シェアハウス住人たちは、恋愛モラトリアムな人々。
本質的な意味で、恋愛に本腰を入れているわけではない。
前回まで、こんな持論を展開しましたが……。
「じゃあ、シェアハウス内で実際に付き合っている人たちはどういうこと? カップルが多いシェアハウスもあるって最初言ってたじゃん」
ですよね〜。
はて? 何ででしょうね?
と言ってしまっては身も蓋もないので……私が推測できる範囲で考えてみたいと思います。
「あそこのシェアハウスにはたくさんカップルが誕生しているらしい」という話を聞いたときに、パッとある光景が私の頭の中に浮かびました。
サークル内恋愛。
大学生だった皆さんは経験がある、もしくは周りでたくさん目撃しているのではないでしょうか?
大学入学と同時にサークルも入り、3か月〜半年くらい経った頃から、1年生の女子たちに彼氏ができ始める現象……よく見なかったですか?
(なぜか1年生の男子たちに彼女ができる現象をあまり見なかったのですが。)
あれは何だったのか?
と、言いつつ私もそこに乗っかった一人だったりして……。
私の入っていたサークルでは面白いことに、一人、また一人、と売れていくように1年女子たちに彼氏ができていったのです。
(そして、その相手はほとんどが2年生以上。)
そして、そのサークルは複数のカップルが集まったコミュニティ、と言っても過言ではないくらいのカップル成立率になったのです。
しばらくは私も蜜月の季節が続いたのですが、あるとき、私は「ほんとはもっとほかの活動をしたかったのだ」とハッとしたように思い立ち、サークルを辞めました。
すると……ほどなくしてコンビ解散となりました(笑)。
つまり私が言いたいのは。
あのとき多発したサークル内恋愛というのは、サークルというコミュニティだけが接点の、状況に左右されやすい関係だったということです。
……これが、シェアハウス内恋愛にどう敷衍できるのか?
考察は次回に続きます。
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