。

しかし、シェアハウスの住人同士なら、仕事上の付き合いがありません。社会人も学生も肩書きなくつき合える仲間ができます。実際、休日には一緒に遊びに行ったり、ご飯を食べたりすることが頻繁にあります。仕事関係の人とは「休日まで会いたくない」と、あまり交流を持たないこともあると思いますが、シェアハウスだと仲良く、みんなノリが良いのが特徴かもしれません。

さらに、運営会社が保有するシェアハウスが全国に広がれば、別のシェアハウス住人との交流だけでなく、その地域とのつながりだって広がってくるかもしれません。現在、国は、都会に暮らす人が、週末や一年の一定期間を田舎で暮らすライフスタイルを「二地域居住」と定義し、これを推奨し始めています。団塊の世代のリタイア組を対象に進めているようですが、全国のシェアハウスを活用して若い世代も取り込んでいくことだってありえるでしょう。法的にはまだまだ未整備で、現状では難しいかもしれません。ただ、国も「二地域居住」を提唱していることから、実現できる可能性があるはず。拠点を置きながら、他のシェアハウスも渡り歩けるのなら、私は真っ先に利用してみたいですね。

この記事を書いた人

新聞社での社会部記者を経て、現在はコンテンツマーケティングを企画制作する 会社でライターのディレクションなどを行っている。また、関東の大規 模シェ アハウスに拠点を置き、フリーで請け負うライター業務に関しては専らリビング で執筆している。双子座、B型、三人兄弟の三番目。

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