「学歴なんか関係ない。大事なのは実力」という声もある一方で、やはりいまだに根強い学歴信仰。就職はもちろんのこと、会社内の派閥争い、出世抗争、そして結婚時にも学歴はついてまわります。
人生において、高学歴であることはもちろん大事なことです。高学歴であれば認められるチャンスもそれだけ増えますし、人生における選択肢の幅が広がります。学歴によって得られる人脈もあるでしょう。
しかしながら、その期待値が高い故に挫折を味わい、幸福を感じられなくなってしまったという人も少なくないようです。
果たして、高学歴であれば幸福になれるのでしょうか?
学歴は、やはり高ければ高いほど有利だと考えられています。
高学歴であれば、より良い企業に就職するチャンスを得ることもできますし、素敵な異性と結婚するチャンスも巡ってくるかもしれません。また、知性は仕事においても強力な武器になります。
ですが、高学歴の人の心を支えているのはチャンスの多さでも人脈の豊かさでもなく、「自信」とも言われています。難関試験を突破し、最高峰の大学で学んだという自信が、どんなトラブルをも乗り越えるばねになってくれるのだそうです。
さらに学歴が評価対象になるような職場を選べば、充実した毎日を送ることができるでしょう。
しかしながら、「高学歴は不幸になる」という考え方が今、注目されています。
難関とされる大学に合格されるためには、他者の価値観や基準に従い、求められている答えを正確に導き出さなければいけません。そこに自分の思考が入り込む隙はありません。
果たして、自分の考えを殺し、出題者や採点者に寄り添って大学の求める答えを出し続けること、そしてそこに慣れてしまい、いわゆる「勉強は得意だけれど、自分の意見を述べることができない」人間になることは、幸福だと言えるのでしょうか?
「高学歴であればあるほど、幸福を感じにくくなる」ことの犠牲者になりがちなのが、男性です。
それはなぜか?女性は、あえて高学歴でない道を選ぶ人も多いからです。
学歴が高すぎると、男性のコンプレックスを煽ってしまう機会も増えます。恋愛や結婚に結びつきにくいケースも増加します。
ですが、男性ならばすべてが有利に運びやすくなります。ですから、男性は高学歴を目指す人が女性に比べて多いのです。
その一方、高学歴の男性はプライドが高くなりやすくなりがちな傾向にあります。そういった人が、何かの拍子に挫折をしてしまった時。高学歴の男性は、見下していたはずの他者よりも容易く、心が折れてしまうのだそうです。
学歴別に調査した結果、大学卒よりも専門学校卒のほうが仕事の満足度が高かった、というデータがあるそうです。
専門学校では、仕事に直結した知識を学ぶことができます。
大学は一般的な教養を含めて知識を深めるために通うという側面もありますが、仕事と直結して考えにくく、満足度が上がりにくいという心理があるようです。
つまり、いくら難関大学で高度な勉強をしたとしても、それが卒業してからの仕事に結びついていないケースもあるのです。
しかしながら高学歴でも、幸福に仕事をして、生きている人もたくさんいます。
そこにはどんな秘訣があるのでしょうか?
たとえば、シェアハウスのように、いろんな価値観・経歴・年齢の人間が集まるような場所に自分の拠点を持てば、学歴というフィルターで判断されにくくなります。
その代わり、人柄や実力、リーダーシップなどで評価される場合もありますが、そういった場を経験することで、挫折しない芯の強さを手に入れることもできるでしょう。
そのためには、自分自身も他の人を「学歴」「肩書」などで判断しないこと。
自分の価値観を見つめ直したいという高学歴の男性は、シェアハウスのような場所が最適なのかもしれません。
RECOMMEND