驚くべき事実を突き付けられてしまいました。
このコラムでは『シェアハウス恋愛論。』として私は「シェアハウスは恋愛に向かない」という持論を展開していたのですが……それが、脅かされそうなのです。
というのも、今年できたシェアハウスに入居した子が、できてたった3、4か月くらいで「うち、3組カップルできたよ」と言うではないですか……!
(ちなみに、シェアハウスに住んでいると、別のシェアハウス住人と遊ぶ機会ができたりしてどんどん知人・友人が増える。Facebookの友達が爆発的に増える、という現象もシェアハウスあるあるですね。別シェアハウスの住人はいわば『隣の学区の生徒』みたいな感覚。)
「えっ……うちの学校は1年半経ってカップル1組しかいないのに、できたばかりの隣の学校にはすでに3組もできてると…!」こんな感じのショックです。
人数的にはうちよりも10人ほど多いのですが、それにしてもね……。やはり男女が集まるとつがいができる方が人間の営みとしては自然なのでは…? うちが変わってるのでは? という風に思えてきました。
そこではたと思い当たる原因が。
「共有スペースが広いからだ!」
できてまだ半年未満のそのシェアハウスは、建物の中にコンパクトな共有スペースがフロアを違えて4つくらいあるのですが、うちの共有スペースは1つだけで、その階全体をぶち抜いて、どーんと広い。
視界が開けていて、つねに誰かに見られるようなつくりになっているのです。
つまり、コンパクトなスペースが多いその別シェアハウスとは違い、2人だけになるチャンスが少なくなるということ。
空間のつくりが恋愛を阻んでいる……?
その仮説にうちのシェアメイトEさんも納得の様子で、うちのシェアハウス運営会社の方にその話をしたところ、「じゃあ、Eさんのためにこの共有スペースに壁をつくりましょう!」と言われた、とのこと。
まあ、それは冗談だとしても、広々〜とした空間はうちの一番の自慢でもあるので、恋愛ハプニングが起こりづらい環境だとしても絶対、手放したくはない……! それはうちの住人全員が思っていることでしょう。
話は変わって、先日、シェアハウス内の誕生日会企画で、お互いに慣れすぎているシェア男子とシェア女子があえて合コンする「シェアコン」が催されました(笑)。
その目玉企画として、女子が男子部屋に5分ごとで回って1対1で会話をする、というものがあったのですが……。
「相手のことをよく知ってるような気になってたけど、思い返せば2人だけで話したことってほとんどなかったなぁ」と気付き、普段と違うシチュエーションに新鮮さを感じました。
恋愛に発展するには5分という滞在時間は短かったのですが、もう少し長くいれば関係性にちょっと変化が起きることもあったかもしれませんよねぇ?(ほんと?)
いずれにせよ、やはり恋愛は隠れた場所で育まれるんだな、と。
というわけで、私のシェアハウス恋愛論は「共有スペースの見晴らしが良いほどシェアハウス内恋愛は起こりづらい」という条件つきなのかも…と弱気になってきたこのごろです……。
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