シェアハウスとルームシェア。
よくこの2つは混同されていると思います。そもそも、それぞれがしっかり定義されているのか?と言われると恐らくされていない。
シェアハウス関連業者の都合で定義すると、
・シェアハウス = シェアハウス専用の運営会社が管理するシェア物件
・ルームシェア = 個人間で一般賃貸物件をシェアしている物件
となっているようです。
まあ、シェアハウス関連業者の都合でやや強引に定義しているので、ユーザ目線ではないですね。
『一軒家を友達4人でシェアしている!僕らはシェアハウスに住んでいる。』と言ったとき、
業者都合で言うと、ルームシェアに該当してしまうのですが、ユーザ視点で言えば、これもれっきとしたシェアハウスです。
じゃあ、シェアハウスとルームシェアって似てるの?むしろ同じ?と思われる方も多いかと思いますが、実は結構違います。
その違いをザッと書いてみたいと思います。
空室リスク
シェアハウスの場合、残りの部屋の空室リスクは、運営会社が負担することになりますが、ルームシェアの場合、契約者本人がリスクを負担することになります。
例えば、20万円の物件を4人でルームシェアしていた場合、一人当たりの負担が5万円になるかと思いますが、途中で一人抜けるような事態が発生すると、一人当たりの負担が6.7万円と3割以上跳ね上がります。
こういったことはシェアハウスではありえません。
同居人
ルームシェアの場合、一番多いのは友人同士・兄弟姉妹同士などのようですが、シェアハウスの場合、入居者は運営会社が選定するので、基本的にはじぶん達で選べません。(必ずしもそうではありませんが。)
ルームシェアの方が似たもの同士集まりやすいのに対して、シェアハウスの方がいろんな人種が集まりやすいという側面があると思います。
ルール
シェアハウスの場合は、運営会社がルールを設けているケースが多いですが(これも必ずしもそうではない)、
ルームシェアの場合は、結構ザルなケースが多いし、自分達で話し合って決めていかなければならない。
でも、難しいのはルール決めよりも、ルールを守ることの方。
大体ルールは破られますからね(笑
そんな時、仲介役となってくれる運営会社がいた方が安心感があります。
当事者同士で解決することが出来ればいいのですが、亀裂が生じてしまうケースもあるので、そういう時は仲介役が欲しいところですね。
家具/家電
シェアハウスの場合は、最初から家具/家電が用意されているケースが多いので、必要最小限のものがあれば、生活をスタートすることが出来ますが、
ルームシェアの場合は、家具/家電を買い揃える必要があります。
僕がルームシェアをやったときは、僕も含め同居人全員一人暮らしからの引越だったので、冷蔵庫・洗濯機などは持ち寄って何とかなりましたが、共用部のソファやテーブル、そしてテレビなどは共同購入いたしました。
なお、共同購入した物は、解散するときにジャンケンで勝った順で欲しいものを持っていきました(笑
敷金/礼金/仲介手数料
ルームシェアの場合は、一般の賃貸物件をシェアしているだけですので、通常と同じで、敷金/礼金/仲介手数料が掛かるケースが多いですが、シェアハウスにおいては、保証金(デポジット)がかかるケースがあるものの、初期費用に賃料○カ月分かかるってことはあまりありません。
初期コストは、おそらくシェアハウスの方が安くつくケースが多いと思います。
他にも違いはいろいろあると思うのですが、、、
心理的負担(知らない人と住む方がドキドキしますよね!)とか、シェアハウスの方が設備豪華になるケースが多いとかとか、、。
個人的な主観ですが、ランニングコストはルームシェアの方が安くつくと思います。
例えば、渋谷駅から10分かからない祐天寺の4LDKの一軒家の賃料は、188,000円だったりします。
こちら。
この物件を4人でシェアすれば、一人当たりの賃料は47,000円!
この立地でこの広さでこの賃料は、シェアハウスでは難しい!
これとほぼ同スペックの物件がシェアハウスになると、
恐らく賃料が6.7~7.8万円/一部屋になると予想されます。
当然、こういった掘り出し物件が必ず見つかるわけではないのですが、見つかったときのコストパフォーマンスは圧倒的ですね!
自分自身がどこを一番重視するか?によって、上手くシェアハウスとルームシェアを使い分けたいところです。