こんにちわ。本日は、「#東京スローライフ Mother TREE」のオーナー様である板津さんにインタビューを行いました。
この物件はもともと板津さんのご家族で住んでいたようです。さらに言うと板津さんのお祖母げん婆ちゃんが、板津さんのお父様からお譲り頂いた物件で、代々受け継がれてきたお家だそうです。
そんなお家がなぜ今、シェアハウスになっているのか詳しくお聞きしてきましたので、参考にしていただければと思います。
みなみ こんにちは。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
板津さん よろしくお願いいたします。
みなみ 素敵な物件ですね。こちらはどのような経緯でシェアハウスを始めることになったのですか?
板津さん ここはもともと家族で住んでいた物件なんですが、ある時ここに住まないのが見えてきたんですよ。私、妹、父3人別の場所に住むことになって。ここをなにかしなきゃいけないなと思って。
みなみ そうだったんですね。シェアハウス以外にも戸建て貸しなど他の活用法方法もあったと思うのですが、なぜシェアハウスを選んだのでしょうか。
板津さん ここは家族が住む一戸建てのスペースと、隣に4部屋のアパートがあったので売却など選択肢はたくさんありました。なのでそういったことを知り合いの建築関係の方に丸まる相談して、4パターンくらい案をいただきました。その中からシェアハウスであればリスクが分散できるということもあって決めました。
みなみ たしかに戸建ては入居してもらえると安定できますが、空室のリスクが怖いですよね。アパートも合わせるとかなりの数のお部屋ができるので、シェアハウスにもってこいの物件かもしれませんね。
みなみ こちらのシェアハウスのコンセプトがあれば教えてください。
板津さん そうですね、何かをするのであれば社会に役に立つものにしたくて。その時父と話していてげん婆ちゃんのお話がでてきて。
みなみ げん婆ちゃん?
板津さん はい、私の曾祖母に当たるのですが、この物件はげん婆ちゃんが私の父に与えたものなんです。父からげん婆ちゃんの歴史を聞いた時に、「女性自身、私が私を大切にする場所」を作りたいと思ったんです。
みなみ だから女性専用の物件なのでしょうか。
板津さん そうですね、アパートがもともと女性のみだったので自然でもありました。ただげん婆ちゃんの想いとかを聞いた時、それがいいなと思って。で、面白いのがここに住まれていた方2名が結婚されて卒業されたんです。普通は男女共用だから男女が出会って結婚する理論ですよね、違うんです。女性が自分を大切にするという体系を深めたほうが結婚できるようになるというのがマザーツリーのコンセプトです。
みなみ 他のハウスとは異なる考え方ですね。男女共用の物件でテラスハウス的なことが起こるが世の中のイメージだと思いますが、確かに女性自身が自分を大切にすることで、自然と素敵な出会いがあるのかもしれないですね。ただ女性専用にすることで入居者のターゲットが半分になるわけですが、そこの懸念点はなかったのですか?
板津さん そういったことは考えなかったです。温かいとか優しいとか木のぬくもりとか。テーブルや棚も大工さんにわざわざ作ってもらって。でもこれ写真一枚みてもわかるように独特の存在感を放つんですよね。でそこをキャッチした人が、自分を大切にする核を持った人が自然と集まってくるんですよね。
みなみ 先ほどのお話でもありましたが、こちらは隣がアパートになっているんですよね。現在はそちらも併せてシェアハウスにしているのでしょうか。
板津さん そうです。やぱりいろんなバックグラウンドというか性質の人が集まっているので、ちょっと離れて自分の好きな時に共有スペースに来たいっていう人のためにアパートの部分もシェアハウスとして運営しています。こちらのドアから行き来ができて、ちょっとだけ距離がある人が好きという人はアパート側を選んでいます。
みなみ 管理会社の方のお話が出てきましたが、管理会社はどのように決めたのでしょうか?
板津さん 建築関係の方の知り合いをご紹介いただきまして。初心者だったので手探りだったこともあり、数値を比較してっていうのができなかったんです。当時は感覚を信じるしかなくて、このチームに任せたいと思ったので決めました。
みなみ 管理会社によって委託費が違うと思うのですが、管理委託費等の費用は他と比べたりすることなく決めたのでしょうか?