「アベノミクス」の影響で、景気が盛り返してきているという声もあがる一方。今でもまだまだ不況だと言う人も少なくありません。「日本経済はもう終焉にさしかかっている!」「日本はもう古い!」なんて冗談めかして言う人もいますが、実際のところ「お腹が減っているのに食べられない」「安心して眠ることができない」「命の危険を感じる」ような国に住んでいる人からすれば、何を言っているんだ!と憤りを感じるような発言でもあるかもしれません。
日本は今、『成熟期』にあるとされています。
日本経済をヒトのように考えてみると、高度成長期を子供時代、その後の安定成長期を少年時代に例える人もいます。その後長く続いた不況の時代は、さながら青春時代ということでしょうか。
そして、2014年現在。
日本経済はようやく大人になった、という考え方があるのです。
経済が熟していく前段階、まさに景気がいい時代。
その時代には、新しい商品や店舗、産業やレジャーが次々と誕生し、生活がどんどん変化していきました。日本人は、そこからまぎれもなく豊かな生活を送ってきました。
しかしながら、どんな美女との結婚生活もだんだんと味気ないものに変化していくように、当初は豊かな生活に思われたものも、だんだんと日本人に馴染み、飽きられてきてしまったようです。
最初は「これがないと生活できない」というもので家の中を満たしていったものの、それが終わってしまったら「これがあったら便利だな」「これ、ちょっと欲しいな」という買い物をするようになってしまいます。
「どうしても必要なもの」が売れ続けている時には、経済もより成長します。そこから好みが細分化していくと経済成長は徐々に低下していくのです。
そのため、「生活は素晴らしいもの、理想通りのものになったが、そのために働き続けなければいけない」状況が生まれてしまいました。
つまり、私たちの生活や文化は、現状停滞している一面もあるのです。
「見たことがある」「聞いたことがある」「やったことがある」ことばかりに囲まれてしまい、生活水準は高いものの、それが幸福になかなか結び付かない。それが、今の日本の抱える“不幸”なのかもしれません。
それでは、成熟期でも幸せになる方法とはあるのでしょうか?
それは、物質的な豊かさ、満たされた生活をどれだけ精神的な幸福につなげられるかにかかってくるのかもしれません。
シェアハウスでも、ただ受け身になっているだけはもったいない。よりハッピーになるためには、自らを成長させることが一番の近道です。
既視感のあるサービスや商品を、自分でオリジナリティあふれるものに変化させるために、技術や知識を身に着けて、より深く楽しめるような人間になりましょう。
また、さまざまな人と交流を持ち、視野を広げることも大事です。人間関係から学ぶことのできるスキルや知識は、お金で買うことができない大切なもののひとつです。
コミュニケーションは心を豊かにしてくれるもの。
日本経済が成熟して大人になっているのに合わせて、あなたも成熟した精神を身に着けられるよう、シェアハウスという環境を最大限利用しましょう。
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