さて、ときめきをざくざく発掘した私のその後。
えーと、どの案件も成就しておりません。
……悲しい感じで話が終わってしまいそうになりました。
が、もちろんそんな単純な話でも、悲しい話でもありません。
私が住んでいるところで言うと、60人くらい住人がいる中でなんと1組しかカップルがいません(私が把握している限り)。
でも、別のシェアハウスの話を聞いたところ、住人の3分の1くらいがカップルになっているらしい。
30分の1と3分の1。……あらためて、えらい違いですね。
「何でうちはカップルができないんだろう?」という話は、住人の間でもよくしていて、皆の見解はこうです。
うちのシェアハウスは立地や設備などの条件面が良い方で、家賃も高め。なので、収入面が潤っているアラサー世代から上の世代が多く住んでいます。
その世代ともなると、つき合うにしても将来のパートナーとしての関係を意識するため、そうライトに踏み出せない。
それに対して、3分の1がカップルになっているシェアハウスは、学生や20代前半の若い人が多く住んでいる。そのため、あまり結婚を意識せずに交際をスタートさせられる身軽さがある。
この分析、一面で言い得ていると思います。
ですが、それだけかなぁ?というのが、私の何となくの感慨。
というのも、私自身、アラサーですが、そのケースにしっくりと当てはまるような感じがしていないからです。
そもそも、なのです。
恋愛を育むのにシェアハウス生活は向くかどうか?
私は、基本的に、不向きだと思います。
こう言うと、「じゃあ付き合っている人たちはどうなるの?」と言われそうですが……あえて私はこう言う。
恋愛猶予期間中なのだ、と。
「ある特定の人と2人だけの関係を築いていく」ことを今という段階において人生の最優先事項にしていない人たちの集まりなのだ、と。
付き合っている相手の有無問わず、シェアハウスに住んでいる人たちはどこか、恋愛以外の目的を第一に求めているからこそシェアハウスという環境を選択し続けているのだと思います。
「えーー!! 私、結婚したいと思ってるよ!!」というシェアメイトの声が聴こえてきそうですが……。
でも、なのです。
それってどういうことか?
その背景に次回、迫っていきたいと!思います。
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